NetworkManagerによる特別なネットワークオプションの設定に関するよくある質問は、次のとおりです。
デフォルトでは、NetworkManager内の接続は、デバイスタイプ固有の接続であり、同じタイプのすべての物理デバイスに適用されます。接続タイプごとに複数の物理デバイスを利用できる(たとえば、コンピュータに2つのイーサネットカードが搭載されている)場合は、所定のデバイスのハードウェアアドレス(つまり、MACアドレス)を明示的に指定することで、そのデバイスに接続できます。
デバイスのMACアドレスを調べるには、アプレット/ウィジェットから入手できるか、またはコマンドラインツール(nm-toolまたはifconfigなど)の出力を使用します。次に、GNOMEコントロールセンタからの順に選択するか、またはKDE 4内でからの順に選択して、ネットワーク接続を設定するダイアログを開始します。変更したい接続を選択し、をクリックします。タブまたはタブで、デバイスのを入力し、で変更を確定します。
異なる無線帯域(a/b/g/n)を持つ複数のアクセスポイントが利用可能な場合、デフォルトでは、最も強い信号を持つアクセスポイントが自動的に選択されます。このデフォルトを無効にするには、ワイヤレス接続の設定時にフィールドを使用します。
BBSID(Basic Service Set Identifier)は、各Basic Service Setを一意に識別します。インフラストラクチャBasic Service Setでは、BSSIDは、ワイヤレスアクセスポイントのMACアドレスです。独立型(アドホック)Basic Service Setでは、BSSIDは、46ビットの乱数から生成されローカルに管理されるMACアドレスです。
GNOMEコントロールセンタからの順に選択するか、またはKDE 4内で からの順に選択して、ネットワーク接続を設定するダイアログを開始します。変更したいワイヤレス接続を選択し、をクリックします。タブで、BSSIDを入力します。
プライマリデバイス(インターネットに接続するデバイス)には、特別な設定は必要ありません。ただし、ローカルハブまたはローカルコンピュータに接続するデバイスは、次の手順で設定する必要があります。
GNOMEコントロールセンタからの順に選択するか、またはKDE 4内で からの順に選択して、ネットワーク接続を設定するダイアログを開始します。変更したい接続を選択し、をクリックします。タブに切り替えます。ドロップダウンリストから、を選択します。これで、IPトラフィックの転送が有効になり、デバイス上でDHCPサーバが実行されます。NetworkManagerで変更内容を確認します。
DCHPサーバは、ポート67を使用するので、サーバがファイアウォールでブロックされないことを確認してください。そのためには、まず、接続を共有するコンピュータでYaSTを起動し、の順に選択します。カテゴリに切り替えます。がとして表示されていない場合は、からを選択し、をクリックします。YaSTで変更内容を確認してください。
DHCPサーバが無効なDNS情報(および/またはルート)を提供する場合は、次の手順でそれを無効にできます。GNOMEコントロールセンタからの順に選択するか、またはKDE 4内で からの順に選択して、ネットワーク接続を設定するダイアログを開始します。変更したい接続を選択し、をクリックします。タブに切り替え、ドロップダウンリストから、を選択します。およびのフィールドにDNS情報を入力します。をクリックして、追加ルートを追加して、自動ルートを上書きします。変更内容を確認します。
そのような目的に使用できるsystem connectionを定義します。詳細については、セクション 23.7, NetworkManagerとセキュリティを参照してください。