16.4 ディスプレイの回転

KRandRTray(KDE)またはgnome-display-properties(GNOME)を使用すると、オンザフライで、ディスプレイの回転やサイズ変更を手動で行うことができます。KRandRTrayおよびgnome-display-propertiesは両方とも、XサーバのRANDR拡張用アプレットです。

メインメニューからKRandRTrayまたはgnome-display-properties を起動するか、krandrtrayまたはgnome-display-propertiesを入力して、シェルからアプレットを起動します。アプレットを起動すると、通常、アプレットアイコンがシステムトレイに追加されます。gnome-display-propertiesアイコンがシステムトレイに自動的に表示されない場合は、[Show Displays in Panel][Monitor Resolution Settings]ダイアログでオンになっているかかどうかを確認してください。

KRandRTrayでディスプレイを回転するには、アイコンを右クリックし、[ディスプレイの設定]を選択します。設定ダイアログから、該当する向きを選択します。

gnome-display-propertiesでディスプレイを回転するには、アイコンを右クリックし、該当する向きを選択します。ディスプレイが新しい方向にすぐに回転します。また、グラフィックタブレットの向きも変更されるので、(ディスプレイの向きが変わっても)ペンの動きを正しく解釈できます。

デスクトップの向きの変更で問題がある場合は、セクション 16.7, トラブルシューティングで詳細を参照してください。