5.1 10台以下のワークステーションへの導入

SUSE Linux Enterprise Serverを 1~ 10台のワークステーションにインストールする場合、最も手軽で簡単な方法は、手動インストールで各ワークステーションにSUSE Linux Enterprise Serverを導入することです。詳細は、セクション 6.0, YaSTによるインストール;を参照してください。手動インストールは、要件に応じてさまざまな方法で行うことができます。

SUSE Linux Enterprise Serverメディアからのインストール

ネットワークに接続しない1台のワークステーションにインストールする場合は、この方法を検討してください。

SLPを使ったネットワークサーバからのインストール

1~数台のワークステーションにインストールする場合で、SLPでアナウンスされたネットワークインストールサーバを利用できる場合は、この方法を検討してください。

ネットワークサーバからのインストール

1~数台のワークステーションにインストールする場合で、ネットワークインストールサーバを利用できる場合は、この方法を検討してください。

表 5-1 SUSE Linux Enterprise Serverメディアからのインストール

インストールソース

SUSE Linux Enterprise Serverメディアキット

手動操作を必要とするタスク

  • インストールメディアの挿入

  • インストールターゲットのブート

  • メディアの交換

  • YaSTインストール範囲の指定

  • YaSTシステムを使ったシステムの設定

リモートコントロールされるタスク

なし

詳細

表 5-2 SLPを使ったネットワークサーバからのインストール

Installation Source

SUSE Linux Enterprise Serverインストールメディアのあるネットワークインストールサーバ

手動操作を必要とするタスク

  • ブートディスクの挿入

  • インストールターゲットのブート

  • YaSTインストール範囲の指定

  • YaSTシステムを使ったシステムの設定

リモートコントロールされるタスク

なし、ただし、この方法とVNCとの組み合わせ可能

詳細

セクション 6.1.1, SLPを使ったネットワークサーバからのインストール

表 5-3 ネットワークサーバからのインストール

Installation Source

SUSE Linux Enterprise Serverインストールメディアのあるネットワークインストールサーバ

手動操作を必要とするタスク

  • ブートディスクの挿入

  • ブートオプションの指定

  • インストールターゲットのブート

  • YaSTインストール範囲の指定

  • YaSTシステムを使ったシステムの設定

リモートコントロールされるタスク

なし、ただし、この方法とVNCとの組み合わせ可能

詳細

セクション 6.1.2, SLPを使用しないネットワークソースからのインストール