2.2 zmanコマンドラインユーティリティ

zmanユーティリティには、ZENworksコントロールセンター大半は実行できません。

zmanユーティリティの主要な目的は、スクリプトによって操作を実行できるようにすることです。ただし、コマンドラインから手動で操作を実行することもできます。

2.2.1 ディレクトリ

このユーティリティは、次の場所のすべてのZENworksサーバにインストールされます。

%ZENWORKS_HOME%\bin

%ZENWORKS_HOME%は、ZENworksのインストールパスを示します。Windowsでは、デフォルトパスはc:\novell\zenworks\binです。Linux*では、デフォルトパスはopt/novell/zenworks/binです。

2.2.2 構文

zmanユーティリティの基本的な構文は次のとおりです。

zman category-action [options]

たとえば、デバイスのインベントリスキャンを開始するには、次のコマンドを使用します。

zman inventory-scan-now device/servers/server1

ここで、inventory-scan-nowはcategory-actionとなり、device/servers/server1はスキャン対象のデバイスのフォルダパスを指定するオプションです。

2.2.3 コマンドのヘルプ

コマンドを理解するには、オンラインヘルプを使用するか、『ZENworks 10 Asset Managementコマンドラインユーティリティリファレンス』の「zman(1)」を参照するのが最も効果的です。

オンラインヘルプを使用するには、次の手順に従います。

  1. ZENworksサーバのコマンドプロンプトで「zman --help」と入力します。

    このコマンドでは、基本的な使用法(構文)および使用可能なコマンドカテゴリのリストが表示されます。または次のように入力してヘルプを使用することもできます。

    コマンド

    説明

    zman --help | more

    カテゴリ別にすべてのコマンドが一覧表示されます。

    zman category --help | more

    カテゴリ内のすべてのコマンドが一覧表示されます。

    zman command --help | more

    コマンドのヘルプが表示されます。