5.1 Windowsサーバ上のZENworksサービス

Windows*サーバで実行されるZENworksサーバには、次の表に示すサービスが含まれています。サービスはすべて、ZENworks 10製品(Configuration Management、Asset Management、およびPatch Management)のライセンシングやアクティベーションの状況に関わらず、常にインストールされます。使用する製品に必要のないサービスは、無効化されます。

表 5-1 Windows上のZENworksサービス

サービス

サービス名

説明

プロキシDHCPサービス

novell-proxydhcp

標準DHCPサーバとともに使用して、Novell® TFTPサーバのIPアドレスを、PXEが有効なデバイスに通知します。

TFTPサービス

novell-tftp

イメージングタスクの実行に必要なファイルを要求するために、PXEが有効なデバイスによって使用されます。

ZENworksエージェントサービス

zenworkswindowsservice

novell-zmd

管理対象デバイスとしてサーバを有効にするために使用します。

ZENworksデータストア

dbsrv10

ZENworks オブジェクトおよびリソースの保存に使用される、組み込みデータベースです。

ZENworksローダ

ZENLoader

ZENworksサーバタスクを実行するJava*サービスをロードおよび制御するために使用されます。

ZENworks Prebootポリシーサービス

novell-zmgprebootpolicy

割り当てられたPrebootポリシーおよびプレブートワークを確認するために、PXEが有効なデバイスによって使用されます。

ZENworks Prebootサービス

novell-pbserv

イメージングサービスをデバイスに提供するために使用されます。これには、イメージファイルの送受信、割り当てられたプレブートバンドルの検出、マルチキャストイメージングのセッションマスタとしての機能などがあります。

ZENworks Remote Management(ZENworksリモート管理)

nzrwinvnc

サーバのリモート管理を有効にするために使用されます。

ZENworksサーバ

zenserver

ZENworksエージェントと通信するために使用されます。

ZENworks Services Monitor

zenwatch

ZENworksサービスのステータスを監視するために使用されます。

ZENworks Imaging Agent

ziswin

(管理対象デバイスとして)サーバにイメージセーフデータを保存および復元するために使用されます。ZENworksエージェントによって起動された場合のみ実行されます。

ZENworksサーバの\novell\zenworks\binディレクトリにあるサービスです。ZENworksサービスの制御の詳細については、次のセクションを参照してください。

5.1.1 ZENworksサービスのステータスの確認

  1. サーバで[スタート]をクリックし、[管理ツール]>[サービス]の順に選択します。次に、「表 5-1」に一覧表示されているサービスのステータスを確認します。

5.1.2 ZENworksサービスの開始

  1. サーバで[スタート]をクリックし、[管理ツール]>[サービス]の順に選択します。

  2. 開始するサービスを選択し(表 5-1を参照)、[サービスの開始]をクリックします。

    ZENworksサービスはZENworksサーバの起動時に開始するので、通常は再起動する必要はありません。サービスを頻繁に再起動する必要がある場合は、サーバのハードウェアがZENworksの最小要件を満たしていることを確認してください。サーバのRAMが不足すると、ZENworksサービスの実行を続行できない場合があります。詳細については、『ZENworks 10 Asset Managementインストールガイド』の「プライマリサーバ要件」を参照してください。

5.1.3 ZENworksサービスの停止

  1. サーバ上で、[開始]をクリックし、次に、[管理ツール]>[サービス]の順にクリックします。

  2. 中止するサービスを選択し(表 5-1を参照)、[サービスの中止]をクリックします。