6.1 サテライトの役割について

6.1.1 コレクション役割の理解

ZENworksデータベースをホストしているZENworksプライマリサーバへのトラフィックを最小化して、デバイスのグループの情報のロールアップアクセスを向上させるには、デバイスのコレクション役割を有効にします。たとえば、ネットワークセグメントの外側にあるプライマリサーバに情報をロールアップしているデバイスがある場合、そのセグメント内の他のデバイスからの情報を受諾して、ネットワークセグメント内のデバイスのコレクション役割を有効にすることにより、ネットワークトラフィックを最小化できます。そのコレクション役割デバイスは、情報をロールアップするそのセグメントからプライマリサーバへの、唯一のデバイスになります。

管理対象デバイスのコレクション役割を有効にできます。コレクション役割は、ZENworks Adaptive Agentとともにインストールされるコレクション役割モジュールのみを必要とします。管理対象デバイスでコレクション役割を有効にするまでは、モジュールは停止しています。

デバイスでコレクション役割を有効にすると、任意のZENworksプライマリサーバをその親サーバに割り当てることができます。コレクション役割デバイスは、その親プライマリサーバにのみ情報をアップロードします。親プライマリサーバが別のプライマリサーバの子でない場合、データベースに情報が直接書き込まれます。親プライマリサーバが別のプライマリサーバの子である場合、その親プライマリサーバに情報が渡され、データベースに情報が書き込まれます。

ロールアップされる情報には、が含まれます。編集可能なロールアップスケジュールがあります。

6.1.2 コンテンツ役割の理解

コンテンツは、で構成されます。

別のプライマリサーバを作成することなく一組のデバイスに対してコンテンツアクセスを向上させるには、デバイスに対してコンテンツ役割を作成できます。たとえば、ネットワークセグメントの外側にあるプライマリサーバにアクセスするデバイスがある場合、これらのデバイスにサービスを提供するネットワークセグメント内のデバイスでコンテンツ役割を作成できます。

コンテンツ役割は、プライマリサーバと同じコンテンツ配信サービスを提供しますが、ZENworks Adaptive Agentとともにインストールされるコンテンツ役割のモジュールのみが必要です。管理対象デバイスでそれを有効にするまでは、モジュールは停止しています。

デバイスのコンテンツ役割を有効にするとき、プライマリサーバをその親コンテンツサーバに割り当てます。コンテンツ役割のサテライトは、その親プライマリサーバからのみコンテンツをダウンロードします。したがって、コンテンツ役割サテライト上でホストされるコンテンツは、すべて、その親プライマリサーバでもホストされる必要があります。