10.2 ソフトウェア使用状況カスタムレポートの使用

ZENworksコントロールセンターでは、カスタムレポートを作成および実行して、管理ゾーンのソフトウェア使用状況を分析するために使用できます。詳細は次を参照してください。

10.2.1 利用可能なカスタムレポート

ZENworks Asset Managementには4種類のサンプルカスタムレポートがあり、作成できる異なる種類のソフトウェア使用状況レポートの例となっています。

  • 90日間に使用されていないSW Apps: 過去90日間に使用されていないアプリケーションが表示されます。

  • 仮想マシン上でのSW使用状況: 管理ゾーン内の仮想マシン上でのソフトウェア使用状況が表示されます。

  • 最近7日間に使用された不審なソフトウェアを含むワークステーション: 過去7日間に使用された疑わしいソフトウェアが含まれるワークステーションが表示されます。

10.2.2 カスタムレポートの実行

  1. ZENworksコントロールセンターで、[Asset Management]タブをクリックします。

  2. ソフトウェア使用状況]タブをクリックします。

  3. [ソフトウェアの使用のカスタムレポート]パネルで、実行するレポートが含まれるフォルダをクリックします。

    各フォルダ内のレポートの数が[レポートカウント]カラムに表示されます。

  4. レポートをクリックします。

    レポート定義が表示されます。レポート定義の編集の詳細については、セクション 10.2.6, カスタムレポートの編集を参照してください。

  5. 左隅の[実行]をクリックします。

    [レポート]ページで、レポートのさまざまなリンクをクリックして追加情報を表示します。レポートは、それに対応するリンクをクリックして、Excel、CSV、またはPDF形式でエクスポートできます。

10.2.3 カスタムレポートの作成

  1. ZENworksコントロールセンターで、[Asset Management]タブをクリックします。

  2. ソフトウェア使用状況]タブをクリックします。

  3. [ソフトウェアの使用のカスタムレポート]パネルで、レポートを保存するフォルダをクリックするか、または[新規]をクリックしてフォルダ名を指定し、[OK]をクリックして新しいフォルダを作成します。

  4. [カスタムレポート]パネルで、[新規]をクリックします。

  5. 名前]フィールドで名前を指定します。

  6. レポートタイプを選択します。タイプは次のとおりです。

    • 合計ソフトウェア使用状況

    • ローカルソフトウェア使用状況

    • サービスソフトウェア使用状況

    • Webソフトウェア使用状況

    • ソフトウェアファイル使用状況

    • ネットワークソフトウェア使用状況

  7. レポートのフォーカスを選択します。

  8. 続行]をクリックします。

  9. 次のフィールドに入力します。

    名前: ステップ 5で入力した名前が表示されます。IDは、必要に応じて変更できます。

    フォルダ: ステップ 3で選択したフォルダが表示されます。IDは、必要に応じて変更できます。

    説明: レポートの説明を指定します。

    タイプ: 選択したレポートタイプが表示されます。

    列: 左側にあるリストからレポートに含めるデータを選択します。矢印アイコンを使用して、選択したデータを右側のリストに移動します。複数のオプションを同時に選択するには、<Ctrl>キーを押しながらクリックします。上下アイコンを使用してデータの表示方法を配列します。

    基準: ファイル基準を[フィールド]、[オペレータ]、および[]フィールドで選択します。フィルタを追加するには[+]アイコンを使用します。フィルタを削除するには[-]アイコンを使用します。[OR]または[AND]をクリックして、2つのオペレータを切り替えます。

    サマリ条件: サマリフィルタ条件を[フィールド]、[オペレータ]、および[]フィールドで選択します。フィルタを追加するには[+]アイコンを使用します。フィルタを削除するには[-]アイコンを使用します。[OR]または[AND]をクリックして、2つのオペレータを切り替えます。

  10. 保存]をクリックします。

    次回[カスタムページ]を開くと、[カスタムレポート]パネルにレポートが表示されます。

10.2.4 カスタムレポートのスケジュールと通知の送信

レポートを自動的に実行して、レポートが準備できたら指定したユーザに通知を送信するようにスケジュールすることができます。

電子メール通知を送信する場合は、SMTP電子メールサーバを前もって定義しておく必要があります。これは[SMTP設定]オプション([環境設定]タブ>[管理ゾーンの設定]パネル>[イベントとメッセージング]>[SMTP設定])で実行されます。

  1. ZENworksコントロールセンターで、[Asset Management]タブをクリックします。

  2. ソフトウェア使用状況]タブをクリックします。

  3. [ソフトウェアの使用のカスタムレポート]パネルで、スケジュールするレポートが含まれるフォルダをクリックします。

  4. スケジュール設定したいレポートをクリックします。

  5. スケジュール/通知]をクリックします。

  6. 次のフィールドに入力します:

    開始日: カレンダアイコンをクリックして、日付を指定します。

    頻度: 通知を送信する頻度を選択します。年、月、週、日、一度、またはなし。

    出力: レポートを保存するか、レポートの準備ができたことを知らせる電子メール通知を送信するか、または両方を選択します。結果を保存するか、または一致したレコードが検出されたときにのみ通知を送信するかを選択することもできます。電子メールアドレスの設定の詳細については、セクション 10.2.5, 通知を送信する電子メールアドレスの設定を参照してください。

    最大レコード: 保存するレコードの最大数を指定します。

  7. 送信]をクリックします。

    レポートはスケジュールした時間に実行されます。

10.2.5 通知を送信する電子メールアドレスの設定

カスタムレポートが実行されたときに選択したユーザに通知を送信できます。これを行うには、通知先の電子メールアドレスをZENworksコントロールセンターにインポートする必要があります。通知の送信の詳細については、セクション 10.2.4, カスタムレポートのスケジュールと通知の送信を参照してください。

[アセットインベントリ]ページの[電子メールアドレス]パネルでは、電子メールアドレスをインポートできます。これらのアドレスを使用して、レポート定義の設定に従って、カスタムレポートの準備ができたら通知を送信できます。以前にインポートした電子メールアドレスは、ユーザの名前と一緒にパネルに一覧表示されています。

電子メールアドレスをインポートするには、次の手順に従います。

  1. ZENworksコントロールセンターで、[環境設定]タブをクリックします。

  2. アセットインベントリ]タブをクリックします。

  3. [電子メールアドレス]パネルで、[アクション]>[電子メールアドレスの管理]をクリックします。

  4. インポート元]フィールドで、[インベントリデータ]または[カンマ区切りファイル]のいずれかを選択します。

    インベントリデータ]を選択した場合は、インベントリスキャンで検出された電子メールアドレスがインポートされます。

    カンマ区切りファイル]を選択した場合は、[電子メールアドレスファイル]フィールドにファイルの場所を指定します。

  5. インポート]をクリックします。

  6. 閉じる]をクリックします。

すべての電子メール情報を削除するには、次の手順に従います。

  1. ZENworksコントロールセンターで、[環境設定]をクリックします。

  2. アセットインベントリ]タブをクリックします。

  3. [電子メールアドレス]パネルで、[アクション]>[電子メールアドレスの管理]をクリックします。

  4. 削除]をクリックします。

  5. OK]をクリックします。

    すべての電子メール情報が削除されます。

10.2.6 カスタムレポートの編集

  1. ZENworksコントロールセンターで、[Asset Management]タブをクリックします。

  2. ソフトウェア使用状況]タブをクリックします。

  3. [ソフトウェアの使用のカスタムレポート]パネルで、編集するレポートが含まれるフォルダをクリックします。

  4. レポートをクリックします。

  5. 左隅の[編集]をクリックします。

  6. 次のフィールドを編集します。

    名前: レポートの名前。

    フォルダ: レポートを保存するフォルダ。

    説明: レポートの説明。

    列: 左側にあるリストからレポートに含めるデータを選択します。矢印アイコンを使用して、選択したデータを右側のリストに移動します。複数のオプションを同時に選択するには、<Ctrl>キーを押しながらクリックします。上下アイコンを使用してデータの表示方法を配列します。

    基準: ファイル基準を[フィールド]、[オペレータ]、および[]フィールドで選択します。フィルタを追加するには[+]アイコンを使用します。フィルタを削除するには[-]アイコンを使用します。[OR]または[AND]をクリックして、2つのオペレータを切り替えます。

    サマリ条件: サマリフィルタ条件を[フィールド]、[オペレータ]、および[]フィールドで選択します。フィルタを追加するには[+]アイコンを使用します。フィルタを削除するには[-]アイコンを使用します。[OR]または[AND]をクリックして、2つのオペレータを切り替えます。

  7. 保存]をクリックします。

10.2.7 カスタムレポートの移動

  1. ZENworksコントロールセンターで、[Asset Management]タブをクリックします。

  2. ソフトウェア使用状況]タブをクリックします。

  3. [ソフトウェアの使用のカスタムレポート]パネルで、移動するレポートが1つ以上含まれるフォルダをクリックします。

  4. 移動するレポートを選択します。

  5. [編集]>[移動]の順にクリックします。

  6. 新しいフォルダの場所を選択します。

  7. OK]をクリックします。

10.2.8 カスタムレポートまたはフォルダの削除

カスタムレポートを削除するには、次の手順に従います。

  1. ZENworksコントロールセンターで、[Asset Management]タブをクリックします。

  2. ソフトウェア使用状況]タブをクリックします。

  3. [ソフトウェアの使用のカスタムレポート]パネルで、削除するレポートが含まれるフォルダをクリックします。

  4. 削除するレポートを選択します。

  5. 削除]をクリックします。

フォルダ(およびフォルダ内のレポート)を削除するには、次の手順に従います。

  1. ZENworksコントロールセンターで、[Asset Management]タブをクリックします。

  2. ソフトウェア使用状況]タブをクリックします。

  3. [ソフトウェアの使用のカスタムレポート]パネルで、削除するフォルダを選択します。

  4. 削除]をクリックします。

10.2.9 日付およびタイトルでのスケジュールレポートの表示

スケジュールごとに実行されるレポートはデータベースに保存されます。これらのレポートはタイトルまたは日付で参照できます。レポートのスケジュール設定の詳細については、セクション 10.2.4, カスタムレポートのスケジュールと通知の送信を参照してください。

スケジュールレポートを日付またはタイトルで表示するには、次の手順に従います。

  1. ZENworksコントロールセンターで、[Asset Management]タブをクリックします。

  2. ソフトウェア使用状況]タブをクリックします。

  3. [ソフトウェアの使用のカスタムレポート]パネルで、次のいずれか1つをクリックします。

    • [アクション]>[スケジュール済みレポートの結果を日付ごとに表示]

    • [アクション]>[スケジュール済みレポートの結果をタイトルごとに表示]

    [グループごとのスケジュール済みレポート]ページが開き、日付またはタイトルでグループ化された保存済みのスケジュール済みカスタムレポートとレポート件数が表示されます。日付またはタイトルをクリックして、レポートの選択や表示ができる[スケジュール済みレポート]ページを開きます。レポートのグループを削除するには、グループを選択して[削除]をクリックします。

10.2.10 新しいレポート定義のインポート

レポートをZENworks Asset Management 7.5で定義した場合は、ZENworksコントロールセンターにインポートできます。ZENworksコントロールセンターによってエクスポートされたレポートを再インポートすることもできます。インポートには、事前定義したXML形式が必要です。

レポート定義をインポートするには、次の手順に従います。

  1. ZENworksコントロールセンターで、[Asset Management]タブをクリックします。

  2. [ソフトウェアの使用のカスタムレポート]パネルで、[アクション]>[新規レポート定義のインポート]の順にクリックします。

  3. クエリインポートファイル]フィールドにファイルを指定するか、または[ブラウズ]をクリックして検索します。

  4. インポート]をクリックします。