2.3 ZENworksレポーティングサーバのインストール

  1. 次のいずれかの方法を使用して、ZENworksレポーティングサーバのインストールプログラムを起動します。

    • GUI(グラフィカルユーザインタフェース)のインストール
      1. インストールサーバで、Novell ZENworks 10 Configuration Management with SP2 Reporting Server DVD for Windowsを挿入します。

        Windowsデバイスでは、DVDを挿入するとインストールが自動的に開始されます。表示されたインストールページから言語を選択することもできます。インストールが自動的に開始されない場合は、DVDを挿入した後にsetup.exeルートから実行します。

        Linuxデバイスの場合は、DVDをマウントして、sh /media/cdrom/setup.shを実行します。

    • コマンドラインインストール(Linuxのみ)
      1. インストールサーバで、 Novell ZENworks 10 Configuration Management with SP2 Reporting Server Novell ZENworks 10 Asset Management with SP2 Reporting Server DVD for Linuxを挿入します。

      2. DVDをマウントします。

      3. すべてのユーザ(「others」を含む)が読み込みおよび実行アクセスを持つディレクトリにコマンドラインインストールを開始するには、DVDをマウントするか、またはDVDのファイルを一時的に/rootディレクトリ以外の適当な場所にコピーします。

        コピーしたファイルとその親ディレクトリに、すべてのユーザ(「others」を含む)が読み込みおよび実行アクセスを持つことを確認します。

      4. 次のコマンドを実行します。

        /mount_location/setup.sh -e
        
    • サイレントモードインストール
      1. 次のコマンドを使用して、サイレントインストール環境設定ファイルを作成します。

        setup.exe/setup.sh -s

      2. サイレントインストール環境設定ファイルをテキストエディタで開きます。

      3. ADMINISTRATOR_PASSWORD=を検索します。

      4. $lax.nl.env.ADMIN_PASSWORD$を実際のパスワードに置き換えます。

        たとえば、パスワードがnovellの場合、エントリは次のようになります。

        ADMINISTRATOR_PASSWORD=novell.
        
      5. サイレントインストール環境設定ファイルを保存して、テキストエディタを終了します。

      6. 次のコマンドを使用して、サイレントインストール環境設定ファイルを実行します。

        setup.exe/setup.sh -s -f path_to_the_silent_install file

  2. インストール中にインストールに必要なデータの詳細を表 2-1, インストール情報内の情報で参照してください。

    GUIインストールを使用している場合は、[ヘルプ]ボタンをクリックして同様の情報を参照することができます。

    コマンドラインの場合は、「back」と入力して<Enter>を押すと、前のインストールオプションに戻って変更することができます。

    どちらの場合も、インストールプロセスを完了する手順の一部としてデータベースのアップデートが含まれており、このプロセス中はCPU使用率が高くなります。このため、サービスの起動が遅くなる可能性があります。

  3. (オプション) LinuxサーバでOracleデータベースを選択した場合は、環境変数LD_LIBRARY_PATHが、$ORACLE_HOME/libまたは$ORACLE_HOME/lib32が含まれるディレクトリのパスに設定されているかどうかを確認します。環境変数LD_LIBRARY_PATHがない場合は、環境変数に追加して、その値を、$ORACLE_HOME/lib32が含まれるディレクトリのパスに設定します。$ORACLE_HOME/lib32へのパスが有効なパスでない場合は、環境変数の値を、$ORACLE_HOME/libが含まれるディレクトリのパスに設定します。

重要:ZENworks 10 Configuration Management SP2 ZENworksレポーティングサーバはメディアからのみインストールできます。ネットワークドライブへマッピングしてインストールすることはできません。

2.3.1 インストール情報

必要な情報がインストールフローの順番でリストに表示されています。

表 2-1 インストール情報

インストール情報

説明

インストールパス

ZENworksレポーティングサーバはZENworks 10 Configuration Management SP2インストールフォルダ%ZENWORKS_HOME%\share\boe(Windows)または$ZENWORKS_HOME/share/boe(Linux)にインストールされます。

前提条件

  • ユーザ名とパスワードを入力するよう、インストーラによってプロンプトが表示されます。この場合、ZENworksゾーンのスーパー管理者のユーザ名とパスワードを指定します。

  • インストーラは、ZENworks 10 Configuration Managementサーバがデバイスにインストールされているかどうかをチェックします。

  • 資格情報が正しければ、インストーラは、デバイスの空きディスク容量、オペレーティングシステム、システムアーキテクチャなど、その他の前提条件をチェックします。さらに、ZENworks 10 Configuration Management (SP2)がOracleデータベースにインストールされている場合、ZENworksレポーティングサーバインストーラは、デバイスにOracleクライアントがインストールされているかどうかチェックします。Oracleクライアントが見つからなかった場合、エラーが表示され、インストールは終了します。

  • 必要な前提条件を満たしていない場合、インストールを続行することはできません。満たされていない前提条件は、GUIに表示されるか、コマンドラインに一覧にされます。

 

重要:ZENworksレポーティングサーバのインストール後に認証局(CA)タイプを変更することはできません。

デフォルトの復元]ボタンはこのページに最初にアクセスしたときに表示されるパスを復元します。

インストール前の概要

GUIインストール: この時点までに入力した情報を変更するには、[前へ]をクリックします。インストールを開始するには、[インストール]をクリックします。

インストールを終了するには、[キャンセル]をクリックします。インストールをキャンセルした場合、ロールバックは実行されません。

コマンドラインインストール: この時点までに入力した情報を変更するには、「back」と入力して<Enter>を押します。

インストールを終了するには、<Ctrl>+<C>を押します。インストールをキャンセルした場合、ロールバックは実行されません。

インストールの完了

インストールが正常に完了すると、確認が表示されます。