C.1 管理ソーンレベルでのTFTPディレクトリレプリケーション設定の実行

tftpディレクトリへの変更を管理ゾーンのすべてのイメージングサーバ(イメージング役割を持つプライマリサーバまたはサテライト)に複製するには、次の手順に従います。

  1. ZENworksコントロールセンターで、[環境設定管理]タブをクリックします。

  2. [管理ゾーンの設定]パネルで、[デバイス管理]>[起動前サービス]>[TFTPレプリケーション設定]の順にクリックします。

    管理ゾーンレベルでのTFTPレプリケーション設定
  3. Master Primary Server to Start the TFTP Replication(TFTPレプリケーションを開始するマスタプライマリサーバ)]フィールドで、 ブラウズアイ ン を指定またはクリックして、tftpディレクトリへの変更をゾーン内のその他すべてのサーバに複製するプライマリイメージングサーバを参照して 択します。

    選択したプライマリサーバに循環依存関係がないことを確認します。循環依存関係の解決方法の詳細については、セクション C.5, マスタプライマリサーバ上の循環依存関係の解決を参照してください。

    メモ:マスタプライマリサーバとしてLinuxイメージングサーバを選択した場合、マスタプライマリサーバの/srv/tftpディレクトリに手動で追加されたすべてのファイルにzenworks所有権があることを確認してください。ファイルの所有権をzenworksに変更するには、chown zenworks:zenworks ファイル名コマンドを使用します。

  4. (条件付き)ゾーン内の特定のサーバに対してtftpディレクトリの変更を複製したくない場合は、[除外サーバ]ペインで[追加]をクリックして、除外するサーバを選択します。

    サーバが[除外サーバ]リストに追加されます。

  5. tftpディレクトリの変更をサーバに複製する際のスケジュールを設定します。スケジュールの設定のほか、レプリケーションを即座に開始することもできます。

    • tftpディレクトリのレプリケーションを即座に開始するには、[TFTPフォルダのレプリケーション]フィールドで[すぐに開始]をクリックします。

    • スケジュールを設定するには、次の手順に従います。

      1. スケジュールタイプ]フィールドで次のスケジュールから1つを選択します:

      2. 次のフィールドに情報を入力します。

        フィールドの詳細については、上に一覧表示されている適切なスケジュールをクリックします。

  6. OK]をクリックします。

    tftpディレクトリの変更が、[除外サーバ]リストに登録されたサーバを除き、ゾーン内のすべてのサーバに複製されます。

  7. (オプション)レプリケーションステータスを表示するには、[TFTPレプリケーションステータス]フィールドの[ステータスの表示]をクリックします。

    [レプリケーションステータス]ダイアログボックスにステータスが表示されます。

    [レプリケーションステータス]ダイアログボックスには、tftpディレクトリのイメージングサーバへのレプリケーションステータスが表示されます。

    サーバごとに、次の情報が表示されます。

    • tftpディレクトリが複製されるイメージングサーバのホスト名

    • 変更の複製元のマスタイメージングサーバのホスト名

    • レプリケーションのステータス

      ステータス

      詳細

      保留中

      tftpディレクトリの変更内容のレプリケーションがマスタプライマリサーバで開始され、サーバがターゲットのイメージングサーバからの応答を待っています。

      成功

      tftpディレクトリ変更はマスタプライマリサーバからイメージングサーバに正常に複製されました。

      同期

      イメージングサーバのtftpディレクトリがマスタプライマリサーバのtftpディレクトリと同期しているため、複製する変更はありません。

      失敗

      tftpディレクトリのレプリケーションが失敗しました。詳細については、イメージングサーバのzmd-messages.logとマスタプライマリサーバのloader-messages.logを参照してください。

      zmd-messages.logファイルはWindowsサテライトの%ZENWORKS_HOME%\logs\LocalStore\、Linuxサテライトの /var/opt/novell/log/localstore/にあります。

      loader-messages.logは、Windowsプライマリサーバの%ZENWORKS_HOME%/log/と、Linuxプライマリサーバの/var/opt/novell/log/zenworks/ にあります。

    • レプリケーションが完了した日付または時刻。

      完了日は、本日以前に完了したすべてのレプリケーションについて表示されます。完了時刻は、本日完了したすべてのレプリケーションについて表示されます。日付、時刻、およびタイムゾーンを表示するには、マウスカーソルを表示された時刻または日付の上に移動させます。

    特定のイメージングサーバのレプリケーションステータスを表示するには、[名前フィルタ]フィールドでイメージングサーバのホスト名を指定し、 Searc  Icon をクリックします。

    リストでは、レプリケーションの完了時刻で、イメージングサーバをソートできます

    イメージングサーバのステータスエントリは次のシナリオでは、[レプリケーションステータス]ダイアログボックスから削除されます。

    • イメージング役割がサテライトから削除されています。

    • イメージングサーバが削除されています(ZENworks 10 Configuration Managementがプライマリサーバかセカンダリサーバのいずれかからアンインストールされています)。

2つのTFTPレプリケーションタスクがデバイスに連続して実行され、最初のタスクの完了前に2番目のタスクがトリガされると、最後にトリガされたレプリケーションでの変更(最初のタスクと2番目のタスクの累積)のみがデバイスに適用されます。