F.2 自動(作業の照会)モード

-autoモードコマンドを使用して、適切なプレブートサービスのデフォルト設定に基づいて、デバイスのイメージを自動的に作成します。ZENworksイメージングエンジンは、イメージングブートプロセスを中断せずに進行させた場合、またはLinuxプロンプトが表示されたときに次のコマンドを入力した場合に、このモードで実行されます。

このモードでは、ZENworksイメージングエンジンは、操作を行うよう、PROXYADDR環境変数に指定されたイメージングサーバにクエリを実行します。イメージングサーバは、関連するプレブートサービスデフォルト設定を確認し、イメージの取得や復元など、実行する必要があるイメージングタスク(ある場合)を判別します。ZENworksイメージングサーバは、それらのタスクを実行するようイメージングエンジンに指示を与えます。

他のイメージングサーバでのイメージの保存または取得を伴うタスクがある場合、イメージングサーバは作業を実行できるよう、ZENworksイメージングエンジンに対象のサーバを参照させます。

ZENworksイメージングエンジンは、作業を完了すると、結果を元のイメージングサーバに通信します。この結果は元のサーバに記録されます。

PROXYADDRは、CDまたはZENworksパーティション上にあるsettings.txtファイルで設定します。これは、イメージングCDからのブート時にconfigオプションを使用して編集できます。PROXYADDRには、IPアドレス、DNS名、またはローカルのhostsファイルにある名前を指定できます。

手動イメージングモードでブートする際に-autoコマンドを使用すると、イメージングスクリプトに含まれるタスクなどの一部のタスクでは、完了するために手動での操作が必要になる場合があります。

このモードにおける処理を制御する設定に関する詳細については、セクション 2.5, プレブートサービスデフォルトの設定(ZENworksイメージング向け)を参照してください。

自動モードを使用するには、次の手順に従います。

F.2.1 ZENworksイメージングエンジンメニューを使用した作業の照会

  1. ZENworksイメージングエンジンメニューを表示するには、次のように入力します。

    img
    
  2. 次のいずれかの操作を実行します。

    • メニューバーで[イメージング]をクリックし、[作業の照会]をクリックします。

    • タスクバーの[F9作業の照会]をクリックします。

    • <F9>キーを押します。

F.2.2 イメージング保守モードプロンプトを使用した作業の照会

自動モードを使用するには、次のコマンドを入力します。

img -auto

または

img -a