リモートウェイクアップを使用すると、ネットワーク内の電源が切断されている単一のまたは複数のノードの電源をリモートから入れることができます(ただし、ノード上のネットワークカードのリモートウェイクアップが有効にされている必要があります)。
管理対象デバイスの起動は、次の要件を満たしてから実行する必要があります。
管理対象デバイス上のネットワークカードがWake-ON-LANをサポートしていることを確認します。次に、管理対象デバイスのBIOS設定でWake-ON-LANオプションが有効になっていることも確認します。
管理対象デバイスがZENworks管理ゾーンに登録されていることを確認します。
リモートノードがソフト電源オフ状態になっていることを確認します。ソフト電源オフ状態とは、CPUの電源が切断されていて、ネットワークインタフェースカードが最小限の電力を使用している状態です。ハードオフ状態とは異なり、ソフトオフ状態のときには、コンピュータがシャットダウンされていても、コンピュータの電源接続はオンのままになります。
リモートウェイクアップを実行するには、次の手順に従います。
ZENworksコントロールセンターで、[
]をクリックします。[
]または[ ]をクリックして管理対象デバイスのリストを表示します。ウェイクアップするデバイスを選択します。
をクリックします。[起動]ダイアログボックスが表示されます。
次のいずれかのオプションを選択して、管理対象デバイスにウェイクアップ要求を送信するサーバを指定します。
サーバを自動的に検出する ZENworksでは管理対象デバイスにもっとも近いプライマリサーバを自動的に検出します。サーバとリモートデバイスが異なるサブネットに属する場合は、サブネットを接続するルータがサブネット向けブロードキャストをUDPポート1761で転送するよう設定されていることを確認します。
次のデバイスを使用します。 [
]をクリックして、起動するデバイスと同じサブネットに存在するプロキシデバイスを選択します。ルータがサブネット向けブロードキャストをUDPポート1761で転送するよう設定されている場合、プロキシは必要ありません。
(オプション)次のいずれかのオプションを選択して、ウェイクアップブロードキャストを送信するのに使用するIPアドレスを指定します。
IPアドレスを自動的に検出する ZENworksはサブネットのデフォルトのブロードキャストアドレスを自動的に検出し、ウェイクアップブロードキャストを管理対象デバイスに送信します。
次のIPアドレスを使用します。 ウェイクアップブロードキャストを管理対象デバイスに送信するIPアドレスを指定して、[
]をクリックします。[
]オプションで、デバイスをウェイクアップする再試行の回数を指定します。デフォルトでは、1です。[
]オプションで、2つの再試行の間の間隔を指定します。デフォルトでは、2分です。[
]をクリックします。[
]および[再試行間隔]オプションはゾーンレベルで設定されます。これらの値は、デバイスレベルで上書きできます。