リモート管理では、管理対象デバイスの問題をリモートで診断して分析できます。これにより、問題の解決に要する時間が短縮されると共に、問題の発生しているデバイスまで技術者が出向くことなく、問題を抱えているユーザを支援できるようになります。デスクトップを稼動させたまま診断を実行できるため、ユーザ側の生産性も向上します。
管理対象デバイスでリモート診断セッションを開始した場合は、リモート管理設定でそのデバイスの診断と問題解決のためにそのデバイスに設定された診断アプリケーションにのみアクセスできます。セッションの間、これらの診断アプリケーションは、アイコンとしてツールバーに表示されます。デフォルトでは、次の診断アプリケーションが、リモート管理設定に設定されています。
表 3-4 リモート管理ビューアのツールバーオプション
オプション |
ショートカットキー |
機能 |
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<Ctrl>+<Alt>+<Shift>+<P> |
セッションパフォーマンスを改善するフォーマットやエンコーディング、ログ、リモートカーソル処理などの様々なセッションパラメータを設定できます。 |
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<Ctrl>+<Alt>+<Shift>+<I> |
接続されている管理対象デバイスのホスト名、ポート、画面解像度、およびプロトコルバージョンを提供します。 |
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<Ctrl>+<Alt>+<Shift>+<F> |
全画面モードと通常モードを切り替えることができます。 |
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<Ctrl>+<Alt>+<Shift>+<H> |
[表示]ウィンドウを更新します。 |
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<Ctrl>+<Alt>+<Shift>+<T> |
管理対象デバイスとファイルを受け渡しするセッションを起動します。 このオプションが有効になるのは、[セクション 3.5, ファイル転送セッションの管理を参照してください。 ]オプションが、管理対象デバイスで有効なリモート管理ポリシーで有効な場合だけです。ファイル転送について詳しくは、 |
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<Alt>+<F4> |
リモートセッションを閉じます。 |
リモート診断セッション中に管理対象デバイスで起動されるアプリケーションを設定できます。診断アプリケーションの設定について詳しくは、セクション 2.1, リモート管理設定の環境設定を参照してください。