A.3 パラメータの修復

[パラメータの修復]ダイアログボックスでは、目的のパラメータを指定できます。

図 A-3 [パラメータの修復]ダイアログボックス

詳細情報については、次のセクションを参照してください。

A.3.1 オプションの再起動

場合によっては、アプリケーションの修復にはワークステーションの再起動が必要になります。

[パラメータの修復]ダイアログボックスで、目的の再起動オプションを選択します。

なし(デフォルト): MSIアプリケーションの設定を使用して、再起動が発生するかどうかを決定します。ZENworksでは[再起動]オプションは任意です。

再起動しない(/norestart): 修復プロセス中にワークステーションを再起動しないでください。修復プロセスは、ワークステーションが次回に起動するまで完了しません。

再起動のプロンプト(/promptrestart): ワークステーションの再起動の前にユーザにプロンプトが表示されます。ユーザが[いいえ]を選択すると、次回に手動で再起動するまで修復プロセスは実行されません。

常に再起動(/forcerestart): ワークステーションに、ユーザにプロンプトを表示せずに再起動させます。

A.3.2 表示オプション

[パラメータの修復]ダイアログボックスで、目的の表示オプションを選択します。修復プロセスの実行でユーザインタフェースを使用するか使用しないか、モーダルダイアログボックスを修復プロセスの最後に表示するかどうか(モーダルダイアログボックスでは、修復プロセスの完了前にユーザからの応答が必要です)、またはユーザが修復プロセスをキャンセルできないように[キャンセル]ボタンを非表示とするかなどを選択できます。

No UI (/qn): ユーザインタフェースのないアプリケーションを修復します(サイレンと修復プロセス)。

フルUI(/qf): フルユーザインタフェースを使用して、また修復プロセスの最後にモーダルダイアログボックスを表示する状態でアプリケーションを修復します。

縮小UI (/qr): 縮小ユーザインタフェースを使用して、また修復プロセスの最後にモーダルダイアログボックスを表示される状態でアプリケーションを修復します。

基本UI (/qb): 進行バーで構成された基本のユーザインタフェースのあるアプリケーションを修復します。次の設定は、このオプションとともに使用できます。

  • 最後にモーダルダイアログがない(-): 修復プロセスの最後にモーダルダイアログボックスが表示されない状態で、基本のユーザインタフェースを表示します。

  • 最後がモーダルダイアログ(+): 修復プロセスの最後にモーダルダイアログボックスが表示される状態で、基本のユーザインタフェースを表示します。

  • [キャンセル]ボタンを隠す(!):キャンセル]ボタンのない基本のユーザインタフェースが表示されますので、ユーザは修復プロセスをキャンセルすることはできません。

A.3.3 修復オプション

[パラメータの修復]ダイアログボックスで、目的の修復オプションを選択します。

ファイルが見つかりません(p): 失われているファイルがある場合のみ、そのファイルを修復するようにWindows Installerに指示します。

以前のファイル(o): ファイルが失われている場合、またはインストールされているファイルのバージョンがMSIパッケージに含まれているバージョンより古い場合に、そのファイルを修復するようにWindows Installerに指示します。

現在と同じまたは以前のファイル(e): ファイルが失われている場合、またはインストールされているファイルのバージョンがMSIパッケージに含まれているバージョンと同じか古い場合に、そのファイルを修復するようにWindows Installerに指示します。

ファイルのバージョンが異なります(d): ファイルが失われている場合、またはインストールされているファイルのバージョンがMSIパッケージに含まれているバージョンと異なる場合に、そのファイルを修復するようにWindows Installerに指示します。

すべてを強制(a): すべてのファイルを修復するようにWindows Installerに指示します。

ユーザレジストリキー(u): ユーザごとのエントリすべてを、MSIパッケージからWindowsのシステムレジストリに修復するようにWindows Installerに指示します。ユーザごとのエントリとは、HKEY_CURRENT_USERレジストリハイブおよびHKEY_USERSレジストリハイブに含まれているエントリです。

コンピュータレジストリキー(m): コンピュータごとのエントリすべてを、MSIパッケージからWindowsのシステムレジストリに修復するようにWindows Installerに指示します。コンピュータごとのエントリとは、HKEY_LOCAL_MACHINEおよびHKEY_CLASSES_ROOTレジストリハイブに含まれているエントリです。

チェックサムが失敗しました(c): ファイルが失われている場合、またはファイルが破損していることがチェックサムで検証された場合、すべての実行可能ファイルに対するチェックサムを実行してファイルを修復するようにWindows Installerに指示します。MSIパッケージのFile TableのAttributes列にmsidbFileAttributesChecksumがあるファイルのみが修復されます。

インストールおよび再キャッシュ(v): ソースパッケージではなく、再キャッシュ(ローカル)ソースからファイルを修復するようにWindows Installerに指示します。

ショートカット(s): MSIアプリケーションのショートカットを修復して既存のショートカットやアイコンを上書きするようにWindows Installerに指示します。

A.3.4 コマンドラインパラメータ

アプリケーションの修復プロセス中に使用するコマンドラインパラメータが表示されます。[再起動]、[表示]、および[修復]のオプションを選択すると、このフィールド内のコマンドラインパラメータは自動的に入力されます。