19.2 Linuxサーバでの、コンテンツリポジトリの場所の変更

ローカルマウントまたはNFS、SMB、またはCIFSなどのネットワーク共用にデータを保存し、content-repoディレクトリの共用をマウントしてデータにアクセスすることができます。

ローカルのデバイスのほかの場所にデータを保存する場合、シンボリックリンクをローカルのハードドライブに作成することもできます。ディレクトリをシンボリックにリンクする方法の詳細については、ln(1)のマニュアルページを参照してください。

次のセクションでは、Linuxでのコンテンツリポジトリの場所の管理に関する情報について説明します。

19.2.1 共用のマウント

リモートマシンで共用を設定したら、次のコマンドを使用して、/var/opt/novell/zenworks/content-repoからそれをマウントできます。

mount -t cifs -o username=username //example.machine.com/share_name /var/opt/novell/zenworks/content-repo

コマンドでは、//example.machine.com/share-nameはマウントする共用であり、/var/opt/novell/zenworks/content-repoはマウントポイントです。

別の共用上のコンテンツリポジトリの一部のデータからのみ保存する必要がある場合、それを行うことが可能です。たとえば、ZENworksイメージファイルを別の共用に保存する必要がある場合、次のコマンドを使用できます。

mount -t cifs -o username=username //example.machine.com/share_name /var/opt/novell/zenworks/content-repo/images

または、バンドルおよびポリシーのコンテンツを別の共用に保存するために、次のコマンドを使用できます。

mount -t cifs -o username=username //example.machine.com/share_name /var/opt/novell/zenworks/content-repo/content

19.2.2 共用のマウント解除

セクション 19.2.1, 共用のマウントで作成したこのマウントは一時的なものであり、オペレーティングシステムがシャットダウンまたは再起動したときに、共用がマウント解除されます。また、次のコマンドを使用して、共用を手動でマウント解除することもできます。

umount /var/opt/novell/zenworks/content-repo

19.2.3 永続的なマウントの作成

Linuxサーバが起動するたびにマウントが発生するようにするには、/etc/fstab設定ファイルに次のエントリを追加する必要があります。

//example.machine.com/share_name /var/opt/novell/zenworks/content-repo cifs credentials=path_to_credentials_file 0 0

コマンドに一覧表示されているアカウント情報ファイルには、ユーザ名およびパスワードが含まれています。詳細については、マニュアルページのmount.cifs(8)を参照してください。アカウント情報ファイルの形式は次のとおりです。

username=value
password=value

19.2.4 新規リポジトリへの既存のコンテンツの移動

新しい共用をマウントしてコンテンツリポジトリの場所を変更したら、古い場所にあるすべてのコンテンツは使用できなくなります。使用可能にするには、新規リポジトリに移動する必要があります。

所有権の問題については、TID 7000673を参照してください。