6.2 Linuxサーバ上のZENworksサービス

Linuxサーバで実行されるZENworksサーバには、次の表に示すサービスが含まれています。サービスはすべて、ZENworks 10製品(Configuration Management、Asset Management、およびPatch Management)のライセンシングやアクティベーションの状況に関わらず、常にインストールされます。使用する製品に必要のないサービスは、無効化されます。

表 6-2 Linux上のZENworksサービス

サービス

サービス名

説明

プロキシDHCPサービス

novell-proxydhcp

標準DHCPサーバとともに使用して、Novell TFTPサーバのIPアドレスを、PXEが有効なデバイスに通知します。

TFTPサービス

novell-tftp

イメージングタスクの実行に必要なファイルを要求するために、PXEが有効なデバイスによって使用されます。

ZENworksエージェントサービス

novell-zmd

管理対象デバイスとしてサーバを有効にするために使用します。

ZENworksデータストア

sybase-asa

組み込みのSQL Anywhere*データベースを実行するために使用されます。

ZENworksローダ

novell-zenloader

ZENworksサーバタスクを実行するJavaサービスのロードおよび制御に使用されます。

ZENworks Prebootポリシーサービス

novell-zmgprebootpolicy

割り当てられたPrebootポリシーおよびプレブートワークを確認するために、PXEが有効なデバイスによって使用されます。

ZENworks Prebootサービス

novell-pbserv

イメージングサービスをデバイスに提供するために使用されます。これには、イメージファイルの送受信、割り当てられたプレブートバンドルの検出、マルチキャストイメージングのセッションマスタとしての機能などがあります。

ZENworksサーバ

novell-zenserver

ZENworksエージェントと通信するために使用されます。

ZENworks Services Monitor

novell-zenmntr

ZENworksサービスのステータスを監視するために使用されます。

ZENworks Imaging Agent

novell-zenagent

(管理対象デバイスとして)サーバにイメージセーフデータを保存および復元するために使用されます。ZENworksエージェントによって起動された場合のみ実行されます。

/etc/init.dディレクトリにあるサービスです。ZENworksサービスの制御の詳細については、次のセクションを参照してください。

6.2.1 ZENworksサービスのステータスの確認

  1. サーバのコマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。

    /etc/init.d/servicename status

    servicenameを、「表 6-2」に一覧表示されているサービスの名前に置換します。

6.2.2 ZENworksサービスの開始

  1. サーバのコマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。

    /etc/init.d/servicename start

    servicenameを、「表 6-2」に一覧表示されているサービスの名前に置換します。

  2. すべてのサービスを開始するには、次のコマンドを使用します。

    /opt/novell/zenworks/bin/novell-zenworks-configure Start

    ZENworksサービスはZENworksサーバの起動時に開始するので、通常は再起動する必要はありません。サービスを頻繁に再起動する必要がある場合は、サーバのハードウェアがZENworksの最小要件を満たしていることを確認してください。サーバのRAMが不足すると、ZENworksサービスの実行を続行できない場合があります。詳細については、『ZENworks 10 Configuration Managementインストールガイド』の「プライマリサーバ要件」を参照してください。

6.2.3 ZENworksサービスの停止

サービスを中止するには、次のコマンドを使用します。

/etc/init.d/servicename stop

servicenameを、「表 6-2」に一覧表示されているサービスの名前に置換します。

6.2.4 ZENworksサービスの再起動

すでに実行されているサービスを再起動するには、次のコマンド'を使用します。

/etc/init.d/servicename restart

servicenameを、「表 6-2」に一覧表示されているサービスの名前に置換します。