DeFrameTMは、Novell(R) ZENworks(R) for Desktops (ZfD)のコンポーネントであり、Novell Application LauncherTMにシンクライアントアプリケーションを配布します。DeFrameは、ZENworks for Desktops Program CDまたはZENworks 6 Desktop Management Program CDからZfD 4.0.1をインストールした場合に使用できます。ZfD 4またはZfD 4 Support Pack 1にはDeFrameが含まれません。
DeFrameを使用しない場合は、従来のZfDアプリケーション管理手法に従って、Novell Application Launcherからシンクライアントを配布できます(『ZENworks for Desktops 4管理ガイド』の「Application Management」の「ユーザまたはワークステーションへのアプリケーションの配布」を参照)。
DeFrameを使用すると、シンクライアントアプリケーションを配布できるだけでなく、次の機能が提供されます。
ディレクトリベースの管理: すべてのアプリケーション、ユーザ、およびターミナルサーバに関する情報はNovell eDirectoryTMに格納され、Novell eDirectoryで管理されます。eDirectoryを使用すると、アプリケーション配布の設定および管理を素早く簡単に行うことができます。
サーバ負荷分散: 負荷分散を行うと、ユーザが起動したDeFrameシンクライアントアプリケーションは負荷が最も小さいターミナルサーバで実行されるため、サーバのパフォーマンスが向上し、ユーザの負担が軽減されます。
切断されたセッションの追跡:セッションの追跡機能を使用すると、必要に応じて、切断されたセッションを再有効化またはクリーンアップすることができます。
ダイナミックユーザ管理: DeFrameにZfD DLU(ダイナミックローカルユーザ)ポリシーを統合することによって、ターミナルサーバのユーザアカウント、ファイルシステム権利、およびユーザププロファイルを動的に管理できます。
Citrix MetaFrameのサポート: DeFrameは、Citrix* MetaFrame*およびMicrosoft* Windows*ターミナルサーバをサポートします。
Citrix Published Application Manager: DeFrameには、DeFrame Published Application Synchronizationというユーティリティが含まれています。このユーティリティを使用すると、アプリケーション情報をCitrix Published Application ManagerからeDirectoryにインポートできます。
Novell iFolderの統合: Novell iFolder(R)はシンプルで安全なストレージソリューションです。Novell iFolderを使用すると、ユーザはいつでもどこからでも個人用のファイルにアクセスし、ファイルを管理できます。ユーザがファイルをローカルで保存すると、ネットワークサーバ上のファイルがiFolderによって自動的に更新されます。
DeFrameにiFolderを統合すると、ユーザは、DeFrameシンクライアントアプリケーションで使用されたファイルを管理および保存することができます。ユーザのファイルはローカルではなくターミナルサーバに保存され、iFolderサーバと同期化されます。
ZENworks Web Self-Serviceの統合: ZENworks Web Self-Serviceを使用すると、ユーザ自身がアプリケーションの使用を要求して使用許可を得たり、アプリケーションの使用状況を追跡したりできます。管理者がユーザにアプリケーションの使用許可を割り当てる以外に、ユーザがアプリケーションの使用許可を要求することができます。これらの要求は受諾または拒否されます。要求が受諾されると、ユーザはアプリケーションを使用できるようになります。複数のアプリケーションを1つにパッケージ化すると、アプリケーションの使用許可を1回要求するだけでそれらすべてのアプリケーションを使用できます。アプリケーションの使用状況を追跡することもできます。
Web Self-Serviceは、ZENworks 6スイートに含まれています。詳細については、『ZENworks 6』マニュアルを参照してください。