ユーザまたはワークステーションへのアプリケーションの配布
Novell(R) ZENworks(R) for Desktops (ZfD) Application Managementを使用すると、Windows 98およびWindows NT/2000/XPワークステーション上のユーザにアプリケーションを配布することができます。
アプリケーションの配布プロセスは、すでにインストールされているネットワークアプリケーション、Webアプリケーション、ターミナルサーバアプリケーションに対するショートカットの作成のように簡単な場合もあれば、ワークステーションへのアプリケーションファイルのインストール、ワークステーションのレジストリと環境設定の変更、ドライブパスのマッピングのように複雑な場合もあります。
しかし、アプリケーションの複雑さに関係なく、基本的な配布プロセスは次の5つのタスクで構成されます。
- ネットワークリソース(ネットワークサーバ、ターミナルサーバ、Webサーバ)上にアプリケーションのファイルパッケージを作成します。
- Novell eDirectoryTMにアプリケーションオブジェクトと呼ばれるオブジェクトを作成します。このオブジェクトはeDirectoryでアプリケーションを定義し、アプリケーションをeDirectoryで設定および管理できるようにします。アプリケーションオブジェクトには、アプリケーションファイルの配布方法(たとえば、必要に応じてワークステーションにコピーする)と実行方法(たとえば、ワークステーション、ネットワークサーバ、またはターミナルサーバから起動する)に関する情報が含まれています。
- アプリケーションオブジェクトを使用して、Novell Application LauncherTMでアプリケーションをワークステーションに配布する前に、ワークステーションが満たす必要のあるシステム要件を定義します。
- アプリケーションを配布するユーザまたはワークステーションにアプリケーションオブジェクトを関連付けます。
- ユーザ(またはワークステーション)が、アプリケーションオブジェクトに対する十分なeDirectory権限と、アプリケーションファイルがあるネットワークリソースに対するファイルアクセス権を持っていることを確認します。
次の節では、これらのタスクの実行方法について説明します。