Application Launcherの起動

次の節では、Application Launcherを手動で起動する方法とアプリケーションの起動を自動化する方法について説明します。


Windows NT/2000/XPファイルシステムに対する権利

Application Launcherが、アプリケーションを配布するのに必要な、ローカルファイルシステムに対するアクセス権を持つようにするには、ユーザがワークステーションに対して次の権限を持っていることを確認します。

ワークステーションの機能を制限していない場合、該当する権限はグループメンバーシップによって与えることができます。Windows NT 4では、ユーザは少なくとも[Users]グループのメンバーになっている必要があります。Windows 2000/XPでは、少なくとも[Power Users]グループのメンバーになっている必要があります。

さらに、システムユーザは、ワークステーションの全領域へのフルアクセス権を必要とするので、NAL Service (Application Launcherのコンポーネント)は、アプリケーションを配布して、「システム」領域で実行するように設定されたアプリケーションを起動することができます。デフォルトでは、このアクセス権はAdministratorsグループのメンバーであるシステムユーザに与えられます。Administratorsグループに与えられるこのデフォルトの権利を制限しないでください。

Application Launcherのファイルシステムに対するアクセス権の要件については、Novell Application Launcherの認証とファイルシステムへのアクセス権の管理を参照してください。


Application Launcherを手動で起動

使用するビュー(Application Window、Application Explorer、またはApplication Browser)によってApplication Launcherの起動方法は異なります。


Application Window

Application Launcherを起動してApplication Windowビューを表示する:

  1. [スタート]メニュー>[プログラム]>[Novell ZENworks for Desktops]>[Application Window]の順にクリックします。

    または、

    c:\program files\novell\zenworksディレクトリからnalwin32.exeを実行します。

    または、

    ZfD Server上のsys:\publicディレクトリからnal.exeを実行します。

    以前のZENworks for Desktopsリリースでは、nal.exeはNovell Application Launcherファイルをワークステーションにコピーしてから、Application Windowを起動していました。ZfD 4では、Novell Application Launcherファイルがワークステーションにインストールされている場合、nal.exeはファイルをワークステーションにコピーせずに、すぐにApplication Windowを起動します。ZfD Server上のnal.exeファイルの主な目的は、前のZfDバージョン用に作成されたログインスクリプトとの後方互換性を維持することです。

    重要:  sys:\publicディレクトリからnal.exeを実行して、「The ordinal 6625 could not be located in the dynamic link library MFC42.DLL」というメッセージが表示された場合には、サーバのsys:\public\mfc42.dllファイルを、ZENworks for Desktops Companion CDの\supplementalディレクトリまたはZENworks 6 Companion 1 CDの\zenworksfordesktops\supplementalディレクトリにあるファイルに更新する必要があります。

Application Windowの起動時に使用可能なコマンドラインスイッチについて詳細は、Application Windowのコマンドラインスイッチを参照してください。


Application Explorer

Application Launcherを起動してApplication Explorerビューを表示する:

  1. [スタート]メニュー>[プログラム]>[Novell ZENworks for Desktops]>[Application Explorer]の順にクリックします。

    または、

    c:\program files\novell\zenworksディレクトリからnaldesk.exeを実行します。

    または、

    ZfD Server上のsys:\publicディレクトリからnalexpld.exeを実行します。

    以前のZENworks for Desktopsリリースでは、nalexpld.exeはNovell Application Launcherファイルをワークステーションにコピーしてから、Application Explorerを起動していました。ZfD 4では、Novell Application Launcherファイルがワークステーションにインストールされている場合、nalexpld.exeはファイルをワークステーションにコピーせずに、すぐにApplication Explorerを起動します。ZfD Server上のnalexpld.exeファイルの主な目的は、前のZfDバージョン用に作成されたログインスクリプトとの後方互換性を維持することです。

    重要:  sys:\publicディレクトリからnalexpld.exeを実行して、「The ordinal 6625 could not be located in the dynamic link library MFC42.DLL」というメッセージが表示された場合には、サーバのsys:\public\mfc42.dllファイルを、ZENworks for Desktops Companion CDの\supplementalディレクトリまたはZENworks 6 Companion 1 CDの\zenworksfordesktops\supplementalディレクトリにあるファイルに更新する必要があります。

Application Windowの起動時に使用可能なコマンドラインスイッチについて詳細は、Application Explorerのコマンドラインスイッチを参照してください。


Application Browser

Application Launcherを起動してApplication Browserビューを表示する:

  1. Webブラウザを起動して、標準のボタンのツールバー上にある[Application Browser]アイコンをクリックします。


Application Launcherの起動の自動化

Application Launcherを自動的に起動するには、次のような方法があります。