eDirectory属性マクロ

Application Launcherは、現在ログインしているユーザや現在のアプリケーションオブジェクトの属性、または他のeDirectoryオブジェクトの属性から情報を引き出すマクロをサポートしています。

次の節では、マクロ構文を説明し、その例を示します。

有効なアプリケーションオブジェクトのプロパティでマクロを使用する方法については、マクロを使用できるアプリケーションオブジェクトのプロパティを参照してください。


構文

eDirectory属性マクロでは、次の構文を使用します。

%object_name.container;eDirectory_attribute%
要素 説明

%

マクロとしてのフラグをテキストに設定します。マクロ全体を%文字で囲む必要があります。

.object_name.container;

属性を読み取る対象のeDirectoryオブジェクトを示します。

現在ログインしているユーザの属性を使用する場合は、この要素を省略します。たとえば、%CN%は、現在ログインしているユーザの共通名を返します。

アプリケーションオブジェクトの属性を使用する場合は、.object_name.container をアスタリスク(*)に置き換えます。たとえば、%*;DN%は、アプリケーションオブジェクトの識別名を返します。

eDirectory_attribute

読み取る属性を定義します。

ConsoleOne Schema Manager([Tools]メニューから選択)を使用して、eDirectoryオブジェクトに関する使用可能な属性を確認することができます。


次の表は、eDirectory属性マクロの例です。

マクロ 説明

%CN%

現在ログインしているユーザの共通名を返します。

%DN%

現在ログインしているユーザの識別名を返します。

%Given Name%

現在ログインしているユーザの名(ファーストネーム)を返します。

%Surname%

現在ログインしているユーザの姓(ラストネーム)を返します。

%Full Name%

現在ログインしているユーザのフルネームを返します。

%Email Address%

現在ログインしているユーザの電子メールアドレスを返します。

%*;DN%

(マクロを使用している)アプリケーションオブジェクトの識別名を返します。

%*;App:Caption%

アプリケーションオブジェクトを指定するアプリケーションアイコンのタイトルを返します。

*;App:Path%

アプリケーションオブジェクトに対して定義された、アプリケーションの実行可能ファイルへのパスを返します。

%*;App:GUID%

アプリケーションオブジェクトのGUID(Global Unique Identifier)を返します。

%.JSmith.Novell;Description%

Novellコンテナ内のJSmtihユーザオブジェクトに関する説明を返します。

%.ABurrough.Novell;Email Address%

Novellコンテナ内のABurroughユーザオブジェクトの電子メールアドレスを返します。