アプリケーションのアンインストール機能の有効化

アプリケーションをアンインストールする場合は、重要なファイルがワークステーションから削除されないように、アプリケーションオブジェクトを慎重に設定する必要があります。そのため、デフォルトではアプリケーションをアンインストールする機能は無効になっています。

アプリケーションのアンインストール機能を有効にする:

  1. ConsoleOne(R)で、アプリケーションオブジェクトを右クリックし、[Properties]をクリックします。

  2. [Common]タブ>[Uninstall]の順にクリックし、[Uninstall]ページを表示します。


    [Uninstall]ページ

  3. [Enable Uninstall]ボックスをクリックして、このオプションを有効にします。

  4. ユーザがアプリケーションをアンインストールできるようにするには、[Enable User to Perform a Manual Uninstall]をクリックして、このオプションを有効にします。

    ユーザによるアプリケーションのアンインストール方法については、Application Launcherによるアプリケーションのアンインストールを参照してください。

  5. その他のアンインストールオプションを適切に設定します。

    [Prompt User Before Uninstall]: このオプションを選択すると、ワークステーションからアプリケーションを削除する前に、ユーザに確認を求めるメッセージが表示されます。メッセージに対して「No」を選択すると、アプリケーションは削除されません。

    [Terminate Application Before Uninstall]: このオプションを選択すると、Application Launcherは、アプリケーションファイルのアンインストールを開始する前にアプリケーションを終了します(アプリケーションが実行されている場合)。

    [Uninstall Application If Not Used Within XX Days]: このオプションを選択すると、指定された日数(デフォルトは30日)アプリケーションを実行していない場合に、そのアプリケーションを自動的に削除します。詳細については、未使用のアプリケーションのアンインストールを参照してください。

  6. ファイル、ショートカット、INI設定、レジストリ設定をアンインストールするかどうかを決定するときに使用する属性を選択します。

    [Files]: [Files]をクリックして、アプリケーションファイルを削除するかどうかを決めるために使用する属性を選択します。この属性は、[Application Files]ページ([Distribution Options]タブ)に一覧表示されている属性に対応しています。デフォルトでは、アプリケーションのインストール時にインストールされたファイルだけが削除され、同じファイルを必要とする別のアプリケーションによって、そのアプリケーションのインストール時よりも前にすでにインストールされているファイルは削除されないようにオプションが設定されています([Copy Always]、[Copy if Does Not Exist]、および[Copy if Newer])。

    [Shortcuts]: [Shortcuts]をクリックして、アプリケーションのショートカットを削除するかどうかを決めるために使用する属性を選択します。この属性は、[Shortcuts/Icons]ページ([Distribution Options]タブ)に一覧表示されている属性に対応しています。

    [INI Files]: [INI Files]をクリックして、INI設定を削除するかどうかを決めるために使用する属性を選択します。この属性は、[INI Settings]ページ([Distribution Options]タブ)に一覧表示されている属性に対応しています。デフォルトでは、アプリケーションのインストール時に作成された設定だけが削除され、同じ設定を必要とする別のアプリケーションによって、そのアプリケーションのインストール時よりも前にすでに作成されていた設定は削除されないようにオプションが設定されています([Create Always]、[Create if Exists]、および[Create or Add to Existing Section])。

    [Registry]: [Registry]をクリックして、レジストリ設定を削除するかどうかを決めるために使用する属性を選択します。この属性は、[Registry Settings]ページ([Distribution Options]タブ)に一覧表示されている属性に対応しています。デフォルトでは、アプリケーションのインストール時に作成された設定だけが削除され、同じ設定を必要とする別のアプリケーションによって、そのアプリケーションのインストール時よりも前にすでに作成されていた設定は削除されないようにオプションが設定されています([Create Always]および[Create if Exists])。

    [Uninstall Keys/Values From These Registry Hives]オプションを使用すると、ワークステーションへのアプリケーションの配布中にApplication Launcherによって追加されたレジストリ設定を削除するときに、2つの特別なレジストリハイブ、HKEY_LOCAL_MACHINEとHKEY_CURRENT_USERを削除対象として含めるか除外するかを選択することができます。デフォルトの設定では、HKEY_CURRENT_USERハイブからは設定が削除されますが、HKEY_LOCAL_MACHINEハイブからは削除されません。

    このオプションは、アンインストール中にWindowsのシステム設定が削除されないようにするために役立ちます。このことは、snAppShotTMを使用してアプリケーションのインストールをキャプチャした場合は特に重要です。snAppShotでアプリケーションのインストールをキャプチャする場合、インストール中に変更された設定がすべてキャプチャされます。インストール処理中にワークステーションを再起動する必要がある場合、これらの変更の対象には、アプリケーションに適用する設定だけでなく、Windowsシステムに適用する設定も含まれます。Windowsのシステム設定を削除すると、ワークステーションの起動時に問題が発生する可能性があります。これらのシステム設定は、削除してもワークステーションが正常に動作することが判明している場合にのみ削除することをお勧めします。

    注:  このオプションを使用する場合は、HKEY_LOCAL_MACHINEハイブおよびHKEY_CURRENT_USERハイブから削除されるレジストリ設定を確認し、削除対象のアプリケーション以外に適用されるあらゆる設定を削除しておく必要があります。レジストリの設定は、[Registry Settings]ページ([Distribution Options]タブ)に表示されます。

  7. [OK]をクリックして変更内容を保存します。