Novell eDirectoryに対する認証の概要

Application LauncherはeDirectoryに対して認証を行って、ログインユーザまたはワークステーションが使用できるアプリケーションに関する情報を取得します。

Application LauncherはNovell ClientTMを使用して、eDirectoryに対する認証を行うことができます。Novell ClientはNCPTM (NetWare(R) Core ProtocolTM)を使用してeDirectoryにアクセスするので、ファイアウォール内のローカルエリアネットワークで動作しているワークステーションの場合に最も良く機能します。

ローカルエリアネットワーク内のワークステーションにNovell Clientを配布していない場合や、ファイアウォール経由でeDirectoryに対して認証する必要があるユーザがいる場合には、Application LauncherはZfD Management Agentを使用することもできます。ZfD Management Agentは、標準のHTTPまたはHTTPSプロトコルを使用してファイアウォール内のZfD Middle Tierサーバと通信し、このサーバがユーザに代わってeDirectoryにアクセスします。中間層サーバの設定について詳細は、『ZENworks for Desktops 4インストールガイド』の「ZfD Middle Tier Serverソフトウェアのインストール」を参照してください。


Application Launcherキャッシュに関する注意

eDirectoryから切断されている間、ユーザがApplication Launcherからアプリケーションを実行できるようにするために、Application Launcherはローカルワークステーション上に、NALキャッシュと呼ばれるキャッシュディレクトリを作成します。

NALキャッシュには、アプリケーションの表示と起動に必要な情報が含まれています。ユーザがeDirectoryで認証されない場合、Application LauncherはNALキャッシュの情報を使用します。つまり、ユーザが自分のワークステーションにアプリケーションをインストールした後は、eDirectoryで認証されるかどうかに関係なく、そのユーザはそのアプリケーションを使用できるようになります。

アプリケーションを強制的にユーザのワークステーションにキャッシュすると、eDirectoryから切断され、アプリケーションがインストールされていない場合でも、ユーザがそのアプリケーションを使用できるようにすることができます。この場合、キャッシュにはアプリケーションのインストールに必要なすべての情報とファイルが含まれます。

キャッシュの詳細については、Novell Application Launcherキャッシュの管理を参照してください。