ConsoleOneを使用しないRemote Management操作の開始

ZfD 4に付属のdesktop4.exeアプリケーションを使用すると、ConsoleOneを使用しなくても、リモートコントロール、リモートビュー、リモート実行、ファイル転送、リモートウェイクアップ、リモート診断のRemote Management操作を開始することができます。

次のいずれかの方法でdesktop4.exeをインストールできます。

desktop4.exeを実行する前に、必ず次の作業を行ってください。

  1. ディレクトリベースでRemote Managementを展開している場合は、Remote Management操作を行うNovell eDirectoryツリーに管理者としてログインします。

  2. パスワードベースでRemote Managementを展開している場合は、consoleone_installation_directory\bin\remagent.iniファイルに次の詳細情報を入力します。

    Agent IP address: 管理対象ワークステーションのIPアドレス

    Agent Password: Remote Management Agentのパスワード

    Authentication Mode: パスワードベースでRemote Managementを展開している場合は、「PASSWORD」と入力します。ディレクトリベースでRemote Managementを展開している場合は「DS」と入力します。

    Protocol: TCPIP」と入力します。

    次はremagent.iniファイルの一例です。

    # Novell Inc.
    AGENT_IPADDRESS=164.99.149.37
    AGENT_PASSWORD=novell
    AUTHENTICATION_MODE=PASSWORD
    PROTOCOL=TCPIP
  3. ディレクトリベースでRemote Managementを展開している場合は、consoleone_installation_directory\bin\remagent.iniファイルがDSであることを確認します。

desktop4.exeは、MS-DOSプロンプトから、または.batファイルを使用して実行することができます。次のパラメータについて、有効な値を指定する必要があります。

たとえば、リモートコントロールは、次の2種類の方法で実行できます。

  1. desktop4.exeと同じディレクトリに次の内容の.batファイルを作成します。

    Desktop4 -w"CN=WINXP-R1B164_99_151_48.OU=WsProm.O=novell" -n"INDYPROM-TREE" 
    -c"Remote Control"

    Desktop4はアプリケーション名、"CN=WINXP-R1B164_99_151_48.OU=WsProm.O=novell"は管理対象ワークステーションのDN、"INDYPROM-TREE"はツリー名、"Remote Control"は管理対象ワークステーションで実行するRemote Management操作を表しています。

  2. .batファイルを実行します。

操作の指定に応じたRemote Managementセッションが開始されます。

desktop4.exeは、desktop4.exeを起動するためのわかりやすいインタフェースを作成することによって有効に活用できるバックエンドユーティリィティです。

desktop4.exeを使用すると、インベントリ対象ワークステーションのインベントリ情報を表示することもできます。詳細については、ConsoleOneを使用しない状態でのインベントリ情報の表示を参照してください。


desktop4.exeを使用したユーザベースでのRemote Managementの起動

desktop.exeを用いると、Remote Managementをパスワードベースおよびディレクトリベースのどちらの認証モードでも起動できます。

desktop.exeからRemote Managementを起動する:

  1. desktop.exeを実行し、「-w""」を指定します。

  2. consoleone_installation_directory\bin\remagent.iniファイルにIPアドレスが入力されます。