[Terminal Server Client]タブは、ターミナルサーバアプリケーション用に作成されたアプリケーションオブジェクトでのみ使用できます。
[Terminal Server Client]タブには、次のページがあり、アプリケーションを実行するクライアントセッションの機能と概要を設定することができます。
次の図に示す[Options]プロパティページでは、アプリケーションに対して使用するターミナルサーバセッションを設定することができます。
![アプリケーションオブジェクト>[Terminal Server Client]タブ>[Options]ページ](../graphics/zfd_am_tsc_opt_a.gif)
ICA(Independent Computing Architecture)クライアントセッションで実行するアプリケーションがターミナルサーバに必要な場合に、このオプションを選択します。Citrix MetaFrameでは、ICAクライアントセッションが必要です。
RDP(Remote Desktop Protocol)クライアントセッションで実行するアプリケーションがターミナルサーバに必要な場合に、このオプションを選択します。Microsoft Windowsターミナルサーバでは、RDPクライアントセッションが必要です。
ターミナルサーバのIPアドレスまたはサーバ名を入力します。
アプリケーションを実行るするためにターミナルサーバにログインするときに、ユーザに対してユーザ名とパスワードの入力を要求するメッセージを表示しないようにする場合、ユーザ名とパスワードをそれぞれのフィールドに入力します。ユーザ名とパスワードは、アプリケーションを実行できる権利を持つ有効なターミナルサーバユーザに対応するものでなければなりません。
このパスワードは、ログオンパスワードを要求するメッセージが表示されないようにターミナルサーバが設定されている場合に限り、受け入れられます。MicrosoftターミナルサーバまたはCitrix MetaFrameサーバでパスワードを要求するメッセージが表示されないようにするには、[ターミナルサービス構成]ウィンドウ([スタート]メニュー>[プログラム]>[管理ツール]>[ターミナルサービス構成])を開きます。[接続]フォルダを選択し、[RDP-Tcp](Microsoftターミナルサーバの場合)または[ICA-Tcp](Citrix MetaFrameサーバの場合)を右クリックし、[プロパティ]をクリックします。[ログオン設定]ページで、[常にパスワードの入力を求める]オプションを選択解除します。
接続にデータ圧縮を使用する場合は、このオプションを選択します。データ圧縮により、低速な接続のパフォーマンスが向上することもあります。
このオプションは、ICAセッションの場合にのみ使用できます。セッション転送を暗号化する場合は、このオプションを選択し、データ転送に使用する最低の暗号化レベルを選択します。デフォルトは[BASIC]です。ターミナルサーバでサポートされている場合は、RC5暗号化を利用して40ビット、56ビット、または128ビットのキーを使用できます。データ暗号化の詳細については、使用するターミナルサーバのマニュアルを参照してください。
[Window]プロパティページでは、アプリケーションを実行するターミナルサーバクライアントウィンドウの動作を定義します。
![アプリケーションオブジェクト>[Terminal Server Client]タブ>[Window]ページ](../graphics/zfd_am_tsc_win_a.gif)
ターミナルサーバクライアントが特定のアプリケーションを起動するのではなく、Windowsデスクトップを開くように設定するには、このオプションを選択します。
ターミナルサーバクライアントが特定のアプリケーションを起動するように設定するには、このオプションを選択し、そのアプリケーションの実行可能ファイルへのパスを入力します。実行可能ファイルのパスは、ターミナルサーバを基準に指定する必要があります(たとえば、c:\winnt\notepad.exeなど)。
[Window Size]では、ターミナルサーバクライアントが使用する画面領域のサイズおよびウィンドウの種類を指定することができます。
デフォルトでは、クライアントセッションは、[Window Width]および[Widow Height]の設定で指定された幅と高さのウィンドウに表示されます。クライアントセッションを全画面表示する場合は、このオプションを選択します。
このオプションは、[Full Screen]オプションを選択しなかった場合にのみ使用できます。ウィンドウの幅をピクセル単位で指定します。
このオプションは、[Full Screen]オプションを選択しなかった場合にのみ使用できます。ウィンドウの高さをピクセル単位で指定します。
アプリケーションをシームレスモードで実行する場合は、このオプションを選択します。シームレスモードの場合、ターミナルサーバクライアントウィンドウには、アプリケーション周辺は表示されません。アプリケーションはローカルで実行しているかのように表示されます。