次の4種類のフォルダを使用してアプリケーションを整理することができます。
アプリケーションフォルダ(管理者が作成): アプリケーションフォルダはNovell eDirectoryTMオブジェクトとして作成されます。1つのアプリケーションフォルダオブジェクトは、1つまたは複数のフォルダ(多層フォルダ構造)によって構成されます。一度アプリケーションフォルダオブジェクトを作成すると、アプリケーションオブジェクトをいくつでもフォルダに追加できます。ユーザ間で同じフォルダを使用する場合、推奨のフォルダタイプはアプリケーションフォルダオブジェクトです。アプリケーションフォルダオブジェクトを作成する方法については、アプリケーションフォルダオブジェクトの作成を参照してください。アプリケーションをアプリケーションフォルダに追加する方法については、アプリケーションフォルダにアプリケーションを追加するを参照してください。
カスタムフォルダ(管理者が作成): カスタムフォルダは、eDirectoryの特定のアプリケーションオブジェクト専用に作成されたフォルダです。他のアプリケーションオブジェクトをこのフォルダに入れることはできません。カスタムフォルダは、フォルダ内に作成することができます。つまり、カスタムフォルダの構造を作成することができます。たとえば、電卓とノートパッドを同じフォルダ内に入れることはできませんが、同じカスタムフォルダ内にサブフォルダを2つ作成して、この2つのプログラムを2つのサブフォルダ内に入れることができます。つまり、winapps\calculator\calc.exeおよびwinapps\notepad\notepad.exeのようになります。アプリケーション用のカスタムフォルダを作成する方法については、カスタムフォルダにアプリケーションを追加するを参照してください。
パーソナルフォルダ(ユーザが作成): パーソナルフォルダは、個々のユーザがApplication Launcher内に作成します。ユーザは、他のフォルダからパーソナルフォルダにアプリケーションを移動できます。デフォルトでは、パーソナルフォルダの作成機能は無効になっています。この機能を有効にする方法については、Novell Application Launcherの設定を参照してください。
システムフォルダ(システムが作成): システムフォルダは、アプリケーションフォルダまたはカスタムフォルダにオブジェクトが追加されていない場合に、Application Launcherがアプリケーションオブジェクトを格納するために自動的に作成するフォルダです。
アプリケーションオブジェクトがユーザと関連付けられている場合、アプリケーションオブジェクトのシステムフォルダには、ユーザオブジェクトの[Full Name]フィールドで指定した名前(たとえば、John Smith)が与えられます。アプリケーションオブジェクトが別のeDirectoryオブジェクト(グループ、ワークステーション、コンテナなど)と関連付けられている場合、システムフォルダにはオブジェクトの[Description]フィールドで指定した名前(たとえば、System Test Group)が与えられます。[Full Name]フィールドまたは[Description]フィールドで何も指定していない場合、システムフォルダにはオブジェクトの完全識別名が付けられます。たとえば、ユーザオブジェクトによってユーザと関連付けられているアプリケーションオブジェクトは、ユーザの完全識別名の付いたシステムフォルダに入れられます。グループによってユーザと関連付けられているアプリケーションオブジェクトは、グループの完全識別名の付いたフォルダ内に入れられます。