Windows環境でZfD 4.xを使用するために必要な準備


ネットワークの最低要件

ZENworks for Desktops 4.xが動作するには、Windowsネットワーク内に次のものが必要です。


予想されるネットワーク構成

従来型のWindows環境では、次のWindowsネットワーク構成が想定されます。


ZfD 4.xのユーザワークステーションの環境設定オプション

ユーザワークステーションでは、ZfD 4.xをNovell Clientを使用して実行することも他の2つのモードで実行することもできます。

Windowsのみの環境では、Novell Clientが使用されないことが予想されます。したがって、ネットワーク内に必要な機能を判断し、クライアント以外のモードで使用するユーザのためにZENworks for Desktopsを設定する必要があります。


Application Browserビューモード

このモードでは、ユーザがIISに接続し、ZfD 4.xから提供されるアプリケーションページ(myapps.html)を開くと、単一のApplication Browserビューが配信されます。ユーザがアプリケーションをローカルにインストールする権利を持っている場合、ワークステーションにはWebビューが自動的にインストールされます。

Application Browserモードは、ユーザがパーソナライズされたアプリケーションWebページに接続したときにだけ、アプリケーションをワークステーションに配信できます。ダイナミックローカルユーザアカウントの作成、ハードウェアとソフトウェアのインベントリ、自動イメージングサービス、およびリモート管理の機能は、このモードには含まれていません。

詳細については、『ZENworks for Desktops 4管理ガイド』の「Novell Application Launcherのコンポーネントの理解」を参照してください。


フルZfD Agentモード

フルZfD Agentモードでは、管理者によってZfD 4.xのすべての管理コンポーネントがワークステーションにインストールされるか、イメージの一部がユーザによってインストールされます。ZfD 4.x管理コンポーネントをすべてインストールすることにより、ZfD 4.xが提供する必要がある機能のすべてをユーザが利用できるようになります。

ワークステーションにダイナミックローカルユーザアカウントを作成する場合は、Windowsへのローカルログイン前にeDirectoryへのログインをユーザに促すようにZfD Management Agentを設定できます。このようにエージェントを設定すると、ユーザは、eDirectoryのユーザ名とパスワードの入力を求められ(このアカウントとActive Directoryのアカウントは、DirXMLによって同期化されているため、同じでなければなりません)、ZfDは、ワークステーションにローカルアカウントがなければ作成し、与えられたユーザ名とパスワードでユーザをWindowsにログインさせます。

ダイナミックローカルユーザアカウントを作成しない場合は、ユーザがワークステーションにログインすると、ZENworksが自動的にWindowsからユーザ名とパスワードを取得します。次に、ZfD Management Agentが、ユーザにアプリケーションを配布するために、与えられたユーザ名とパスワードを使用してeDirectoryに接続します。

注:  ワークステーションにZfD Management Agentがインストールされていても、ブラウザビューのみからアプリケーションを配布することを選択できます。


DirXMLエンジンとDirXMLドライバ

DirXMLエンジンは、eDirectoryのデータと外部のデータサービスを同期化する機能を提供するeDirectoryモジュールです。DirXMLエンジンは、データソース間での入出力の送信方法を記述する複数のドライバを実行できるように設計されています。

DirXML Driver for Active Directory (ZENworks for Desktops Companion CDまたはZENworks 6 Companion 1 CDに収録)は、Novell eDirectoryとMicrosoft Active Directoryの間でデータを同期化するためのドライバです。この同期化には双方向性があります。情報がどちらのディレクトリからも流れるようにするか、一方のディレクトリからもう一方のディレクトリに対してのみ流れるようにするかを選択できます。

PeopleSoft*、JDBC*、任意のLDAPディレクトリ、Lotus Notes*、SAP* HR、WebSphere* MQなど、他のデータソース用のDirXMLドライバも数多く用意されています。他のドライバについては、利用可能になり次第Novell DirXML Webサイトに掲載されますので、参照してください。

DirXMLのアーキテクチャは、発行者/購読者モデルを使用しています。このモデルでは、発行者は情報をeDirectoryに置く役割を持ち、購読者はeDirectoryへの変更を同期対象の外部データソースに戻します。発行者および購読者の動作と、属性のマッピングは、DirXMLドライバの一部としてeDirectoryに保存された一連の規則によって決まります。XML規則を使用してDirXMLドライバをカスタマイズすることにより、ほとんどすべてのデータ構成を配信できます。

DirXMLで可能な構成の詳細については、DirXML documentation Webサイトを参照してください。

DirXMLインストールをカスタマイズするNovellソリューションの詳細については、Novell DirXML Webサイトを参照してください。