説明:: サイズの小さいハードディスクのイメージを作成し、サイズの大きいハードディスクにそのイメージを適用すると、デフォルトの設定では、ハードディスク上の余分な領域がパーティションされずに残されます。
実行:: この問題の発生を回避するには、イメージを適用するときにLinuxのコマンドラインから手動で操作を行い、最後の引数としてオプションのa:pパラメータを使用します。このパラメータについては、『ZENworks for Desktops 4管理ガイド』の「Workstation Imaging」の「イメージングユーティリティおよびイメージングオプション」の「イメージングエンジン(Img:コマンドラインとメニュー)」で説明しています。自動イメージングモードでこの操作を行うことはできません。
ターゲットコンピュータをイメージングデバイスで起動し、最初のメニューが表示されたときに、ブートプロンプトに「manual」と入力します。プロンプトされた場合は、2番目、3番目、および4番目のイメージングブートディスクを挿入します。
Linuxプロンプトに「img dump」と入力し、現在のパーティションを参照します。
img pdコマンドを使用して、すべてのパーティションを削除します。
たとえば、パーティション1を削除するには、「img pd1」と入力します。
適用する新しいイメージの格納に必要な、新しい(空の)パーティションを作成し、有効にします。img pcコマンドとimg paコマンドを使用します。
たとえば、ハードディスク全体の単一のNTFSパーティションを作成して有効にするには、「img pc1 ntfs」と入力した後に「img pa1」と入力します。
新しい(より小さな)イメージを、a:pパラメータを指定したimg rコマンドで適用します。
たとえば、新しい(より小さな)イメージがイメージングサーバに格納され、1つのパーティションだけを含んでいる場合は、次のようにしてワークステーションのNTFSパーティション全体を小さなイメージで満たすことができます。
img rp 137.65.95.127 //imgsrv/sys/img/small.zmg a1:p1
イメージを適用したら、必要に応じてブートデバイスを取り外し、「lilo.s」と入力してワークステーションを再起動します。