イメージングデバイスからコンピュータをブートしてから、Linux bashプロンプトが表示されたときにimgコマンドを使用すると、次が可能です。
イメージングエンジンはイメージングブートデバイスのbinフォルダにインストールされます。イメージングブートデバイスがフロッピーディスクまたはCDの場合には、binフォルダはroot.tgzファイルにアーカイブされ、イメージングブートプロセス中に.展開されます。イメージングブート方法としてPreboot Servicesを使用している場合は、ブート実行中に、イメージングエンジンがコンピュータにダウンロードされます。
イメージングエンジンはLinuxアプリケーションであるため、コマンド構文では大文字と小文字が区別されます。全般的には、次の構文を使用します。
img [mode]
modeには、次の節で説明されるモードのうち任意のものを指定します。
注: 各モードは、名前の最初の文字を使用して省略することができます。たとえば、「img dump」は「img d」と省略することができます。
これらすべてのタスクを実行できるメニューにアクセスする場合は、パラメータを付けずに「img」と入力します。
ヘルプモードは、imgコマンドのマニュアルがない場合に詳細情報を確認するために使用します。
ヘルプモードを使用する:
「img」と入力してメニューを表示し、[Help]>モード名の順に選択します。
または、
次のように入力します。
img [help [mode]]
modeには、ヘルプ情報が必要なコマンド構文のモードを指定します。
| 例 | 説明 |
|---|---|
img help |
各モードの簡単な説明が表示されます。 |
img help m |
作成モードの使用方法に関する情報が表示されます。 |
img help p |
パーティションモードの使用方法に関する情報が表示されます。 |
自動モードは、該当するNDSまたはeDirectoryのポリシーおよび設定に基づき、自動的にコンピュータのイメージを作成する場合に使用します。イメージングエンジンは、イメージングブートプロセスを中断せずに進行させた場合、またはLinuxプロンプトが表示されたときに次のコマンドを入力した場合に、このモードで実行されます。
自動モードを使用する:
このモードでは、イメージングエンジンがPROXYADDR環境変数に指定されているイメージングサーバを照会し、必要な作業を判断します。イメージングサーバは関係のあるNDSまたはeDirectoryのポリシーおよび設定を確認し、イメージの作成や適用など、実行すべきイメージタスクがある場合はこれを判断します。イメージングサーバは、そのうえで、それらのタスクを実行するようイメージングエンジンに指示を与えます。他のイメージングサーバ上のイメージの保存または取得を伴うタスクがある場合、イメージングサーバはそれらの作業を実行できるよう、イメージングエンジンに対象のサーバを参照させます。イメージングエンジンは、作業を完了すると、結果を元のイメージングサーバに通信します。この結果は元のサーバに記録されます。
このモードにおける処理を制御するNDSまたはeDirectoryのポリシーおよび設定に関する詳細については、イメージングポリシーのセットアップを参照してください。
コンピュータのイメージを作成し、それを特定の場所に保存する場合は、作成モードを使用します。通常、イメージにはハードディスクおよびその他の記憶媒体(Jazドライブなど)のすべてのパーティションが含まれていますが、一部次のような例外があります。
イメージのサイズはWindows内のデータのサイズにWindows以外のパーティション(NetWareパーティションなど)全体のサイズを加えたものにほぼ対応します。LinuxパーティションとCompaq設定パーティションは常に除外されます。Windowsパーティションからのデータはインテリジェントなファイル単位形式で保存されるため、後でImage Explorer (Imgexp.exe)ユーティリティを使用してカスタマイズすることができます。Windows以外のパーティションは生のビット単位形式で保存されるため、カスタマイズできません。
このモードの構文は、次に説明されるよう、イメージをローカルに保存するか、イメージング(プロキシ)サーバに保存するかにより、変わってきます。
コンピュータのイメージを作成し、それをハードディスクやJazドライブなどの書き込み可能なローカルのデバイスに保存する場合は、ローカルに作成モードを使用します。詳細については、接続解除時のイメージング操作のセットアップを参照してください。
ローカルに作成モードを使用する:
「img」と入力して、メニューを表示し、[Make an Image]>[Local Image]の順に選択します。イメージの保存先になるパーティションを選択します。または、ローカルのZfD Workstation Imaging (Linux)パーティションにイメージを保存する場合は、ローカルLinuxファイルシステムを選択します。イメージのパスとファイル名を入力します。圧縮を使用する場合は、圧縮オプションを選択します。([Optimize for Speed]を指定すると、かかる時間は最小限で済みますが、作成されるイメージファイルは最も大きくなります。[Optimize for Space]を指定すると、最も小さなイメージファイルが作成されますが、かなりの時間がかかる場合があります。[Balanced]を指定すると、圧縮時間とイメージファイルのサイズのバランスが取られます)。xpartitionなど、詳細なパラメータを指定します。必要に応じて、[Description](イメージの説明)、[Machine Name](イメージが保存されているコンピュータ)、[Author](この情報を入力するユーザの名前)、および[Comments](任意の追加コメント)の各フィールドに追加情報を指定します。
または、
次のように入力します。
img makel[pNumber] filepath [comp=comp level] [xpartition]
| パラメータ | 指定内容 |
|---|---|
makel[pNumber] |
イメージの保存先となるローカルパーティション(「img dump」で表示)のパーティション番号。FAT16またはFAT32のプライマリパーティションである必要があります。このパーティションは作成されるイメージには含まれません。 このパラメータでパーティション番号が指定されていない場合、イメージはローカルのZfDイメージングパーティションに保存されます。 |
filepath |
拡張子.zmgとパーティションのルートからの完全なパスを含むイメージファイル名。パス内のディレクトリが存在することが必要です。このファイルがすでにある場合は、上書きされます。 |
[comp=comp level] |
comp levelは、イメージの作成時に使用される圧縮量です。0〜9のいずれかの番号を指定します。0を指定した場合は、圧縮されません。1は、[Optimize for Speed]と同じ意味を持ちます。このパラメータを指定しない場合のデフォルトです。6は、[Balanced]と同じ意味を持ちます。9は、[Optimize for Space]と同じ意味を持ちます。詳細についてはステップ 1の説明を参照してください。 |
xpartition |
イメージから除外するローカルパーティションのパーティション番号(img dumpによって表示される番号)。必要に応じて、複数のパーティションを除外する場合に、このパラメータを繰り返し使用できます このパラメータが指定されていない場合は、イメージの保存先になるパーティション以外のすべてのパーティションがイメージに含められます。 |
プロキシに作成モードは、コンピュータのイメージを作成し、そのイメージをイメージング(プロキシ)サーバに保存する場合に使用します。詳細については、手動によるワークステーションのイメージの作成を参照してください。
プロキシに作成モードを使用する:
「img」と入力して、メニューを表示し、[Make an Image]>[Proxy Image]の順に選択します。イメージングサーバのIPアドレスまたはDNS名を入力します。イメージング(プロキシ)サーバ上で新規イメージを保存する場所を表すUNCパスとファイル名を入力します。圧縮を使用する場合は、圧縮オプションを選択します。([Optimize for Speed]を指定すると、かかる時間は最小限で済みますが、作成されるイメージファイルは最も大きくなります。[Optimize for Space]を指定すると、最も小さなイメージファイルが作成されますが、かなりの時間がかかる場合があります。[Balanced]を指定すると、圧縮時間とイメージファイルのサイズのバランスが取られます)。xpartitionなど、詳細なパラメータを指定します。必要に応じて、[Description](イメージの説明)、[Machine Name](イメージが保存されているコンピュータ)、[Author](この情報を入力するユーザの名前)、および[Comments](任意の追加コメント)の各フィールドに追加情報を指定します。
または、
次のように入力します。
img makep address filepath [comp=comp level] [xpartition]
| パラメータ | 指定内容 |
|---|---|
address |
イメージの保存先となるイメージングサーバのIPアドレスまたはDNS名。 |
filepath |
拡張子.zmgとUNCスタイルの完全なパスを含むイメージファイル名。パス内のディレクトリが存在することが必要です。DNSまたはeDirectoryのイメージングサーバのポリシーで上書きを有効にしていない限り、ファイルがすでにある場合でも、上書きされません(イメージファイルのファイル名の上書き許可と保存場所の制限(イメージングサーバ設定)を参照してください)。パスにフォルダが指定されていない場合、イメージはZfD Workstation Imagingサーバソフトウェアがインストールされているボリュームまたはドライブのルートに作成されます。 重要: Linuxではバックスラッシュが認識されないので、UNCパス内でスラッシュを使用するか、またはパス全体を引用符で囲む必要があります。 |
[comp=comp level] |
comp levelは、イメージの作成時に使用される圧縮量です。0〜9のいずれかの番号を指定します。0を指定した場合は、圧縮されません。1は、[Optimize for Speed]と同じ意味を持ちます。このパラメータを指定しない場合のデフォルトです。6は、[Balanced]と同じ意味を持ちます。9は、[Optimize for Space]と同じ意味を持ちます。 |
xpartition |
イメージから除外するローカルパーティションのパーティション番号(img dumpによって表示される番号)。必要に応じて、複数のパーティションを除外する場合に、このパラメータを繰り返し使用できます このパラメータが指定されていない場合は、すべてのパーティションがイメージに含められます。 |
復元モードは、指定した場所からイメージを取得して、コンピュータに適用する場合に使用します。
通常、適用する対象のイメージがベースイメージ(イメージングエンジンにより以前に作成されたもの)である場合は、新しいイメージが適用される前に、LinuxパーティションおよびCompaq設定パーティションを除く既存の全パーティションが書き込み可能なローカルのすべてのデバイス(ハードディスク、Jazドライブなど)から削除されます。イメージの適用時には、可能な限り、イメージの取得元となった各パーティションのサイズが維持されます。十分な空き容量がない場合には、データを失うことにならない限り、スペースに収まるように最後のパーティションが縮小されます。データが失われる場合、イメージングエンジンはこの操作要求を拒否します。イメージに含まれているすべてのパーティションが元のサイズに復元されても容量が残っている場合、残りの容量部分はパーティションがない状態になります。
適用するイメージがアドオンイメージ(アプリケーションオブジェクトにより生成されたものまたはImage Explorer (Imgexp.exe)ユーティリティで作成されたもの)である場合、またはapartition:ppartitionパラメータが指定されているベースイメージの場合は、既存の物理パーティションは一切削除されません。この場合は、イメージからのファイルを使用して、該当するパーティションが更新されるのみにとどまります。更新処理では、既存のファイルは削除されません。また、同じ名前の既存ファイルが存在する場合、既存ファイルがより新しいときは上書きされません。
注: ZfD Workstation Imagingでは、4GBを超えるサイズのアドオンイメージを復元することができません。
このモードの構文は、次に説明されるように、イメージをローカルデバイスから取得するか、イメージング(プロキシ)サーバから取得するかにより、変わってきます。
ローカルから復元モードは、ローカルデバイスからイメージを取得して、コンピュータに適用する場合に使用します。詳細については、接続解除時のイメージング操作のセットアップを参照してください。
ローカルから復元モードを使用する:
「img」と入力して、メニューを表示し、[Restore an Image]>[Local Image]の順に選択します。イメージがローカルのZfD Workstation Imaging (Linux)パーティションに保存されている場合はローカルLinuxファイルシステムを、それ以外の場合はイメージが保存されているパーティションを選択します。イメージのパスとファイル名を入力します。sfilesetやapartition:ppartitionなど、詳細なパラメータを指定します。
または、
次のように入力します。
img restorel[pNumber] filepath [sfileset] [apartition:ppartition]
| パラメータ | 指定内容 |
|---|---|
restorel[pNumber] |
イメージの取得元となるローカルパーティションのパーティション番号(「img dump」で表示)。FAT16またはFAT32のプライマリパーティションである必要があります。このパーティションはイメージング操作の影響を受けません。 このパラメータでパーティション番号が指定されていない場合、イメージはローカルのZfDイメージングパーティションから取得されます。 |
filepath |
拡張子.zmgとパーティションのルートからの完全なパスを含む取得対象イメージのファイル名。 |
sfileset |
書き込むイメージファイルセット(バリアント)の番号。有効な値は、1〜10です。イメージのバリアントの作成について詳細は、イメージの準備を参照してください。 このパラメータを省略した場合、ファイルセット1が使用されます。 |
apartition:ppartition |
イメージアーカイブ内のパーティション(apartition)と、ローカルコンピュータ上の物理ターゲットパーティション(ppartition)間のマッピング。このパラメータを使用して、イメージの特定部分を選択し、それを特定のローカルパーティションに復元します。 重要: このパラメータを使用した場合、既存のローカルパーティションは削除されません。ターゲットのローカルパーティションのみが更新されます。更新処理では、既存のファイルは削除されません。また、同じ名前の既存ファイルが存在する場合、既存ファイルがより新しいときは上書きされません。更新する前に、対象のパーティションからすべての既存ファイルを削除する場合は、「img pd」と「img pc」を使用して、パーティションの削除と再作成を行います。 apartitionでは、Image Explorer (Imgexp.exe)ユーティリィティ内でソースパーティションとして表示されるパーティション番号を使用します。ppartitionでは、img dumpで表示されるターゲットパーティションのパーティション番号を使用します。ターゲットパーティションは、Windowsパーティションであることが必要です。このパラメータを繰り返すことで、単一の操作で必要な復元を複数選択して要求できます。これにより、イメージの複数部分を単一のローカルパーティションに適用できます。ただし、単一の操作で、イメージの同じ部分を複数のローカルパーティションに適用することはできません。 |
プロキシから復元モードは、イメージング(プロキシ)サーバからイメージを取得して、コンピュータに適用する場合に使用します。詳細については、手動によるワークステーションへのイメージの適用を参照してください。
プロキシから復元モードを使用する:
「img」と入力して、メニューを表示し、[Restore an Imag]>[Proxy Image]の順に選択します。イメージング(プロキシ)サーバのIPアドレスまたはDNS名を入力します。イメージの取得先のUNCパスとファイル名を入力します。sfilesetやapartition:ppartitionなど、詳細なパラメータを指定します。
または、
次のように入力します。
img restorep address filepath [sfileset] [apartition:ppartition]
| パラメータ | 指定内容 |
|---|---|
address |
イメージの取得元となるイメージングサーバのIPアドレスまたはDNS名。 |
filepath |
拡張子.zmgとUNCスタイルの完全なパスを含む取得対象イメージのファイル名。 重要: Linuxではバックスラッシュが認識されないので、UNCパス内でスラッシュを使用するか、またはパス全体を引用符で囲む必要があります。 |
sfileset |
書き込むイメージファイルセット(バリアント)の番号。有効な値は、1〜10です。イメージのバリアントの作成について詳細は、イメージの準備を参照してください。 このパラメータを省略した場合、ファイルセット1が使用されます。 |
apartition:ppartition |
イメージアーカイブ内のパーティション(apartition)と、ローカルコンピュータ上の物理ターゲットパーティション(ppartition)間のマッピング。このパラメータを使用して、イメージの特定部分を選択し、それを特定のローカルパーティションに復元します。 重要: このパラメータを使用した場合、既存のローカルパーティションは削除されません。ターゲットのローカルパーティションのみが更新されます。更新処理では、既存のファイルは削除されません。また、同じ名前の既存ファイルが存在する場合、既存ファイルがより新しいときは上書きされません。更新する前に、対象のパーティションからすべての既存ファイルを削除する場合は、パーティションモードを使用して、パーティションの削除と再作成を行います。 apartitionでは、Image Explorer (Imgexp.exe)ユーティリィティ内でソースパーティションとして表示されるパーティション番号を使用します。ppartitionでは、img dumpで表示されるターゲットパーティションのパーティション番号を使用します。ターゲットパーティションは、Windowsパーティションであることが必要です。このパラメータを繰り返すことで、単一の操作で必要な復元を複数選択して要求できます。これにより、イメージの複数部分を単一のローカルパーティションに適用できます。ただし、単一の操作で、イメージの同じ部分を複数のローカルパーティションに適用することはできません。 |
ダンプモードは、コンピュータの記憶媒体とパーティションに関する情報を表示する場合に使用します。
ダンプモードを使用する
| 例 | 説明 |
|---|---|
img dump |
書き込み可能なローカルのすべてのデバイス上に現在あるパーティションを一覧表示します。 |
img dump geo |
すべての記憶媒体、それらの形状と容量、および書き込み可能なデバイス上に現在あるパーティションが一覧表示されます。 |
パーティションモードは、コンピュータについてパーティションを作成、削除、またはアクティブ化(ブート可能にする)を実行する場合に使用します。
パーティションモードを使用する:
「img」と入力して、メニューを表示し、[Partition]>操作項目の順に選択します。詳細については、次の表を参照してください。
または、
次のように入力します。
img poperation
operationには次のいずれかを指定します。
ZENPartitionモードは、インストール済みのZfD Workstation Imaging (Linux)パーティションを有効化、無効化、または削除する場合に使用します。
ZENPartitionモードを使用する:
「img」と入力して、メニューを表示し、[ZENPartition]を選択し、表示されるテキストを読みます。次に、[Continue]>操作項目>[OK]の順に選択します。
または、
次のように入力します。
img zenPartition operation
operationにはenable、disable、またはremoveを指定します。
「lilo.s」と入力して、この変更を有効にします。
重要: インストール済みのZfDイメージングパーティションを削除した場合は、ただちに有効なLILO以外のMBR(マスタブートレコード)を使用してベースイメージを復元する必要があります。この作業を行わないと、コンピュータが正しくブートされなくなります。
情報モードは、次を表示する場合に使用します。
この情報はイメージングブートプロセス中に検出されます。イメージングエンジンが自動イメージングモードで実行される場合は、この情報がイメージングサーバに送信され、必要に応じ、コンピュータに適用するイメージの判断に役立てられます。
このデータは、コンピュータの再イメージング後に確実に復元できるよう、各Windowsセッション中にImaging Agentにより保存されるものです。コンピュータが新品で、Windowsがまだインストールされていない場合は、最初のWindowsベースイメージが適用されるときに、初回の一連のデータがNDSまたはeDirectoryのポリシーからイメージングサーバ経由でイメージングエンジンに供給されます(詳細については、未登録のワークステーションに対するイメージングポリシー(サーバポリシー)の定義を参照してください)。
情報モードを使用する:
「img」と入力してメニューを表示し、[Information]を選択してから、[All]、[Hardware]、または[ZISD]を選択します。詳細については、次の表を参照してください。
または、
次のように入力します。
img info [zisd]
| パラメータ | 指定内容 |
|---|---|
info |
次をはじめとする、検出されたコンピュータ上のハードウェアデバイスを一覧表示します。
|
zisd |
コンピュータ上のイメージセーフエリアに現在保存されているデータを一覧表示します。このデータはImaging Agent (Ziswin.exe)に一覧表示されている項目で構成されています。 リストには、イメージセーフデータに加え、コンピュータに最後に適用されたベースイメージの情報も含まれています。 |
| 例 | 説明 |
|---|---|
img info |
検出されたコンピュータ上のハードウェアデバイスを一覧表示します。 |
img info zisd |
コンピュータ上に現在保存されているZfDイメージセーフデータとコンピュータに最後に適用されたベースイメージの情報を一覧表示します。 |
セッション(マルチキャスト)モードは、あるコンピュータのイメージを作成して、そのイメージを、NDS/eDirectoryまたはZfDサーバを使用せずに、1度の操作で、ネットワークを介して他の複数のコンピュータに同時に適用する場合に使用します。詳細については、イメージのマルチキャストを参照してください。
マルチキャストを実行するためには、各参加コンピュータをイメージングデバイスからブートし、次の説明に従いこのモードでイメージングエンジンを実行する必要があります。イメージの取得元となるコンピュータはマスタ、イメージを受信するコンピュータは参加コンピュータと呼ばれます(参加コンピュータのことをスレーブと呼ぶこともあります)。ZfD 4以降では、イメージングサーバからマルチキャストセッションを開始できます。この方法でマルチキャストセッションを開始する場合は、セッションマスタとしてワークステーションではなくマルチキャストの対象となるイメージファイルを指定します。
注: マルチキャストを正しく機能させるには、ネットワーク上のルータおよびスイッチでマルチキャスト機能を設定する必要があります。この設定を怠ると、マルチキャストパケットが正しくルーティングされない場合があります。
セッション(マルチキャスト)モードを使用する:
「img」を入力してメニューを表示し、[Multicast Session]>[Master]または[Client]の順に選択します。[Session Name]、[Number of Clients]、および[Timeout]の各フィールドに情報を入力します。詳細については、次の表を参照してください。
または、
次のように入力します。
img session name [master|client] [clients=count [t=minutes]]