ZENworks/Desktop DNA Personality Migrationを行うには、ZfD環境が必要です。このドキュメントではZfD 4/4.0.1について説明していますが、それ以前のバージョンでも基本的な考え方は同じです。
この節では、Desktop DNAテンプレートおよびDNAパーソナリティファイルを格納するディレクトリ構造を作成します。これらのディレクトリへの権利または許可は、グループを使用して制御することをお勧めします。
ZfDおよび作成するディレクトリは、LAN/WAN環境、移行の規模、および現行のライフサイクル管理の要件により、1つのサーバ(DNAサーバ)または複数のサーバ上に置くことができます。
注: \ddnaディレクトリの格納場所として\sys:ボリュームを使用しないでください。
詳細情報については、以下を参照してください。
Desktop DNAテンプレートは、古いワークステーションの設定およびデータのセットを定義するためのポリシーと考えることができます。テンプレートの作成手順については、Desktop DNAテンプレートの作成を参照してください。
中継ワークステーション上にDNAテンプレートを作成し、それをユーザからアクセス可能なネットワークの場所に格納します。DNAサーバ上か、他のNetWare(R)またはWindowsサーバ上にテンプレートを格納できます。
詳細情報については、以下を参照してください。
Desktop DNAテンプレートの格納場所として、\ddna\templatesディレクトリを作成します。
ユーザに、ディレクトリの読み取り権利およびファイルスキャン権利を与えます。
OS管理者および移行管理者に、読み取り権利およびファイルスキャン権利に加えて、書き込み権利を与えます。
Desktop DNAテンプレートの格納場所として、\ddna\templatesディレクトリを作成します。
DDNAとして\ddnaディレクトリを共有します。
ユーザに、この共有への基本的な読み取り権利を与えます。
OS管理者および移行管理者に、この共有へのフルコントロール権利を与えます。
一般的なパーソナリティのサイズは約10〜15MBです(Microsoft* Officeの設定、テンプレートなどの容量を想定)。ユーザのデータが集約され、再配置されている場合、パーソナリティのサイズが500MB以上になる場合もあります。
パーソナリティのサイズおよび内容を監視し、必要に応じてテンプレートを調整してください。
パーソナリティは、ユーザのホームディレクトリやNovell iFolder(R)など、任意の場所に格納できます。このガイドでは、パーソナリティの格納のためのストレージサーバの使い方について説明しています。今後の統合ソリューションには、NetWareおよびWindowsユーザのホームディレクトリおよびNovell iFolderとの統合が含まれる予定です。
詳細情報については、以下を参照してください。
ユーザがアクセス権を持っているNetWareサーバ上に、\ddna\dataディレクトリを作成します。
ユーザに、ディレクトリの読み取り、ファイルスキャン、および書き込み権利を与えます。
この共有へのアクセスを制御するためにグループメンバーシップを使用することをお勧めします。
一般的なパーソナリティストアは、最小で約15GBの容量から開始します。前述したように、パーソナリティのサイズは注意深く監視する必要があります。
ユーザがアクセス権を持っているWindowsサーバ上に、\ddna\dataディレクトリを作成します。
DDNADATAとして\ddna\dataディレクトリを共有します。
ユーザに、この共有への読み取りおよび書き込み権利を与えます。
この共有へのアクセスを制御するためにグループメンバーシップを使用することをお勧めします。