1.6 パッチ管理

1.6.1 セキュリティダッシュボードの拡張

  • [上位CVE]ダッシュレットおよび[CVE重大度分布]ダッシュレットに脆弱性ステータスフィルタが追加されました。以前のリリースでは、デバイスのどれがCVEに対して脆弱である(パッチが適用されていない)かどうかに関係なく、ダッシュレットはデバイスに適用されるCVEを表示していました。Update 1では、脆弱性ステータスフィルタを使用して、現在脆弱な(パッチが適用されていない)デバイスを含むCVEのみを表示できます。システム更新の後で、2つのデフォルトのダッシュレットでフィルタが自動的に適用されますが、カスタムダッシュレットを編集して、フィルタをオンにする必要があります。詳細については、『CVE Reference』を参照してください。

  • ダッシュレットのCVEリストから目的のCVEを選択し、[Create CVE Tracker (CVEトラッカーの作成)]オプションを使用して、[上位CVE]ダッシュレットおよび[CVE重大度分布]ダッシュレットから[CVEトラッカー]ダッシュレットを簡単に作成する機能が追加されました。

  • パッチリストから目的のパッチを選択し、[Create Patch Tracker (パッチトラッカーの作成)]オプションを使用して、最近リリースされたパッチダッシュレットとゾーンのパッチリストから[パッチトラッカー]ダッシュレットを簡単に作成する機能が追加されました。詳細については、『CVE Reference』および『ZENworks Patch Management Reference』を参照してください。

  • セキュリティダッシュボードにパッチダッシュレットを固定する機能が追加されました。

1.6.2 カスタムパッチの拡張

カスタムパッチ機能を使用すると、ZENworks Patch Managementを使用して、(パッチサブスクリプションではなく)外部ソースから手動でダウンロードされたパッチを監視できます。たとえば、Windows 7 ESUパッチです。カスタムパッチ機能が拡張され、カスタムパッチをデバイスに適用する基準を定義できるようになりました。また、デバイスにパッチが適用されていることを示す基準も定義できるようになりました。詳細については、『ZENworks Patch Management Reference』の「Create a Custom Patch」を参照してください。

1.6.3 シャットダウン中にパッチを適用するときに表示されるユーザインタフェース

このリリース以降、シャットダウン中にパッチが適用されるときに、PowerShellウィンドウではなく、ユーザインタフェースが表示されます。