ZENworks Applianceを展開するには、次の手順を実行します。
アプライアンスが展開されるプライマリサーバにDNSサーバが設定されていることを確認します。また、ローカルマシンのホスト名はDNSで解決できる必要があります。
ZENworks Applianceの展開先にする仮想マシンが『ZENworks 2020 Update 2システム要件』に一覧されている要件を満たすことを確認します。
WebサイトからZENworks 2020 Update 2 Applianceファイルをダウンロードするか、またはマルチパートのZENworks Appliance ZIPファイルをダウンロードして、オープン仮想化アーカイブ(OVA)ファイルを作成します。
ハイパーバイザに基づいて、関連するファイルをダウンロードします。
VMware ESXi: .ovaファイルをダウンロードします。
Microsoft Hyper-V: .vhdまたは.vhdxファイルをダウンロードします。
SLES 12上のXen Server: xen.tar.gzファイルをダウンロードします。
Citrix Hypervisor (以前はXenServer): xva.tar.gzファイルをダウンロードします。
メモ:Windowsデバイスでは、tarのネイティブサポートを使用して、xva.tar.gzファイルを抽出します。ファイルを抽出するには、コマンドプロンプトで、次のように指定します。
tar -xjvf <xva.tar.gz file>
ファイル(.ova、.vhd、.vhdx 、.xva、または.raw)をダウンロードして抽出し、ZENworksアプライアンスをハイパーバイザーに展開します。
ZENworks Applianceの展開後、仮想マシンの電源をオンにする前に、ZENworksデータ用に40GB以上のサイズのハードディスクを追加する必要があります。
コンテンツの要件に応じて、ZENworks Applianceの展開後に事前設定されたディスク容量を増加できます。
次のタスクのアプライアンス設定の構成に進みます。
アプライアンスの展開時には、次のhypervisorがサポートされています。
ローカルで、またはリモートワークステーションからホストサーバにログインします。
Windowsリモートデスクトップを使用して、リモートワークステーションからホストサーバにログインできます。
各仮想マシンを配置する場所に新しいディレクトリを作成します(例: C:\Users\Public\Documents\Hyper-V\Virtual Hard Disks)。後の手順で、このディレクトリにソフトウェアをダウンロードします。
ベストプラクティスとして、このディレクトリにはZENworks仮想アプライアンスで使用する予定のものと同じ名前を付けます。たとえば、ZENworksアプライアンスでZENworks1という名前を使用する予定の場合、この新しいディレクトリの名前もZENworks1にする必要があります。
ZENworksソフトウェア(ZENworks<version>_Appliance-x86_64.vhd.zip)を、手順2で作成したホストサーバのディレクトリにダウンロードします。
Micro Focus Customer Centerからソフトウェアにアクセスできます。
ZENworks<version>_Appliance-x86_64.vhd.zipファイルを、手順2で作成したホストサーバのディレクトリに抽出します。
Hyper-Vマネージャーを開きます。
Hyper-Vマネージャーの左側で、マシン名を右クリックします。これは新しい仮想マシンを作成するホストです。[新規]>[仮想マシン]をクリックします。
新しい仮想マシンウィザードが表示されます。
[Before You Begin (開始する前に)]ページを確認し、[次へ]をクリックします。
[名前]フィールドに、新しい仮想マシンの名前を指定します。たとえば、ZENworks1と指定します。
[次へ]をクリックします。
仮想マシンの世代を選択します。
[Startup memory (起動メモリ)]フィールドで、仮想マシンに割り当てるメモリの量(MB単位)を指定します。ZENworksの推奨される最小値は16 GBです。
[次へ]をクリックします。
[Configure Networking (ネットワークの設定)]ページで、目的のネットワークカードを選択して次へをクリックします。
ブート可能ディスクイメージを設定します。
[Connect Virtual Hard Disk (仮想ハードディスクの接続)]ページで、[Use an existing virtual hard disk (既存の仮想ハードディスクを使用する)]を選択し、ダウンロードした.vhdファイルを参照します。
[開く]をクリックしてファイルを選択し、[次へ]をクリックします。
[終了]をクリックします。
2台目のハードディスクを追加していない場合は、仮想マシンの電源をオンにする前に2台目のハードディスクを必ず追加します。
2台目のハードディスクを追加するには、次の手順を実行します。
Hyper-Vマネージャーで、作成したデバイスを右クリックして[設定]をクリックします。
[ハードウェア]セクションで、SCSIコントローラを選択し、[ハードドライブ]を選択して、[追加]をクリックします。
仮想ハードディスクを選択し、新規をクリックします。
[Before You Begin (開始する前に)]ページを確認し、[次へ]をクリックします。
必要なディスクフォーマットを選択し、[次へ]をクリックします。
[Choose Disk Type (ディスクの種類の選択)]ページで、Fixed size (固定サイズ)を選択して次へをクリックします。
[Specify Name and Location (名前と場所の指定)]ページで、次の情報を指定し、[次へ]をクリックします。
[名前]: ハードディスクの名前を指定します。たとえば、ZENDisk2。
[場所]: ハードドライブを配置する場所を指定します。
[Configure Disk (ディスクの設定)]ページで、Create a new blank virtual hard disk (新しい空の仮想ハードディスクを作成)を選択して、ハードディスクのサイズを指定します。80GBを推奨します。
[次へ]をクリックします。
概要情報を確認し、[完了]をクリックします。
[適用]>[OK]の順にクリックします。
仮想マシンを右クリックし、[Start (起動)]をクリックします。
重要:手順15で説明しているように、アプライアンス用の個別のHyper-Vハードディスクを作成するまで、アプライアンスを起動しないでください。
仮想マシンを右クリックし、[Connect (接続)]をクリックします。
アプライアンス設定の構成に進みます。
ローカルで、またはリモートワークステーションからホストサーバにログインします。
次のコマンドを使用して、Linux上のリモートワークステーションからホストサーバにログインできます。
ssh -X root@host_ip_address
GUIインストールプログラムを表示するには、このコマンドで-Xを使用する必要があります。このセクションの各手順では、GUIインストールプログラムを使用してサーバを設定します。
ホストサーバの/var/lib/xen/imagesディレクトリに移動します。
imagesディレクトリ内に、ZENworksをダウンロードできる新しいディレクトリを作成します。
ベストプラクティスとして、このディレクトリにはZENworks仮想アプライアンスで使用する予定のものと同じ名前を付けます。たとえば、ZENworksアプライアンスでZENworks1という名前を使用する予定の場合、この新しいディレクトリの名前もZENworks1にする必要があります。
Micro Focus Customer Centerからソフトウェアをダウンロードできます。
作成したディレクトリに移動します。
ZENworksソフトウェア(ZENworks<version>_Appliance-x86_64.xen.tar.gz)をホストサーバ上の現在のディレクトリにダウンロードします。
ZENworks<version>_Appliance-x86_64.xen.tar.gzファイルをダウンロードしたディレクトリで、当該ファイルをuntarします。
ファイルをuntarするには、次のコマンドを使用できます。
tar -Sxvzf ZENworks<version>_Appliance-x86_64.xen.tar.gz
ZENworksバージョンディレクトリが作成されます。このディレクトリに、仮想イメージの実行に使用する.rawファイルが含まれます。このプロセスには数分かかることがあります。
ホストサーバから、次のコマンドを実行してGUI環境設定メニューを起動します。
vm-install
仮想マシンの作成ウィザードが表示されます。
[進む]をクリックします。
I have a disk (ディスクを持っています)またはdisk image with an installed operating system (インストール済みオペレーティングシステムが含まれるディスクイメージ)を選択して、[Forward (進む)]をクリックします。
[SUSE Linux Enterprise Server <バージョン>]を選択し、[Forward (進む)]をクリックします。
仮想マシンの名前をクリックし、[名前]フィールドに新しい名前を指定して、仮想マシンの名前を変更します。次に、[適用]をクリックします。
XenがZENworksアプライアンスに対して割り当てるメモリ量とCPU数を設定します。
[概要]ページで、[ハードウェア]をクリックして、次の情報を指定します。
[Available Memory (使用可能なメモリ)]: ホストサーバで使用可能なメモリの量を表示します。
[Initial Memory (初期メモリ)]: 16 GBは推奨される最小メモリ量です。
[Maximum Memory (最大メモリ)]: これは初期メモリに設定したのと同じ値に設定します。
[Available Processor (使用可能なプロセッサ)]: ホストサーバで使用可能なプロセッサ数を表示します。
[適用]をクリックします。
ブート可能ディスクイメージを設定します。
[概要]ページで、[Disks (ディスク)]をクリックします。
[ハードディスク]をクリックします。
[Virtual Disk (仮想ディスク)]ページで、次の情報を指定します。
[ソース]: [参照]をクリックして、手順6でuntarした.rawファイルを参照します。
[Protocol/Storage Format (プロトコル/ストレージ形式)]: ファイルを選択します。
[Size (GB) (サイズ (GB))]: デフォルトサイズはGB単位で表示されます。これは変更できません。
[Create Sparse Image File (スパースイメージファイルの作成)]: このオプションは使用できません。
[Read-Only Access (読み取り専用のアクセス権)]: このオプションは選択しないでください。
[OK] をクリックします。
別のXenハードディスクを追加します。このオプションを選択する前に、仮想マシンにハードディスクを追加する必要があります。ハードディスクをまだ追加していない場合は、[Power Off Virtual Machine (仮想マシンの電源をオフにする)]をクリックして、ハードディスクを追加するように仮想マシン設定を変更し、仮想マシンの電源をオンにします。
[ディスク]ページで、[ハードディスク]をクリックします。
[Virtual Disk (仮想ディスク)]ページで、次の情報を指定します。
[ソース]: このフィールドには仮想マシンの作成時に作成された.rawファイルのパスがすでに入力されています。必要に応じて、ソースフィールドのディスクの名前をdisk0から任意の名前に変更できます。
[Size (GB) (サイズ (GB))]: 割り当てるハードディスクスの容量を指定します。80GBを推奨します。
[OK]>[適用]の順にクリックします。
[OK]をクリックして、変更を保存し、仮想マシンを作成して電源をオンにします。
重要:手順14で説明しているように、アプライアンス用の個別のXenハードディスクを作成するまで、アプライアンスの電源をオンにしないでください。
アプライアンス設定の構成に進みます。
ZENworks Applianceは、オープン仮想アーカイブ形式で保存されており、VMware VSphere Clientアプリケーションを使用してVMwareインフラストラクチャに展開できます。
ZENworksソフトウェア(ZENworks<version>_Appliance-x86_64.ova)を管理ワークステーションにダウンロードします。
Micro Focus Customer Centerからソフトウェアをダウンロードできます。
管理ワークステーションでZENworks<version>_Appliance-x86_64.ovaファイルを抽出し、ZENworks-versionファイルフォルダが表示されるようにします。
メモ:VMwareワークステーションで、デフォルトのWindows抽出ツールを使用してZENworks<version>_Appliance-x86_64.ovaファイルを抽出しないでください。このファイルを展開すると、「アクセスが拒否されました」というエラーメッセージが表示される場合があります。この問題を解決するには、他のサードパーティの抽出ツールを使用してファイルを抽出してください。
vSphereクライアントで、[File (ファイル)]>[Deploy OVF Template (OVFテンプレートの展開)]の順にクリックします。
メモ:使用している仮想化ソフトウエアが.ovfをサポートしていない場合は、VMware Webサイトで入手可能なVMware OVFツールを使用して.ovfファイルを.vmxに変換する必要があります。
ダウンロードされた.ovaファイル(ZENworks2020_Appliance-x86_64.ova)を参照して選択します。
[次へ]をクリックします。
[次へ]をもう一度クリックします。
[名前]フィールドで、ZENworksアプライアンスの名前を任意の名前に変更して、[次へ]をクリックします。
[次へ]をクリックして、ディスクフォーマットのデフォルトを受諾します。
[終了]をクリックします。
アプライアンス用の別のVMwareハードディスクを作成します。これはZENworksファイルを保存する場所です。
vSphereクライアントで、セカンダリストレージを作成する、作成済みの仮想マシンを右クリックして、[Edit Settings (設定の編集)]をクリックします。
[Virtual Machine Properties (仮想マシンプロパティ)]ページが表示されます。
[ハードウェア]タブで[追加]をクリックします。
[ハードウェアの追加]ダイアログボックスが表示されます。
ハードディスクをクリックして、次へをクリックします。
Create a new virtual disk (新しい仮想ディスクの作成)を選択して、[次へ]をクリックします。
[ディスクサイズ]フィールドで、割り当てるハードディスクの容量を指定します。80GBを推奨します。
データストアを選択し、[OK]をクリックします。
[次へ]をクリックします。
[完了]をクリックします。
VMwareがZENworksアプライアンスに対して割り当てているメモリの量を増やします。
[Virtual Machine Properties (仮想マシンのプロパティ)]ウィンドウで、Memory (メモリ)を選択し、設定を環境に適したサイズに増やします。16GBを推奨します。
[OK]をクリックして、[Virtual Machine Properties (仮想マシンのプロパティ)]ウィンドウを終了します。
アプライアンス(仮想マシン)の電源をオンにします。
アプライアンス設定の構成に進みます。
ZENworksソフトウェア(ZENworks<version>_Appliance-x86_64.xva.tar.gz)を管理ワークステーションにダウンロードします。
Micro Focus Customer Centerからソフトウェアをダウンロードできます。
Citrix XENCenterクライアントで、ZENworksアプライアンスをインストールするサーバを右クリックし、[インポート]をクリックします。
メモ:Windowsデバイスでは、tarのネイティブサポートを使用して、xva.tar.gzファイルを抽出します。ファイルを抽出するには、コマンドプロンプトで、次のように指定します。
tar -xjvf <xva.tar.gz file>
[Import Source (ソースのインポート)]: ZENworks<version>_Appliance-x86_64.xva.tar.gz抽出フォルダを参照し、ZENworks<version>_Appliance-x86_64-<build-no>.xvaファイルを選択します。
[場所]: [次へ]をクリックし、デフォルト設定を使用して続行します。
[ストレージ]: インポートされたVMのディスクイメージを配置するストレージリポジトリ(SR)を1つ以上選択し、[次へ]をクリックします。
[ネットワーク]: VMを接続するネットワークを選択します。仮想ネットワークインタフェースを選択し、[次へ]をクリックします。
すべてのインポート設定を確認して[完了]をクリックし、インポートプロセスを開始してウィザードを閉じます。
インポートの進行状況は、XenCenterウィンドウ下部にあるステータスバーと、ログタブに表示されます。
アプライアンス用の別のハードディスクを作成します。これはZENworksファイルを保存する場所です。
Citrix XenCenterクライアントで、作成した仮想マシンを選択して、[ストレージ]タブをクリックします。
仮想ディスクページが表示されます。
[追加]をクリックします。
[Add Virtual Disk (仮想ディスクの追加)]ダイアログボックスが表示されます。
[名前]フィールドで、仮想ディスクの名前を指定します。
[サイズ]フィールドで、割り当てるハードディスクの容量を指定します。80GBを推奨します。
[追加]をクリックします。
アプライアンス(仮想マシン)の電源をオンにします。
アプライアンス設定の構成に進みます。