5.1 Ganglia環境設定

Gangliaは、ZENworks Applianceシステムに関する情報を収集できるスケーラブルな分散型モニタリングシステムです。監視可能なデフォルトのメトリックは、CPU、ディスク、負荷、メモリ、ネットワーク、およびプロセスです。

メモ:デフォルトでは、Ganglia環境設定サービスとGanglia監視サービスが停止されます。必要に応じて、Ganglia環境設定サービスとGanglia監視サービスを手動で開始できます。Gangliaモニタリングの有効化の詳細については、Gangliaモニタリングの有効化を参照してください。

  1. ZENworks Applianceホームページの[Appliance Configuration (アプライアンスの設定)]セクションで、Ganglia環境設定をクリックします。

  2. 次の環境設定オプションを変更できます。

    • 完全なモニタリングサービスを有効にする: このオプションを選択すると、他のアプライアンスからメトリックを受信して保存したり、Ganglia WebインタフェースをZENworks Applianceと同じデバイスで実行したりすることができます。

      このオプションをオフにすると、Gangliaモニタリングを無効にできます。無効にできるのは、ZENworks Appliance用のモニタリングシステムがある場合、またはモニタリング情報の表示専用アプライアンスを設定する場合のみです(そのためには、下にあるユニキャストを選択して、モニタリング情報が保存されているアプライアンスのDNS名またはIPアドレスを指定します)。

    • このアプライアンスでモニタリングを有効にする: このオプションを選択すると、このアプライアンスでGangliaモニタリングが有効になります。

      • マルチキャスト: このオプションを選択すると、モニタリング情報をネットワーク上の他のアプライアンスに送信できます。

      • ユニキャスト: このオプションを選択すると、モニタリング情報を1つの宛先に送信できます。

        • Publish to (発行先): ユニキャストモードでの動作時に、Gangliaがモニタリング情報を送信するサーバを指定します。

    • モニタリングツールのオプション: このオプションを選択すると、http://:9080/gweb/を使用するのと同様に、モニタリングツールからHTTPポート9080経由でこのサーバにアクセスできるようになります。

  3. (オプション)データベースのリセットをクリックして、このアプライアンスから既存のGangliaメトリックをすべて削除します。

    このオプションは、ZENworksデータベースには適用できません。

  4. OKをクリックします。

    GangliaモニタリングをZENworks Applianceで使用する方法の詳細については、セクション 5.2, Gangliaモニタリングを参照してください。

5.1.1 Gangliaモニタリングの有効化

Gangliaモニタリングを有効化するには、次のサービスを起動します。

  • novell-gmond.service

  • novell-gmetad.service

  • apache2.service

サービスを一時的に起動する場合は、systemctl start <service_name>コマンドを使用します。

メモ:アプライアンスを再起動した場合は、常にこのコマンドを実行してモニタリングサービスを起動する必要があります。

サービスを恒久的に有効化するには、systemctl enable <service_name>コマンドを使用します。