B.1 重複オブジェクトの詳細

B.1.1 購入レコード

ZENworks Asset Management 7.5の一意なレコードは、PO番号と注文日の組み合わせです。PO番号が空でなければ、マイグレーション中はPO番号が使用されます。空の場合は、新規作成PO番号の一部として注文日が使用されます。

B.1.2 カタログ製品

ZENworks Asset Management 7.5の一意なレコードは、製造元 + 製品 + 製品タイプ + バージョン + パッケージごとのライセンスの組み合わせです。

B.1.3 ライセンス製品

ZENworks Asset Management 7.5の一意なレコードは、製造元 + 製品 + バージョン情報の組み合わせです。ライセンスは重複でないが、そのライセンスにカタログ製品が関連付けられていて、そのカタログ製品にZENworks 11 SP2内の既存ライセンスが関連付けられている場合は、データベースでは同じカタログ製品に複数のライセンスの関連付けを許さないので、マイグレーションユーティリティでエラーが発生します。

ライセンスは重複していないが、その検出製品にZENworks 11 SP2 Asset Management内の既存ライセンスが関連付けられている場合、マイグレーションは続行します。検出された製品は両方のライセンスのインストールとしてカウントされるので、2つのライセンスの使用番号は正確ではありません。ZENworks 11 SP2 Asset Management内の一方のライセンスから、検出製品を削除する必要があります。

B.1.4 検出された製品

マイグレーションユーティリティはローカル製品だけをマイグレートします。重複はマイグレートしません。

B.1.5 ソフトウェアコレクション

ZENworks Asset Management 7.5の一意なレコードは、製造元 + 製品 + バージョン情報の組み合わせです。ZENworks Asset Management 7.5では、コレクションに重複している値を入力すると、ZENworks Asset Managementが製品値を増やします。

同じメンバー製品を必要とするZENworks Asset Management 7.5とZENworks 11 SP2 Asset Managementで重複しないコレクションが定義されている場合、このデータは、マイグレーションユーティリティによってZENworks 11 SP2に転送されます。この操作によって、両方のコレクションで同じ製品に対してインストールがカウントされることになるので、ZENworks 11 SP2 Configuration Managementでこれを修正する必要があります。

B.1.6 契約

ZENworks Asset Management 7.5の一意なレコードは契約IDです。他のアセット管理オブジェクトとは異なり、ZENworks 11 SP2 Asset Managementでは同じ契約IDで複数のフォルダに契約を作成することはできません。ZENworks Asset Management 7.5内の契約であって、ZENworks 11 SP2 Asset Management内の契約IDと一致する契約は、マイグレートされません。

B.1.7 日付通知

ZENworks Asset Management 7.5の一意なレコードは、ランダムに生成された識別子です。ZENworks Asset Management 7.5では、通知のすべての列に重複値を使用することはできません。ZENworks 11 SP2 Asset Managementでは、フォルダごとに一意な通知名を適用します。ZENworks Asset Management 7.5に重複した名前の通知がある場合、マイグレーションは失敗します。

B.1.8 文書

ZENworks Asset Management 7.5の一意なレコードは、ランダムに生成された識別子です。ZENworks Asset Management 7.5では、ドキュメントのすべての列に重複した値を使用することはできません。ZENworks 11 SP2 Asset Managementでは、フォルダごとに一意なドキュメントID名を適用します。ZENworks Asset Management 7.5に重複したドキュメントIDがある場合、マイグレーションは失敗します。