5.1 前提条件

Configuration Managementへの移行の前提条件を満たすためには、次の手順を実行します。

  1. マイグレーション元のZENworksのバージョンが次のいずれかであることを確認します。

    • ZENworks for Desktops 4.0.1

    • ZENworks Desktop Management 6.5

    • ZENworks 7.xデスクトップ管理

    重要:現在インストールされている従来のZENworksシステムには、Novell eDirectoryツリーとZENworksスキーマがインストールされており、ZENworks eDirectoryオブジェクトがツリー内にリストされている必要があります。ZENworks Migration Utilityを使用して、従来のバージョンのZENworksに存在しない新しいオブジェクトや属性をConfiguration Management内に作成することはできません。ただし、新しいフォルダを作成することはできます。

  2. eDirectoryデータの移行のために、管理ゾーンを確立し、ターゲットZENworksデータベースを提供するには、Configuration ManagementソフトウェアをZENworks Configuration Managementデータベースとともに少なくとも1つのプライマリサーバにインストールします。

    詳細については、『ZENworks 11 SP2 インストールガイド』を参照してください。

  3. ZENworksコントロールセンターを使用して、ユーザのユーザソースを設定し、ユーザが関連付けられているeDirectory項目を正常に移行できるようにします。ユーザソースの設定方法の詳細については、「ユーザソース」(『ZENworks 11 SP2システム管理リファレンス』)を参照してください。

    eDirectoryをZENworks Configuration Managementのユーザソースとして継続して使用するには、eDirectoryのバージョンを最小要件を満たすようにアップデートする必要があります。ZENworks Configuration ManagementでのeDirectory最小要件の詳細については、「信頼されたユーザソース」(『ZENworks 11 SP2インストールガイド』)を参照してください。

    ただし、eDirectoryに従来のZENworksオブジェクトとのユーザ関連付けがない場合は、ユーザソースは必要ありません。

  4. eDirectoryの8.7以前のバージョンを実行している場合、またはStarter Pack 1.0からアップグレードした場合は、ステップ 4.bに一覧表示されているLDAP属性が適切にマップされていることを確認してください。LDAPはマイグレーション中に既存のアプリケーション属性を読み取るために使用されます。

    新しいバージョンのeDirectoryでは、新しい属性名に自動的にスペースとコロンをマップします。使用しているバージョンのeDirectoryに複数のバージョンの属性がある場合(1つはコロンを使用しており、他ではスペースを使用しているなど)は、自動マッピング機能によりマイグレーションユーティリティにスペースのみを使用するバージョンを提供することができます。ただし、コロンを使用する属性のバージョンほうがマイグレーションには適しています。

    Configuration Managementへアプリケーションを移行するための属性マッピングを設定する

    1. ConsoleOneで、LDAPグループオブジェクトを選択して、[属性マッピング]タブをクリックします。

    2. 次の属性を見つけて、正しい名前をマップします。

      古い属性名

      新しい属性名

      App:Path

      appPath

      App:Icon

      appIcon

      App:Contacts

      appContacts

      App:Working Directory

      appWorkingDirectory

      App:Drive Mappings

      appDriveMappings

      App:Printer Ports

      appPrinterPorts

      App:Parameters

      appParameters

      App:Flags

      appFlags

      App:Startup Script

      appStartupScript

      App:Shutdown Script

      appShutdownScript

    3. 変更内容を保存します。

  5. ユーティリティを実行するWindowsデバイスにZENworks Migration Utility実行可能ファイルをダウンロードしてインストールします。詳細については、セクション 4.2, ZENworks Migration Utilityのダウンロードおよびインストールを参照してください。

  6. マイグレーションを計画します。

    ZENworks Migration Utilityをモデリングツールとして使用し、計画で役立てることができます。詳細については、セクション 4.4, マイグレーションの計画を参照してください。

  7. セクション 5.2, ZENworks Migration Utilityの開始」に進みます。