2.1 ZENworks Desktop Management

次の情報は、ZENworks 11 SP2がZENworks 7.x Desktop Management (ZDM 7)と共存する場合に適用されます。ZENworks 11 SP2は、ZENworks for Desktops 4.xまたはZENworks 6.5 Desktop Managementとは共存しません。

2.1.1 サーバ共存

ZENworks 11 SP2サーバは、ZDM 7サーバまたはエージェントとは共存できません。ZENworks 11 SP2サーバは、ZDM 7サーバまたはZDMエージェントがすでにインストールされているネットワークサーバにはインストールしないでください。

2.1.2 エージェント共存

デバイスにインストールされているZENworks Adaptive Agent機能がアセット管理またはパッチ管理だけの場合は、ZENworks 11 SP2 Adaptive AgentをZDM 7エージェントと共存させることができます。

ZDM 7エージェントは、ZENworks 11 SP2 Adaptive Agentより前にデバイスにインストールする必要があります。ZENworks 11 SP2 Adaptive Agentの後にZDM 7エージェントをインストールすると、エージェントを削除するまでWindowsをセーフモードでしか起動できなくなるなど、好ましくない結果が生じることがあります。

Adaptive AgentをZDM 7登録デバイスにインストールすると、ZENworks 11 SP2管理ゾーンでのデバイスの登録にZDM 7 GUIDが使用されます。これにより、ZDM 7からZENworks 11 SP2に移行する場合のデバイスのマイグレーションパスが提供されます。

環境設定管理機能(ポリシー管理、バンドル管理、リモート管理、ユーザ管理、イメージング、およびエンドポイントセキュリティ管理)をインストールすると、ZDM 7エージェントが自動的にアンインストールされます。これは、環境設定管理機能がZDM 7エージェント機能と重複するためです。

要約すると、ZDM 7と、ZENworks 11 SP2 Asset ManagementまたはZENworks 11 SP2 Patch Managementは、同じデバイスで使用できますが、ZDM 7と、ZENworks 11 SP2 Configuration ManagementまたはZENworks 11 SP2 Endpoint Security Managementは、同じデバイスで使用できません。

管理ゾーンにZDM 7とアセット管理またはパッチ管理を共存させる方法については、次の各シナリオを確認してください。

シナリオ 1 - ZENworks 11 SP2 Asset ManagementまたはZENworks 11 SP2 Patch Managementをインストールする

ZENworks 11 SP2のインストール時に、ZENworks 11 SP2 Asset ManagementまたはZENworks 11 SP2 Patch Managementの製品ライセンスを有効にします。製品ライセンスを有効にするには、ZENworks 11 SP2インストールウィザードで、次の手順を実行します。

  1. インストールする製品を選択する]の下の[ライセンスキー]パネルで、アセット管理とパッチ管理に対してのみ、[評価]チェックボックスを選択するか、ライセンスキーを指定します。

    サーバのインストール方法の詳細については、インストールの実行を参照してください。

  2. プロンプトに従って、インストールを完了します。

シナリオ 2 - ZENworks 11 SP2 Configuration Managementまたは ZENworks 11 SP2 Endpoint Security Managementを、ZENworks 11 SP2 Asset ManagementまたはZENworks 11 SP2 Patch Managementとともにインストールする

ZENworks 11 SP2 Configuration Managementまたは ZENworks 11 SP2 Endpoint Security ManagementをZENworks 11SP2 Asset ManagementまたはZENworks 11 SP2 Patch Managementとともにインストールするには、次のどちらかの方法を使用します。

方法1:

ZENworks 11 SP2によって排他的に管理されるデバイスがZDM 7によって管理されるデバイスより多い場合、ZENworks 11 SP2とZDM 7を共存させるには、次のタスクを実行する必要があります。

  1. ZENworks 11 SP2のインストール時に有効な製品ライセンスキーを提供することにより、すべての製品をアクティブにします。

    製品ライセンスキーをアクティブにする方法の詳細については、インストールの実行を参照してください。

  2. ZENworks 11 SP2 Adaptive Agentを展開する前に、ZENworks 11 SP2 Configuration ManagementおよびZENworks 11 SP2 Endpoint Security Managementのエージェント機能がインストールされないように設定する必要があります。

    1. ZENworksコントロールセンターで、[環境設定]をクリックします。

    2. [管理ゾーンの設定]パネルで、[デバイス管理]をクリックし、次に[ZENworksエージェント]をクリックします。

    3. [エージェント機能]パネルで、パッチ管理とアセット管理のエージェント機能の横にあるオプション[インストール済み]と[有効]を選択します。

    4. 環境設定管理とエンドポイントセキュリティ管理のエージェント機能の横にあるオプション[インストール済み]を選択解除します。

    5. 適用]をクリックします。

  3. ZENworks 11 SP2 Adaptive AgentをZDM 7管理対象デバイス上に展開します。

    ZENworks Adaptive Agentの展開方法の詳細については、「ZENworks Adaptive Agentの展開」(『 ZENworks 11 SP2検出、展開、およびリタイアリファレンス』)を参照してください。

    ZENworksコントロールセンターでは、デバイスは[デバイス]ページの \Serversフォルダまたは\Workstationフォルダに表示されます。

  4. [デバイス]ページで、\Serversフォルダまたは\Workstationフォルダ内にフォルダを作成します。

    フォルダの作成方法の詳細については、「フォルダの作成」(『ZENworks 11 SP2管理クイックスタート』)を参照してください。

  5. ZENworks 11 SP2 Adaptive Agentの展開先のすべてのデバイスを、\Serversフォルダまたは\Workstationフォルダ内で作成したばかりのフォルダに移動します。

  6. 次のように、フォルダレベルで管理ゾーンの設定を上書きします。

    1. デバイス]をクリックします。

    2. ステップ 4で作成したフォルダ(すべてのデバイスの移動先にしたフォルダ)をクリックします。

    3. フォルダ名の横にある[詳細]をクリックして、フォルダの詳細を表示します。

    4. 設定]>[デバイス管理]>[ZENworksエージェント]の順にクリックします。

    5. 設定の上書き]をクリックします。

    6. 適用]をクリックします。

  7. 次のように、ZENworks 11 SP2 Configuration ManagementまたはZENworks 11 SP2 Endpoint Security Managementのエージェント機能をインストールします。

    1. ZENworksコントロールセンターで、[環境設定]をクリックします。

    2. [管理ゾーンの設定]パネルで、[デバイス管理]をクリックし、次に[ZENworksエージェント]をクリックします。

    3. [エージェント機能]パネルで、環境設定管理またはエンドポイントセキュリティ管理のエージェント機能の横にあるオプション[インストール済み]と[有効]を選択します。

    4. 適用]をクリックします。

  8. ZENworks 11 SP2 Adaptive Agentを、ZENworks 11 SP2によって排他的に管理されるデバイスに展開します。

    ZENworks Adaptive Agentの展開方法の詳細については、「ZENworks Adaptive Agentの展開」(『 ZENworks 11 SP2検出、展開、およびリタイアリファレンス』)を参照してください。

    ZENworksコントロールセンターでは、デバイスは[デバイス]ページの \Serversフォルダまたは\Workstationフォルダに表示されます。

方法2

ZENworks 11 SP2によって排他的に管理されるデバイスがZDM 7によって管理されるデバイスより少ない場合、ZENworks 11 SP2とZDM 7を共存させるには、次の操作を行う必要があります。

  1. ZENworks 11 SP2のインストール時に有効な製品ライセンスキーを提供することにより、すべての製品をアクティブにします。

    製品ライセンスキーをアクティブにする方法の詳細については、インストールの実行を参照してください。

  2. ZENworks 11 SP2 Adaptive Agentをデバイス上に展開します。

    ZENworks Adaptive Agentの展開方法の詳細については、「ZENworks Adaptive Agentの展開」(『 ZENworks 11 SP2検出、展開、およびリタイアリファレンス』)を参照してください。

    ZENworksコントロールセンターでは、デバイスは[デバイス]ページの \Serversフォルダまたは\Workstationフォルダに表示されます。

  3. [デバイス]ページで、\Serversフォルダまたは\Workstationフォルダ内にフォルダを作成します。

    フォルダの作成方法の詳細については、「フォルダの作成」(『ZENworks 11 SP2管理クイックスタート』)を参照してください。

  4. ZENworks 11 SP2 Adaptive Agentの展開先のすべてのデバイスを、\Serversフォルダまたは\Workstationフォルダ内で作成したばかりのフォルダに移動します。

  5. 次のように、フォルダレベルで管理ゾーンの設定を上書きします。

    1. デバイス]をクリックします。

    2. ステップ 3で作成したフォルダ(すべてのデバイスの移動先にしたフォルダ)をクリックします。

    3. フォルダ名の横にある[詳細]をクリックして、フォルダの詳細を表示します。

    4. 設定]>[デバイス管理]>[ZENworksエージェント]の順にクリックします。

    5. 設定の上書き]をクリックします。

    6. [エージェント機能]パネルで、環境設定管理またはエンドポイントセキュリティ管理のエージェント機能の横にあるオプション[インストール済み]と[有効]を選択します。

    7. 適用]をクリックします。

  6. ZENworks 11 SP2 Adaptive Agentを展開する前に、ZENworks 11 SP2 Configuration ManagementおよびZENworks 11 SP2 Endpoint Security Managementのエージェント機能がインストールされないように設定する必要があります。

    1. ZENworksコントロールセンターで、[環境設定]をクリックします。

    2. [管理ゾーンの設定]パネルで、[デバイス管理]をクリックし、次に[ZENworksエージェント]をクリックします。

    3. [エージェント機能]パネルで、パッチ管理とアセット管理のエージェント機能の横にあるオプション[インストール済み]と[有効]を選択します。

    4. 環境設定管理とエンドポイントセキュリティ管理のエージェント機能の横にあるオプション[インストール済み]を選択解除します。

    5. 適用]をクリックします。

  7. ZENworks 11 SP2 Adaptive AgentをZDM 7管理対象デバイス上に展開します。

    ZENworks Adaptive Agentの展開方法の詳細については、「ZENworks Adaptive Agentの展開」(『 ZENworks 11 SP2検出、展開、およびリタイアリファレンス』)を参照してください。

    ZENworksコントロールセンターでは、デバイスは[デバイス]ページの \Serversフォルダまたは\Workstationフォルダに表示されます。