3.3 ユーザソースへの接続

ZENworksの信頼されたユーザソースを提供する1つまたは複数のLDAPディレクトリに接続できます。

ユーザソースを追加すると、ZENworks管理者アカウントとLDAPユーザアカウントを関連付け、デバイスと、デバイスを主に使用するユーザを関連付けることができます。また、ユーザを追加すると、次のZENworks製品の機能を追加することができます。

  • 環境設定の管理: バンドルおよびポリシーをユーザやデバイスに割り当てることができます。ユーザベースのインベントリレポートを使用できます。

  • Asset Management: ソフトウェアライセンスをユーザ単位およびデバイス単位で示すことができます。

  • Endpoint Security Management: ポリシーをユーザやデバイスに割り当てることができます。

LDAPディレクトリをユーザソースとして定義する場合、ディレクトリに影響はありません。ZENworksで必要なのはLDAPディレクトリへの読み込みアクセスのみで、すべての割り当て情報はZENworksデータベースに保存されます。ユーザソースへの接続時に必要な特定の読み込み権限の詳細については、『ZENworks 11 SP4ユーザソースおよび認証リファレンス』のユーザソース接続の作成を参照してください。

ユーザソースとしてNovell eDirectoryおよびMicrosoft Active Directoryに接続できます。最小要件は、Windows 2000 SP4にインストールされたNovell eDirectory 8.7.3およびMicrosoft Active Directoryです。LDAPの最小要件はバージョン3です。

LDAPディレクトリに接続した後、 ユーザ名を表示するディレクトリ内にコンテナを定義します。たとえば、MyCompanyという名前のMicrosoft Active Directoryドメインツリーを使用しているとします。すべてのユーザは、MyCompanyツリーのMyCompany/UsersおよびMyCompany/Temp/Usersという2つのコンテナに属しています。MyCompanyツリーをソースとして、MyCompany/UsersおよびMyCompany/Temp/Usersを別々のユーザコンテナとして参照できます。こうすることで、ディレクトリ内部でのアクセスをユーザを含むコンテナにのみ制限できます。

追加したコンテナに属するユーザに加えて、ZENworksコントロールセンターではコンテナ内に含まれるユーザグループも表示されます。これで、個々のユーザとユーザグループの両方の管理を行えるようになります。

ユーザソースに接続するには、次の手順に従います。

  1. ZENworksコントロールセンターで、設定タブをクリックします。

    [環境設定]ページ
  2. [ユーザソース]パネルで、新規作成 をクリックして新規ユーザソースの作成ウィザードを起動します。

    新規ユーザソースの作成ウィザード - [接続情報]ページ
  3. プロンプトに従ってユーザソースを作成します。

    ウィザードの各ステップで何を指定するかの詳細については、[ヘルプ]ボタンをクリックしてください。

zmanユーティリティでuser-source-createコマンドを使用してユーザソースへの接続を作成することもできます。詳細については、ユーザコマンド(『ZENworks 11 SP4コマンドラインユーティリティリファレンス』)を参照してください。