ZENworksデータベースポリシー

このポリシーは、ZENworksデータベースオブジェクトの場所を識別します。ZENworksデータベースのインストールを選択した場合は、このポリシーを設定して有効にする必要があります。

注:  ZENworks for Desktopsの旧バージョンでは、SLPのプロパティパッケージを使用してZENworksデータベースポリシーの設定と有効化を行っていました。ZENworks for Desktops 4.x以降では、このポリシーの設定と有効化をサーバパッケージで行うことができます。

サーバパッケージにあるZENworksデータベースポリシーを使用すると、インベントリデータベースのみを設定できます。SLPのプロパティパッケージにあるZENworksデータベースポリシーを使用すると、インベントリデータベースとアプリケーション管理データベースの両方を設定できます。

ZENworks for Desktops 3.xの既存のZENworksデータベースポリシーに対する後方互換性が重要な場合は、SLPのプロパティパッケージ内でこのポリシーを設定した方がよい場合があります。ただし、サーバパッケージ内でこのポリシーを設定すると管理可能性が向上します。サーバパッケージ内でZENworksデータベースポリシーを設定すると、コンテナではなく個別のサーバにポリシーを関連付けることができます。

Sybase: Sybaseデータベースを使用している場合は、Desktop Managementインベントリをインストールするかどうかに応じて、データベースオブジェクトがデフォルトのプロパティ値でインストールされている場合があります。いずれの場合でも、Sybase用のZENworksデータベースオブジェクトの設定の手順に従った後、ZENworksデータベースポリシーのセットアップに進んでください。

Oracle: Oracleデータベースを使用している場合は、データベースオブジェクトを作成し、必要なプロパティ値を入力する必要があります。この場合は、Oracle用のZENworksデータベースオブジェクトの設定の手順に従った後、ZENworksデータベースポリシーのセットアップに進んでください。


Sybase用のZENworksデータベースオブジェクトの設定

次の手順を実行している間に[ヘルプ]ボタンをクリックすると、各ダイアログボックスに関する詳細情報を参照できます。

  1. ConsoleOneで、データベースオブジェクトを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

    [ZENworksデータベース]タブが表示されます。

  2. 適切なフィールドに情報を入力します。ユーザ名とパスワードの組み合わせは変更しないでください。

    [データベース(読み書き可能)ユーザ名]: データベースファイルへの読み込みおよび書き込みアクセスを保証します。

    [データベース(読み書き可能)パスワード]: データベースファイルへの読み込みおよび書き込みアクセスを保証します。

    [データベース(読み込み専用)ユーザ名]: データベースファイルへの読み込みアクセスのみを保証します。

    [データベース(読み込み専用)パスワード]: データベースファイルへの読み込みアクセスのみを保証します。

    [データベース(書き込み専用)ユーザ名]: データベースファイルへの書き込みアクセスのみを保証します。

    [データベース(書き込み専用)パスワード]: データベースファイルへの書き込みアクセスのみを保証します。

  3. デフォルトのJDBC*ドライバタイプの情報を変更するには、[JDBCドライバ情報]タブをクリックし、次のフィールドを編集します。

       ドライバ
       プロトコル
       サブプロトコル
       サブネーム
       ポート
    フラグ
       データベースサービス名
  4. データベースファイルにODBCドライバを使用する場合は、[ODBCドライバ情報]タブをクリックし、次のフィールドに情報を入力します。

       ドライバファイル名
       データソース名
       接続パラメータ
  5. [OK]をクリックしてデータベースプロパティの変更内容を保存します。

ZENworksデータベースポリシーのセットアップに進みます。


Oracle用のZENworksデータベースオブジェクトの設定

次の手順を実行している間に[ヘルプ]ボタンをクリックすると、各ダイアログボックスに関する詳細情報を参照できます。

  1. ConsoleOneで、データベースオブジェクトの作成先にするコンテナを右クリックし、[新規]>[オブジェクト]>[ZENworksデータベース]>[OK]の順にクリックします。

  2. データベースオブジェクトの名前を指定し、[作成後に詳細を設定]をクリックして、[OK]をクリックします。

    [ZENworksデータベース]タブが表示されます。

  3. データベースファイルを保存するサーバのDNを選択します。

  4. (省略可能)サーバのIPアドレスを入力します。

  5. 適切なフィールドに情報を入力します。ユーザ名とパスワードの組み合わせは変更しないでください。

    [データベース(読み書き可能)ユーザ名]: データベースファイルへの読み込みおよび書き込みアクセスを保証します。

    [データベース(読み書き可能)パスワード]: データベースファイルへの読み込みおよび書き込みアクセスを保証します。

    [データベース(読み込み専用)ユーザ名]: データベースファイルへの読み込みアクセスのみを保証します。

    [データベース(読み込み専用)パスワード]: データベースファイルへの読み込みアクセスのみを保証します。

    [データベース(書き込み専用)ユーザ名]: データベースファイルへの書き込みアクセスのみを保証します。

    [データベース(書き込み専用)パスワード]: データベースファイルへの書き込みアクセスのみを保証します。

  6. JDBCドライバタイプを指定するには、[JDBCドライバ情報]タブをクリックし、[フィールドにOracleデータベースのデフォルト値を入力します]ラジオボタンをクリックして、[今すぐに入力する]をクリックします。

  7. デフォルトのJDBCドライバタイプ情報を変更するには、次のフィールドを編集します。

       ドライバ
       プロトコル
       サブプロトコル
       サブネーム
       ポート
  8. データベースファイルにODBCドライバを使用する場合は、[ODBCドライバ情報]タブをクリックし、次のフィールドに情報を入力します。

       ドライバファイル名
       データソース名
       接続パラメータ
  9. [OK]をクリックしてデータベースプロパティの変更内容を保存します。

ZENworksデータベースポリシーのセットアップに進みます。


ZENworksデータベースポリシーのセットアップ

次の手順を実行している間に[ヘルプ]ボタンをクリックすると、各ダイアログボックスに関する詳細情報を参照できます。

  1. ConsoleOneで、サーバパッケージまたはSLPのプロパティパッケージを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

    [一般]タブが表示されます。

  2. [Enabled]列の下にあるZENworksデータベースポリシーのチェックボックスをオンにします。

    この操作により、ポリシーが選択されると同時に有効になります。

  3. [Properties]をクリックします。

  4. データベースDNを選択し、[OK]をクリックします。

  5. このパッケージの全ポリシーの設定が終了したら、SLPのプロパティパッケージの関連付けの手順を実行し、ポリシーパッケージを関連付けます。