Remote Viewセッションの管理
ZENworks 6.5を使用すると、管理対象ワークステーションをリモートから参照することができます。
次の節では、リモートビューセッションを効果的に管理するために実行できるタスクを説明します。
[Viewing]ウィンドウの表示の制御
コントロールオプションを有効にするには
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[リモートコントロール]ウィンドウの左上隅にある[リモート管理エージェント]アイコンをクリックします。
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[設定]をクリックします。
高品質スケーリングを有効にする |
[Scale To Fit]モードのイメージの品質を向上させます。 |
アクセラレータキーの有効化 |
デフォルトのアクセラレータキーシーケンスを有効または無効にできます。 |
暗号化を有効にする |
暗号化はオプションの機能で、セッションごとに有効になります。保存されている設定で暗号化が有効の場合、セッションはセッション開始時から暗号化されます。 セッション全体を暗号化すると、ネットワーク経由で転送されるデータが暗号化されて、そのデータがネットワーク上でキャプチャされた場合でも重要な内容を解読することは難しいため、セキュリティが向上します。ただし、パフォーマンスには多少の影響があります。暗号化は、セキュリティがどうしても必要な場合にのみ使用することをお勧めします。 |
壁紙を非表示にする |
管理対象ワークステーションに表示されている壁紙を非表示にします。デフォルトではこのオプションが有効にされています。リモートビューセッション中に管理対象ワークステーションの壁紙を表示する場合は、このオプションを無効にします。 |
Color Quality |
デフォルトの場合、高速リンクでは色の品質は[Normal]に設定され、低速リンクでは色の品質は[256 Colors]に設定されます。低速リンクまたは高速リンクの色の品質を、次のいずれかに変更できます。 - 16 Colors: リモート管理セッション中に、管理対象ワークステーションで16色のカラーパレットを使用するように強制します。これによって、特に低速リンクでのRemote Managementのパフォーマンスが向上します。
- 256 Colors: リモート管理セッション中に、管理対象ワークステーションで256色のカラーパレットを使用するように強制します。これによって、低速リンクでのRemote Managementのパフォーマンスが向上します。
- Normal: 色は変更されず、設定は、リモート管理セッション中、管理対象ワークステーションで同じです。
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ネットワークタイプ |
管理対象ワークステーションがLANで接続されている場合は、[高速リンク]オプションを選択してリモート管理のパフォーマンスを向上させます。 管理対象ワークステーションがダイヤルアップまたはWANで接続されている場合は、[低速リンク]オプションを選択してリモート管理のパフォーマンスを向上させます。 |
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コントロールパラメータの設定を保存するには、[保存して終了]チェックボックスをオンにします。
保存された設定は次のRemote Viewセッションで適用されます。
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[OK]をクリックします。
[Viewing]ウィンドウのアクセラレータキーの使用
[リモートコントロール]ウィンドウの表示を制御するためのアクセラレータキーを使用できます。各アクセラレータキーオプションには、デフォルトのアクセラレータキー操作が割り当てられています。[Accelerator Keys]ダイアログボックスの各アクセラレータキーオプションの[Edit]フィールドにデフォルトのキー操作が表示されます。カスタムのアクセラレータキー操作を定義して、デフォルト操作を変更できます。詳細については、アクセラレータキーのカスタムシーケンスの定義を参照してください。
アクセラレータキーオプションを有効にするには
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[リモートコントロール]ウィンドウの左上隅にある[リモート管理エージェント]アイコンをクリックします。
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[設定]をクリックします。
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[アクセラレータキーの有効化]を選択します。
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[OK]をクリックします。
[Accelerator Keys]ダイアログボックスを開くには
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[リモートコントロール]ウィンドウの左上隅にある[リモート管理エージェント]アイコンをクリックします。
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[アクセラレータキー]をクリックします。
次の表は、リモートビューセッション中に使用できるアクセラレータキーのオプションについての説明です。
フルスクリーン切り替え |
(Ctrl)+(Alt)+(M) |
管理コンソールおよび管理対象ワークステーションの解像度設定が同じ場合にのみ使用できます。 [リモートコントロール]ウィンドウのサイズを、ウィンドウの境界線を表示せずに画面のサイズに変更します。 |
リフレッシュスクリーン |
(Ctrl)+(Alt)+(R) |
[リモートコントロール]ウィンドウをリフレッシュします。 |
セッションの再起動 |
(Ctrl)+(Alt)+(T) |
管理対象ワークステーションとの接続を再確立します。 |
アクセラレータキーの有効化 |
(Ctrl)+(Alt)+(A) |
デフォルトのアクセラレータキーシーケンスの有効または無効の切り替えを可能にします。 |
ビュー停止 |
左(Shift)+(Esc) |
[リモートコントロール]ウィンドウを閉じます。 |
ダイアログの設定 |
(Alt)+(M) |
[コントロールパラメータ]ダイアログボックスを開きます。 |
アクセラレータキーダイアログ |
(Alt)+(A) |
[アクセラレータキー]ダイアログボックスを開きます。 |
フルスクリーンのポーリング |
(Alt)+(L) |
管理対象ワークステーションの画面全体の情報を継続的にスキャンして描画します。 |
サイズの調整 |
(Ctrl)+(Alt)+(G) |
スクロールバーを非表示にして、[リモート管理]ウィンドウのサイズを画面に合うように調整します。 |
アクセラレータキーのカスタムシーケンスの定義
アクセラレータキーオプションにデフォルトで割り当てられているキー操作は、[アクセラレータキー]ダイアログボックスの各アクセラレータキーオプションの右側の編集フィールドに表示されています。デフォルトのキー操作を使用しない場合は、アクセラレータキーのシーケンスを変更し、カスタムシーケンスを定義することができます。
アクセラレータキーのカスタムシーケンスを定義するには
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[Viewing]ウィンドウの左上隅にある[Remote Management Agent]アイコンをクリックします。
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[アクセラレータキー]をクリックします。
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アクセラレータキーのカスタムシーケンスを定義するアクセラレータキーオプションの編集フィールドをクリックします。
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新しいキーシーケンスを押します。
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[OK]をクリックします。
重要: (Shift)キーについては左右どちらのキーを使用したかが区別され、[Control Options]ダイアログボックスに「LShift」または「RShift」のように表示されます。(Ctrl)+(C)、(Ctrl)+(V)、(Shift)+(Del)などの標準のキーシーケンスは使用しないでください。