ここでは、次の内容について説明します。
インベントリデータベースを置き換える場合は、Inventory Serviceを終了してからデータベースを置き換えます。データベースを置き換えてから、Inventory Serviceを再起動します。詳細については、Inventory Serviceの開始と停止を参照してください。
ここでは、次の内容について説明します。
英語以外の列挙値を追加して、国際バージョンでインベントリレポートにインベントリ属性のenum値を表示できるようにする必要があります。英語以外の列挙値を英語バージョンの製品で有効にして、英語以外の言語のサイトからロールアップされたインベントリ情報が、英語バージョンのみがインストールされている上位のサーバで正しく取り込めるようにする必要があります。
列挙値が含まれる属性のリストの詳細については、列挙値を参照してください。
英語以外の列挙値を追加するには
zenworks_directory\inv\server\wminv\properties\connection.propファイルでJDBC接続の設定を指定して、Sybaseデータベースに接続します。
これは、connection.propファイルのコメントセクションで指定されたSybaseのテンプレートプロパティ設定をコピーして実行できます。Sybaseサーバ設定と一致するJDBC URL文字列でIPアドレス、ポート番号、およびデータベースSIDを指定します。
サーバのプロンプトで、「AddEnums directory_name_containing_connection.prop」と入力します。
インベントリサーバがWindowsコンピュータで実行されている場合は、上述のコマンドをzenworks_directory\inv\server\wminv\binから実行します。
コマンドの実行後、英語以外の列挙値の挿入に成功したことを示すメッセージが、コンソールプロンプトに表示されます。
ConsoleOneで、データベースオブジェクトを作成するeDirectoryツリーを右クリックし、[新規]>[オブジェクト]>[ZENworksデータベース]>[OK]の順にクリックします。
データベースオブジェクトの名前を入力して、[OK]をクリックします。
データベースオブジェクトのデータベースサーバオプションを設定します。
ConsoleOneでデータベースオブジェクトを右クリックし、[Properties]、[ZENworks Database]タブの順にクリックします。
次のいずれかの方法を使用して、データベースサーバオブジェクトを選択します。
サーバのIPアドレスは、[Server IP Address]または[DNS Name]ドロップダウンリストに自動的に入力されます。選択したサーバオブジェクトが複数のIPアドレスを持つ場合は、適切なIPアドレスを選択します。
[サーバDN]フィールドの値セットをクリアするには、他のデータベースサーバのIPアドレスを入力するか、または他のサーバオブジェクトを参照して選択します。
次のオプションの値を入力します。
[Apply]をクリックします。
JDBCドライバのプロパティを設定するには、[JDBC Driver Information]タブをクリックします。
[Sybase]を選択し、[Default Settings]をクリックします。
これによって、デフォルトのJDBCドライバ情報がフィールドに格納されます。
Sybaseデータベースの設定は次のとおりです。
[適用]、[閉じる]の順にクリックします。
データベースの複数の物理ディスクに多数のボリュームやドライブがある場合、Sybaseデータベーススペースファイルをこれらのボリュームやディスクに分けて配置すると、データベースにアクセスしている間の性能が向上します。
ZENworks 6.5 Desktop ManagementのSybaseデータベースコンポーネントをインストールする場合、システムのデータベースファイルとデータベーススペースファイルは指定したデータベースサーバ上の場所にインストールします。インベントリデータベースサーバをロードすると、システムデータベースファイル(mgmtdb.db)がロードされます。このmgmtdb.dbファイルはデータベーススペースファイルのインベントリ情報を参照します。データベーススペースファイル(mgmtdb1.db、mgmtdb2.db、mgmtdb3.db、mgmtdb4.db、mgmtdb5.db、mgmtdb6.db、mgmtdb7.db、mgmtdb8.db、mgmtdb9.db、mgmtdb10.db、およびmgmtdb11.db)にはインベントリ情報が格納されています。
alterdb.propsファイルは、inventory_server_installation_directory\wminv\propertiesディレクトリのデータベースサーバにインストールされます。ファイル内のセクションを変更して、ボリュームまたはディスク上のデータベーススペースの場所を指定できます。
alterdb.propsファイルの内容は次のとおりです。
#Database Space Properties
count=11
mgmtdb1=location_of_mgmtdb1
mgmtdb2=location_of_mgmtdb2
mgmtdb3=location_of_mgmtdb3
mgmtdb4=location_of_mgmtdb4
mgmtdb5=location_of_mgmtdb5
mgmtdb6=location_of_mgmtdb6
mgmtdb7=location_of_mgmtdb7
mgmtdb8=location_of_mgmtdb8
mgmtdb9=location_of_mgmtdb9
mgmtdb10=location_of_mgmtdb10
mgmtdb11=location_of_mgmtdb11
.....
データベーススペースを整理するには
データベースがロードされていないことを確認します。
インベントリサーバ上でイベントリサービスマネージャが実行されていないことを確認します。
インベントリサーバ上のデータベーススペースファイルを手動で移動します。
次の方法でデータベーススペースファイルを整理して、パフォーマンスを向上させます。
重要: mgmtdb.dbをNetwareサーバ上にある別のディレクトリまたはボリュームに移動させる場合は、mgmtdb.dbの新しい場所でsys:\system\mgmtdbs.ncfを更新します。
mgmtdb.dbをWindowsサーバ上にある別のディレクトリまたはボリュームに移動させる場合は、zenworks\database\dbengineディレクトリにあるntdbconfig.exeを実行します。[NTDBCONFIG]ダイアログボックスで、mgmtdb.dbの新しいパスを入力します。
alterdb.propsファイルで11個のデータベーススペースファイルの場所を変更します。
たとえば、NetWareの場合、「mgmtdb3=SYS:\\ZENWORKS\\INV\\DB」と入力します。Windowsの場合、「mgmtdb3=C:\\ZENWORKS\\INV\\DB」と入力します。
データベースをロードします。NetWareサーバでは、「mgmtdbs」と入力します。Windowsサーバでは、データベースサービスを実行します。
コンソールに表示されるエラーメッセージは無視します。エラーメッセージが表示されるのは、データベーススペースファイルがロードされていないためです。
データベースの場所ポリシーが設定されていることを確認します。
インベントリサーバコンソールで、AlterDBSpaceサービスを実行します。「StartSer AlterDBSpace」と入力します。
インベントリサーバ上で、AlterDBSpaceツールはサービスとして実行されます。
データベースが調整されたことを示すメッセージが表示されます。
データベースを終了してから、データベースをロードします。
データベースをロードしている間にエラーが発生していないことを確認します。エラーは、データベーススペースファイルの指定された場所が間違っているか、存在しないことを示します。alterdb.propsファイルでデータベーススペースのパスが正しいことを確認し、データベーススペースを整理する手順を繰り返します。
重要: データベーススペースを別のボリュームまたはドライブに配置する場合は、ログファイルをシステムのデータベースファイル(mgmtdb.db)と同じボリュームまたはドライブに配置する必要があります。
Sybaseデータベースの起動パラメータは次のとおりです。
-c: データベースページおよびその他のサーバ情報をキャッシュするための初期メモリ予約を設定します。たとえば、-c 32Mは32MBのキャッシュサイズを予約します。
-gc: 各データベースでチェックポイントを実行しないでデータベースサーバが実行される最長時間を分単位で設定します。デフォルト値は60分間です。たとえば、-gc 120はチェックポイント時間を120分間に設定します。
-m: シャットダウンまたはサーバでスケジュールされているチェックポイントの結果としてチェックポイントが実行されたときに、トランザクションログを削除します。
-ti:一定時間(分単位)要求を出さなかった場合に接続を切断します。デフォルトは240(4時間)です。データベーストランザクションの中間にあるクライアントコンピュータは、トランザクションが終了するか接続が切断されるまでロックされます。?tiオプションは、停止している接続を切断し、ロックを解除します。たとえば、-ti 400と指定します。
-ct: 同じ文字を表すが、異なる値を持つ文字セット間で文字列を変換することにより、文字セット変換を有効にします。これは、クライアントコンピュータとデータベースが異なる文字セットを使用している場合に役立ちます。
database_installation_path: インベントリデータベースのインストールパスを指定します。たとえば、c:\zenworks\inv\db\mgmtdb.dbとなります。
ワークステーションインベントリはサーバからSybaseインベントリデータベースをバックアップするオプションを提供します。データベースのバックアップを週ごとに実行することをお勧めします。ただし、ワークステーションのインベントリを頻繁に追跡している場合は、バックアップの回数を増やします。
SCANDIRパスに関連する位置にデータベースファイルとトランザクションログをバックアップできます。
ここでは、次の内容について説明します。
このツールを使用するには
バックアップツールは、データベースサーバを関連付けたインベントリサーバに対してのみ実行できます。複数のデータベースサーバを展開した場合は、各データベースサーバに対してバックアップツールを実行する必要があります。
バックアップする必要があるデータベースがデータベースの場所ポリシーで設定されていることを確認します。データベースの場所ポリシーへのアクセス方法に関する詳細については、データベース場所ポリシーの設定を参照してください。
サーバプロパティファイルの[DBBackup Service]セクションで、ARGUMENTSパラメータのバックアップ先を変更します。バックアップファイルの場所はSCANDIRパスに相対的に決まります。たとえば、SCANDIRパスが、sys:\zenworks\inv\scandirの場合、データベースがsys:\zenworks\inv\database\directory_you_specifyでバックアップされます。バックアップツールを実行するサーバに存在するサーバプロパティファイルを変更する必要があります。サーバの役割に応じたサーバプロパティファイルを変更します。たとえば、データベースが接続されたリーフサーバに対してバックアップツールを実行する場合、サーバプロパティファイルleaf_db_wks.propertiesを変更します。
バックアップツールの実行時にService Managerがロードされていることを確認します。
次に示すいずれかの方法でバックアップツールを実行できます。
バックアップツールによってログファイルbacstatus.txtが作成され、NetWareサーバおよびWindows 2000サーバのzenworks\inv\databaseディレクトリに配置されます。ログにはバックアップ操作のステータスが記録されます。このテキストファイルを開くと、バックアップのステータスを参照できます。このファイルのサイズはバックアップ操作を行うたびに増加します。詳細が不要になったら、ファイルの内容を削除します。
インベントリデータベースに最新の情報をバックアップしたい場合は、データベースオブジェクトを右クリックし、[ZENworks Inventory]、[Database Backup]の順にクリックします。
警告: ディレクトリ名に2バイト文字を使用しないでください。2バイト文字を使用すると、Sybaseではこの文字が別の名前として解釈され、別の名前のディレクトリにデータベースがバックアップされます。
インベントリデータベースがNetWareサーバで実行している場合、パスを入力するか、[Browse]をクリックして、ディレクトリの参照および選択を実行できます。完全なパスを指定しないでデータベースのバックアップディレクトリ名を入力すると、バックアップディレクトリはsys:ディレクトリに作成されます。
インベントリデータベースがWindowsコンピュータで稼働している場合、バックアップディレクトリパスを手動で入力する必要があります。フルパスを指定せずにデータベースバックアップディレクトリ名を入力した場合、\winnt\system32ディレクトリにバックアップディレクトリが作成されます。
注: データベースを新しいディレクトリにバックアップする場合、1つのレベルだけを含むディレクトリが新たに作成されます。データベースをサブディレクトリにバックアップするには、プライマリディレクトリがすでに存在している必要があります。たとえば、データベースを新しいc:\backupディレクトリにバックアップする場合、\backupディレクトリが作成された後、このディレクトリにデータベースのバックアップが実行されます。ただしこのデータベースを、c:\backupの直下に位置する新しい\databaseディレクトリにバックアップしたい場合、\backupディレクトリがすでに存在している必要があります。
これにより、データベースを実行しているサーバ上の指定されたディレクトリにデータベースのバックアップが実行され、既存ファイルを上書きする必要がある場合でも確認メッセージを表示することなく上書きが実行されます。
バックアップツールは、NetWareサーバおよびWindows 2000サーバのConsoleOne_installation_directory\1.2\binディレクトリにログファイルのbacstatus.txtを作成します。ログにはバックアップ操作のステータスが記録されます。このテキストファイルを開くと、バックアップのステータスを参照できます。このファイルのサイズはバックアップ操作を行うたびに増加します。詳細が不要になったら、ファイルの内容を削除します。
インベントリデータベースサーバが起動している場合は、Storerサービスを停止します。データベースサーバのコンソールで、「StopSer Storer」と入力します。
Sybaseデータベースを終了します。
バックアップファイルをコピーし、作業データベースファイルを上書きします。
データベースサーバを再起動します。
次の節では、Oracle8iインベントリデータベースのセットアップ方法について説明します。
重要: この設定では、Oracleデータベースのその他のバージョンまたはインスタンスのインベントリデータベースはマウントされません。
次の前提条件が満たされていることを確認します。
次の手順に従って、Windowsサーバ上にOracleインベントリデータベースを手動で作成する必要があります。
ディレクトリc:\schemaを作成し、次のディレクトリ内のすべてのファイルをZENworks 6.5 Companion 2 CDから\schemaディレクトリにコピーします。
次のディレクトリ構造を作成します。user_specified_path\zenworks\inventory\oracle\database\trace
c:\schema\_create.sqlで、d: のすべてのインスタンスをuser_specified_pathに置き換えます。
c:\schema\init.oraで、d: のすべてのインスタンスをuser_specified_pathに置き換えます。
c:\schema\_start.sqlで、d: のすべてのインスタンスをuser_specified_pathに置き換えます。
d: が見つからない場合、データベースディレクトリ内のINIT.ORAのパスをチェックして、修正します。
c:\schema\init.oraファイルをuser_specified_path\zenworks\inventory\oracle\ databaseにコピーします。
c:\schema\_start.sqlファイルをuser_specified_path\zenworksにコピーします。
Oracleサービスが正しくロードされていることと、データベースがマウントされていないことを確認します。
サーバのプロンプトで、「svrmgrl」と入力して、Oracle Server Managerをロードします。
Oracle Server Managerのプロンプト(svrmgrlプロンプト)で、「 @c:\schema\schema.sql」と入力します。
データベースが正しく作成されたことを確認するために、schema/inv.logファイルを調べます。データベースが正しく作成されていない場合、schema/inv.logには次のエラーメッセージが含まれます。Oracleを使用できません。領域がありません。コンパイルエラー(Oracle not available, Out of space, Compilation error.)
一部のインベントリ属性に対する英語以外の列挙(enum)値をインベントリデータベースに追加します。
英語以外の列挙値を追加して、国際バージョンでインベントリレポートにインベントリ属性のenum値を表示できるようにする必要があります。英語以外の列挙値を英語バージョンの製品で有効にして、英語以外の言語のサイトからロールアップされたインベントリ情報が、英語バージョンのみがインストールされている上位のサーバで正しく取り込めるようにする必要があります。
列挙値が含まれる属性のリストの詳細については、列挙値を参照してください。
英語以外の列挙値を追加するには
zenworks_directory\inv\server\wminv\properties\connection.propファイルでJDBC接続の設定を指定して、Oracleデータベースに接続します。
これは、connection.propファイルのコメントセクションで指定されたOracleのテンプレートプロパティ設定をコピーして実行できます。Oracleサーバ設定と一致するJDBC URL文字列でIPアドレス、ポート番号、およびデータベースSIDを指定します。
サーバのプロンプトで、「AddEnums directory_name_containing_connection.prop」と入力します。
インベントリサーバがWindowsコンピュータで実行されている場合は、上述のコマンドをzenworks_directory\inv\server\wminv\binから実行します。
svrmgrlプロンプトで次のSQL文を実行して、ローカライズされた列挙値が正しく追加されていることを確認します。
Oracle Server Managerプロンプト(svrmgrl prompt)で、「 @c:\schema\schema1.sql」を入力します。
データベースが正しく作成されたことを確認するために、schema/inv1.logファイルを調べます。データベースが正しく作成されていない場合、schema/inv1.logには次のエラーメッセージが含まれます。Oracleを使用できません。領域がありません。コンパイルエラー(Oracle not available, Out of space, Compilation error.)
svrmgrlプロンプトで、「connect internal」と入力し、DBAとしてログインします。
svrmgrlプロンプトで、「shutdown normal」と入力します。
svrmgrlプロンプトで、「@path\zenworks\_start.sql」と入力して、インベントリデータベースを起動します。
インベントリデータベースオブジェクトを手動で生成します。
ConsoleOneで、データベースオブジェクトを作成する場所をeDirectoryツリー内で右クリックし、[新規]>[オブジェクト]>[ZENworksデータベース]>[OK]の順にクリックします。
データベースオブジェクトの名前を入力して、[OK]をクリックします。
データベースオブジェクトのデータベースサーバオプションを設定します。
ConsoleOneでデータベースオブジェクトを右クリックし、[Properties]、[ZENworks Database]タブの順にクリックします。
次のいずれかの方法でデータベースサーバオブジェクトを選択します。
サーバのIPアドレスは、[Server IP Address]または[DNS Name]ドロップダウンリストに自動的に入力されます。選択したサーバオブジェクトが複数のIPアドレスを持つ場合は、適切なIPアドレスを選択します。
重要: データベースオブジェクトに設定されたデータベースサーバのDNS名が有効であることを確認します。DNS名が無効である場合、データベースオブジェクトの[Property]ページで適切なデータベースサーバのIPアドレスを選択する必要があります。
[サーバDN]フィールドの値セットをクリアするには、他のデータベースサーバのIPアドレスを入力するか、または他のサーバオブジェクトを参照して選択します。
次のオプションの値を入力します。
[Apply]をクリックします。
JDBCドライバのプロパティを設定するには、[JDBC Driver Information]タブをクリックします。
[Oracle]を選択して、[Default Settings(デフォルト設定)]をクリックします。
これによって、デフォルトのJDBCドライバ情報がフィールドに格納されます。
Oracleデータベースの設定は次のとおりです。
[適用]、[閉じる]の順にクリックします。
Oracleインスタンスを設定して実行するには
データベースサーバで、Oracle Database Configuration Assistantを実行します。デスクトップの[スタート]メニューで、[プログラム]>[Oracle]>[Database Administration(データベース管理)]>[Oracle Database Configuration Assistant(Oracleデータベース設定アシスタント)]の順にクリックします。
[Create a Database(データベースの作成)]>[次へ]>[標準]>[次へ]>[Copy Existing Database Files from the CD(既存のデータベースファイルをCDからコピー)]>[次へ]の順にクリックします。
次の詳細を入力します。
[Finish]をクリックします。
これによりOracleデータベースを作成できます。このプロセスにはかなり時間がかかります。OracleServiceMGMTDBサービスが作成され、起動されていることを確認します。
インベントリデータベースをロードします。
Oracle Server Managerを実行します。デスクトップメニューで、[スタート]>[ファイル名を指定して実行]の順にクリックし、「SVRMGRL」と入力します。
次のコマンドを入力します。
set instance mgmtdb
connect internal/password_for_administrator
次の節では、Oracle9iインベントリデータベースのセットアップ方法について説明します。
重要: この設定では、Oracleデータベースのその他のバージョンまたはインスタンスのインベントリデータベースはマウントされません。
次の前提条件が満たされていることを確認します。
次の手順に従って、Windowsサーバ上にOracleインベントリデータベースを手動で作成する必要があります。
c:\schemaディレクトリを作成し、ZENworks 6.5 Companion 2 CDの次のディレクトリにあるすべてのファイルを\schemaディレクトリにコピーします。
次のディレクトリ構造を作成します。user_specified_path\zenworks\inventory\oracle\
database\trace
c:\schema\_create.sqlで、d: のすべてのインスタンスをuser_specified_pathに置き換えます。
c:\schema\init.oraで、d: のすべてのインスタンスをuser_specified_pathに置き換えます。
c:\schema\_start.sqlで、d: のすべてのインスタンスをuser_specified_pathに置き換えます。
d: が見つからない場合、データベースディレクトリ内のinit.oraのパスをチェックして、修正します。
c:\schema\init.oraファイルをuser_specified_path\zenworks\inventory\oracle\ databaseにコピーします。
c:\schema\_start.sqlファイルをuser_specified_path\zenworksにコピーします。
Oracleサービスが正しくロードされていることと、データベースがマウントされていないことを確認します。
サーバのプロンプトで、「sqlplus /nolog」と入力して、Oracle Server Managerをロードします。
Oracle Server Managerのプロンプト(sqlplusプロンプト)で、「 @c:\schema\schema.sql」と入力します。
データベースが正しく作成されたことを確認するために、schema/inv.logファイルを調べます。データベースが正しく作成されていない場合、schema/inv.logには次のエラーメッセージが含まれます。Oracleを使用できません。領域がありません。コンパイルエラー(Oracle not available, Out of space, Compilation error.)
一部のインベントリ属性に対する英語以外の列挙(enum)値をインベントリデータベースに追加します。
英語以外の列挙値を追加して、国際バージョンでインベントリレポートにインベントリ属性のenum値を表示できるようにする必要があります。英語以外の列挙値を英語バージョンの製品で有効にして、英語以外の言語のサイトからロールアップされたインベントリ情報が、英語バージョンのみがインストールされている上位のサーバで正しく取り込めるようにする必要があります。
列挙値が含まれる属性のリストの詳細については、列挙値を参照してください。
英語以外の列挙値を追加するには
zenworks_directory\inv\server\wminv\properties\connection.propファイルでJDBC接続の設定を指定して、Oracleデータベースに接続します。
これは、connection.propファイルのコメントセクションで指定されたOracleのテンプレートプロパティ設定をコピーして実行できます。Oracleサーバ設定と一致するJDBC URL文字列でIPアドレス、ポート番号、およびデータベースSIDを指定します。
サーバのプロンプトで、「AddEnums directory_name_containing_connection.prop」と入力します。
インベントリサーバがWindowsコンピュータで実行されている場合は、上述のコマンドをzenworks_directory\inv\server\wminv\binから実行します。
sqlplusプロンプトで次のSQL文を実行して、ローカライズされた列挙値が正しく追加されていることを確認します。
sqlplusプロンプトで、「@c:\schema\schema1.sql」と入力します。
データベースが正しく作成されたことを確認するために、schema/inv1.logファイルを調べます。データベースが正しく作成されていない場合、schema/inv1.logには次のエラーメッセージが含まれます。Oracleを使用できません。領域がありません。コンパイルエラー(Oracle not available, Out of space, Compilation error.)
sqlplusプロンプトで、「connect / as sysdba」と入力し、DBAとしてログインします。
sqlplusプロンプトで、「shutdown normal」と入力します。
sqlplusプロンプトで、「@path\zenworks\_start.sql」と入力して、インベントリデータベースを起動します。
ConsoleOneで、データベースオブジェクトを作成する場所をNovell eDirectoryツリー内で右クリックし、[新規]>[オブジェクト]>[ZENworksデータベース]>[OK]の順にクリックします。
データベースオブジェクトの名前を入力して、[OK]をクリックします。
データベースオブジェクトのデータベースサーバオプションを設定します。
ConsoleOneで、データベースオブジェクト (Inventory database_server_name)を右クリックし、[プロパティ]>[ZENworksデータベース]タブの順にクリックします。
次のいずれかの方法でデータベースサーバオブジェクトを選択します。
サーバのIPアドレスは、[Server IP Address]または[DNS Name]ドロップダウンリストに自動的に入力されます。選択したサーバオブジェクトが複数のIPアドレスを持つ場合は、適切なIPアドレスを選択します。
重要: データベースオブジェクトに設定されたデータベースサーバのDNS名が有効であることを確認します。DNS名が無効である場合、データベースオブジェクトの[Property]ページで適切なデータベースサーバのIPアドレスを選択する必要があります。
[サーバDN]フィールドの値セットをクリアするには、他のデータベースサーバのIPアドレスを入力するか、または他のサーバオブジェクトを参照して選択します。
次の値を指定します。
[Apply]をクリックします。
JDBCドライバのプロパティを設定するには、[JDBC Driver Information]タブをクリックします。
[Oracle]を選択し、[Default Settings]ボタンをクリックします。
これによって、デフォルトのJDBCドライバ情報がフィールドに格納されます。
Oracleデータベースの設定は次のとおりです。
[適用]、[閉じる]の順にクリックします。
次の前提条件が満たされていることを確認します。
Oracleインスタンスを設定して実行するには
データベースサーバのデスクトップの[スタート]メニューで、[プログラム]>[Oracle]>[Database Administration(データベース管理)]>[Oracle Database Configuration Assistant(Oracleデータベース設定アシスタント)]の順にクリックします。
[Create a Database(データベースの作成)]>[次へ]>[標準]>[次へ]>[Copy Existing Database Files from the CD(既存のデータベースファイルをCDからコピー)]>[次へ]の順にクリックします。
次の詳細を入力します。
[Finish]をクリックします。
Oracleデータベースが作成されるまでしばらく時間がかかります。
OracleServiceMGMTDBサービスが作成され、起動されていることを確認します。
インベントリデータベースをロードします。
デスクトップメニューで、[スタート]>[ファイル名を指定して実行]の順にクリックし、「SQLPLUS」と入力して、Oracle Server Managerを実行します。
次のコマンドを入力します。
set instance mgmtdb
connect internal/password_for_administrator
ここでは、次の内容について説明します。
データベースを設定する前に行う作業:
MS SQL Server 2000インベントリデータベースを設定するには
ZENworks 6.5 Companion 2 CDの\database\mssqlディレクトリにあるp1mssqlinvdb.zipファイルをpath_of_inventory_database_directory_on_the_database_serverにコピーします。
p1mssqlinvdb.zipを解凍します。
MS SQLサーバのデスクトップの[スタート]メニューから、[プログラム]>[Microsoft SQL Server(Microsoft SQL Server)]>[Enterprise Manager(Enterprise Manager)]の順にクリックします。
SQL Server Enterprise Managerで、Console Root/Microsoft SQL Servers/SQL Server Group/machine_name_running_Inventory_databaseを参照します。
machine_name_running_Inventory_databaseを右クリックし、[Properties]をクリックします。
[SQL Server Properties]ダイアログボックスで、[Security]タブをクリックし、認証がSQL ServerおよびWindowsに設定されていることを確認します。
![[SQL Server Properties]ダイアログボックスの[Security]タブ](../graphics/security_tab.gif)
[OK]をクリックします。
machine_name_running_Inventory_database/Databasesを参照し、[Databases]を右クリックし、[All Tasks]をクリックして、[Attach Database]をダブルクリックします。
[Attach Database]ダイアログボックスで、次の操作を行います。
[Browse]ボタンをクリックし、接続する.mdfデータベースファイルとしてmgmtdb.mdfを参照して選択します。
[Attach As]フィールドの値がmgmtdbであることを確認します。
[Specify database owner]ドロップダウンリストからsaを選択します。
[OK]をクリックします。
ZENworksインベントリデータベース(mgmtdb)がDatabasesサーバグループに接続されます。
![[Attach Database]ダイアログボックス](../graphics/attachdb.gif)
[mgmtdb(mgmtdb)]を選択し、[ツール]メニューの[SQL Query Analyzer(SQLクエリアナライザ)]をクリックします。
SQL Query Analyzerで、次の作業を行います。
mgmtdbがドロップダウンリストで選択されていることを確認します。
[ファイル]>[開く]の順にクリックします。
ZENworks 6.5 Companion 2CD\database\mssql directorディレクトリからcreateloginnames.sql queryファイルを選択します。
[検索]>[実行]の順にクリックします。
正常に実行された場合は、次のメッセージが[Message]ペインに表示されます。
新しいログインが作成されました(New Login Created)
SQL Query AnalyzerにMW_DBAとしてログインし、次のドロップトリガsqlを実行します。
drop trigger cim.x$cim$component
go
drop trigger cim.x$cim$dependency
go
drop trigger managewise.x$managewise$designates
go
drop trigger managewise.x$managewise$currentloginuser
go
drop trigger managewise.x$managewise$lastloginuser
go
drop trigger cim.x$cim$installedsoftwareelement
go
(オプション)一部のインベントリ属性に対する英語以外の列挙(enum)値をインベントリデータベースに追加します。
英語以外の列挙値を追加して、国際バージョンでインベントリレポートにインベントリ属性のenum値を表示できるようにする必要があります。英語以外の列挙値を英語バージョンの製品で有効にして、英語以外の言語のサイトからロールアップされたインベントリ情報が、英語バージョンのみがインストールされている上位のサーバで正しく取り込めるようにする必要があります。
列挙値が含まれる属性のリストの詳細については、列挙値を参照してください。
英語以外の列挙値を追加するには
zenworks_directory\inv\server\wminv\properties\connection.propファイルでJDBC接続の設定を指定して、MS SQLデータベースに接続します。
これは、connection.propファイルのコメントセクションで指定されたMS SQLのテンプレートプロパティ設定をコピーして実行できます。MS SQLサーバ設定と一致するJDBC URL文字列でIPアドレス、ポート番号、およびデータベースSIDを指定します。
サーバのプロンプトで、「AddEnums directory_name_containing_connection.prop」と入力します。
インベントリサーバがWindowsコンピュータで実行されている場合は、上述のコマンドをzenworks_directory\inv\server\wminv\binから実行します。
コマンドの実行後、英語以外の列挙値の挿入に成功したことを示すメッセージが、コンソールプロンプトに表示されます。
インベントリサーバコンポーネントとConsoleOneは、Microsoft JDBCドライバを使用して、MS SQL 2000インベントリサーバに接続します。インベントリシステムでJDBCドライバのMicrosoft SQL Server 2000ドライバをインストールし設定する必要があります。
JDBCのMicrosoft SQL Server 2000ドライバを設定して、MS SQL 2000で実行されるインベントリデータベースにアクセスするには
Microsoft SQL ServerのWebサイトからWindows英語版のMicrosoft JDBCドライバをダウンロードします。
Windowsコンピュータにドライバをインストールします。
msbase.jar、msutil.jar、およびmssqlserver.jarファイルをinventory_server_installation_directory\inv\server\libディレクトリにコピーします。
インベントリスナップインがインストールされているZENworks 6.5 Desktops Management ConsoleOneを実行するコンピュータで、msbase.jar、msutil.jar、およびmssqlserver.jarファイルをconsoleone_installation_directory\lib\zenディレクトリにコピーします。
ConsoleOneで、インベントリサーバがインストールされているコンテナにデータベースオブジェクトを作成します。
データベースオブジェクトのデータベースサーバオプションを設定します。
ConsoleOneでデータベースオブジェクトを右クリックし、[Properties]、[ZENworks Database]タブの順にクリックします。
次のいずれかの方法を使用して、データベースサーバオブジェクトを選択します。
サーバのIPアドレスは、[Server IP Address]または[DNS Name]ドロップダウンリストに自動的に入力されます。選択したサーバオブジェクトが複数のIPアドレスを持つ場合は、適切なIPアドレスを選択します。
重要: データベースオブジェクトに設定されたデータベースサーバのDNS名が有効であることを確認します。DNS名が無効である場合、データベースオブジェクトの[Property]ページで適切なデータベースサーバのIPアドレスを選択する必要があります。
[サーバDN]フィールドの値セットをクリアするには、他のデータベースサーバのIPアドレスを入力するか、または他のサーバオブジェクトを参照して選択します。
次のオプションの値を入力します。
[Apply]をクリックします。
JDBCドライバのプロパティを設定するには、[JDBC Driver Information]タブをクリックします。
[MS SQL]を選択し、[Default Settings(デフォルト設定)]をクリックします。
これによって、デフォルトのJDBCドライバ情報がフィールドに格納されます。
MS SQL Serverの設定に基づいてデータベースの設定を変更します。MS SQLのデータベース設定は次のとおりです。
[適用]、[閉じる]の順にクリックします。
パフォーマンスに関するヒントについて詳細は、データベースパラメータの調整に関するヒントを参照してください。