ポリシーパッケージの作成

Novell(R) ZENworks(R) Desktop Managementが正しく機能するためには、ポリシーパッケージを作成して、計画したポリシーの設定、有効化、スケジュール設定、関連付けを実行できるようにする必要があります。

Desktop Managementのポリシーの多くは、インストールオプションとしてワークステーション管理を選択した場合にのみ使用できるようになります。インストールの手順については、『Novell ZENworks 6.5 Desktop Managementインストールガイド』の「ZENworks Desktop Management Serverのインストール」を参照してください。

Novell eDirectoryTMオブジェクトであるポリシーパッケージには、1つ以上の個別ポリシーが含まれます。ポリシーパッケージにより、機能に従ってポリシーがグループ化されるので、管理がより簡単になります。管理者はポリシーパッケージを使用してポリシー設定を変更すると共に、ポリシー設定による他のeDirectoryオブジェクトへの影響についても指定できます。

ポリシーパッケージを保持する部門(OU)を作成する必要があります。このOUを配置する場所を決定するときは、次の点に考慮してください。

ツリー内を効率よく検索するために、ポリシーパッケージを関連付けるオブジェクトを含むパーティションのルートにこのポリシーパッケージOUを作成し、ポリシーパッケージがあるコンテナで検索を停止するように検索ポリシーを設定することをお勧めします。これにより、次の利点が得られます。

OUとポリシーパッケージを作成するには

  1. ConsoleOne(R)で、ポリシーパッケージのコンテナの配置先にするコンテナを右クリックし、[新規]>[組織]の順にクリックします。

  2. コンテナに短い名前を付け、[OK]をクリックします。

    注:  同じツリー内にZENworks Desktop Management、ZENworks Handheld Management、およびZENworks Server Managementの3種類のポリシーを混在できるため、Desktop Managementポリシーのコンテナを区別できる名前(デスクトップポリシーなど)を使用してください。

  3. ポリシーパッケージを格納する新しいコンテナを右クリックし、[新規]>[ポリシーパッケージ]の順にクリックします。


    Desktop Managementで使用できるポリシーパッケージを示す[ポリシーパッケージウィザード]ウィンドウ
  4. 次のいずれかのポリシーパッケージを選択します。

       Container Package
       Server Package
       Service Location Package
       ユーザパッケージ
       ワークステーションパッケージ

    各ポリシーパッケージに格納されているポリシーのリストを表示するには、左側の[ポリシーパッケージ]リストにある目的のポリシーパッケージを選択して、右側の[ポリシー]リストに使用可能なポリシーを表示します。

  5. [次へ]をクリックし、パッケージに短い名前を付けます。[次へ]をクリックし、[別のポリシーパッケージを作成]をクリックします。パッケージをすべて作成した後で、[完了]をクリックします。

    パッケージの短い名前として、次のような名前を付けることができます。

       Container
       サーバ
       場所
       ユーザ
       ワークステーション
  6. 作成するポリシーパッケージごとに、ステップ 4からステップ 5を繰り返します。