アプリケーションの依存関係を設定する場合は、次の点に注意する必要があります。
[配布]: ユーザがアプリケーションを起動したときに、その依存先アプリケーションがまだユーザのワークステーションに配布されていない場合、Novell Application LauncherTMはそれらのアプリケーションを配布します。依存先アプリケーションのバージョンが更新される(アプリケーションオブジェクト>[配布オプション]タブ>[オプション]ページ)か、配布が失敗した場合を除いて、Application Launcherは依存先アプリケーションを一度しか配布しません。Application Launcherが依存先アプリケーションを配布できない(たとえば、ユーザのワークステーションが依存先アプリケーションのシステム要件を満たしていない)場合、主アプリケーションは起動されません。
[リムーバブルメディアによる配布]: CDなどのリムーバブルメディア(リムーバブルメディアによるアプリケーションの配布を参照)またはアドオンイメージ([イメージング]ページを参照)を使用してアプリケーションを配布する場合には、依存先アプリケーションをリムーバブルメディアまたは別のアドインイメージに含める必要があります。そうしないと、主アプリケーションは配布できません。
[Distribution to Disconnected Workstations(切断されているワークステーションへの配布)]: 切断モードでワークステーションを実行するには、ワークステーションを切断する前に、アプリケーションをワークステーションのキャッシュに格納する必要があります(キャッシュに格納しない場合は、アプリケーションをリムーバブルメディアで配布する必要があります)。依存先アプリケーションをワークステーションのキャッシュに格納した後で依存先アプリケーションの変更を行った場合は、依存先アプリケーションの再キャッシュを行うために主アプリケーションのバージョン番号を更新する必要があります。
[起動]: アプリケーションが起動されるたびに、Application Launcherは、依存先アプリケーションに対して定義された起動操作を実行します。たとえば、依存先アプリケーションに起動前スクリプトと起動後スクリプト(アプリケーションオブジェクト>[実行オプション]タブ>[スクリプトを実行する]ページ)が定義されている場合、Application Launcherは起動前スクリプトを実行し、(依存先アプリケーションの[アプリケーション]ページの[ファイルへのパス]フィールドに表示される実行可能ファイルまたはアプリケーションファイルに基づいて)依存先アプリケーションを起動し、起動後スクリプトを実行します。
セットアッププログラムなどの依存アプリケーションを1回だけ実行する必要がある場合は、依存アプリケーションをそのように設定します(アプリケーションオブジェクト>[実行オプション]タブ>[アプリケーション]ページ)。
[アンインストール]: アプリケーションをアンインストールする(アプリケーションオブジェクト>[共通]タブ>[アンインストール]ページまたはアプリケーションオブジェクト>[関連付け]タブ>[関連付け]ページ)場合、依存先アプリケーションは、別のアプリケーションによって使用されていないときだけアンインストールされます。