[共通]タブには、次のページがあります。
[マクロ]プロパティページは、すべてのアプリケーションタイプ(シンプル、AOT/AXT、MSI、Webおよびターミナルサーバ)用のアプリケーションオブジェクトで使用できます。
次の図に示す[マクロ]プロパティページには、アプリケーションオブジェクトと併用するために定義されたマクロが表示されます。マクロをサポートするアプリケーションオブジェクトのフィールドの詳細については、マクロを使用できるアプリケーションオブジェクトのプロパティを参照してください。
これらのマクロは、アプリケーションオブジェクトマクロと呼ばれ、値(通常は文字列値)に関連付けられている変数名です。
たとえば、.aotファイルや.axtファイルを使用してアプリケーションオブジェクトを作成する場合は、SOURCE_PATHマクロが自動的にリストに追加されます。このマクロは、アプリケーションのインストール元にあるソースファイルの場所を定義しています。多くの場合、アプリケーションオブジェクトの他のプロパティを定義するときには、ソースパスを入力する必要があります。SOURCE_PATHマクロを作成しておくと、実際のソースパスを入力しなくても、「%SOURCE_PATH%」と入力するだけで済みます。
重要: これらのプロパティに対してマクロを使用するときは、マクロ名を%文字で囲む必要があります(たとえば、%SOURCE_PATH%)。
このオプションを使用すると、特定のマクロ情報を検索したり、アプリケーションオブジェクトからマクロをインポートしたりすることができます。
[ファイル]をクリックし、次のいずれかのオプションを選択します。
アプリケーションオブジェクトのマクロを定義して[マクロ]リストに追加します。文字列の値マクロやプロンプトマクロを追加することができます。
文字列の値マクロは、文字列値が関連付けられている変数を作成するときに使用します。このマクロを使用すると、ある場所で値を定義した変数を複数の場所で使用することができます。
文字列の値マクロを作成するには、[追加]>[文字列の値]の順にクリックします。[文字列値の編集]ダイアログボックスが表示されます。[値の名前]ボックスに変数の名前を入力し、[値のデータ]ボックスに変数の値を入力します。[OK]をクリックして、このマクロを[マクロ]リストに追加します。
マクロの内部にマクロを配置することもできます。次の例では、TARGET_PATHマクロを定義するときに特別なWindowsマクロ、*WINDISKを使用しています。
Value Name:TARGET_PATH
Value Data:%*WINDISK%\Program Files
文字列に別のマクロを埋め込むときは、この例のように、マクロを%文字で囲む必要があります。特別なWindowsマクロ、eDirectory属性マクロ、環境変数マクロ、ログインスクリプトマクロ、言語変数マクロ、およびその他のアプリケーションオブジェクトマクロを埋め込むことができます。これらの種類のマクロについては、リファレンス:マクロを参照してください。
プロンプトマクロは、デフォルト値(ドライブまたは文字列)をそのまま使用するか、新しい値を入力するかをユーザに促すマクロを作成するときに使用します。要求マクロには、ドライブと文字列の2種類があります。MSIアプリケーションのインストールを制御するのはWindows Installerであり、Application Launcherではないため、プロンプトマクロはMSIアプリケーションでは機能しません。
ドライブについてのプロンプトを表示するマクロを作成するには、[追加]>[プロンプト]>[ドライブ]の順にクリックします。[ドライブの要求マクロ]ダイアログボックスが表示されます。各フィールドに次のように入力します。
[プロンプト表示するテキスト]: ユーザに表示するテキストを指定します。たとえば、「このアプリケーションはC:ドライブにインストールされます。必要な場合は、別のドライブ文字を入力してください。」などのように入力します。
文字列についてのプロンプトを表示するマクロを作成するには、[追加]>[プロンプト]>[文字列]の順にクリックします。[文字列の要求マクロ]ダイアログボックスが表示されます。各フィールドに次のように入力します。
[ドライブ/ポート]プロパティページは、シンプルなアプリケーション、AOT/AXTアプリケーション、およびMSIアプリケーション用に作成されたアプリケーションオブジェクトでのみ使用できます。Webアプリケーションおよびターミナルサーバアプリケーション用に作成されたアプリケーションオブジェクトでは使用できません。
次の図に示す[ドライブ/ポート]プロパティページでは、アプリケーションについて、ドライブのマッピングとポートのキャプチャを定義します。ドライブのマッピングとポートのキャプチャを実行するのは、Application Launcherではなく、ワークステーションのネットワーククライアントです。したがって、ワークステーションには、マッピングとキャプチャを実行するためのネットワーククライアント(Novel ClientやMicrosoft Clientなど)が必要です。
たとえば、データベースアプリケーションをドライブWから実行するように設定しているとします。が確実にアプリケーションの場所にマッピングされるようにするには、アプリケーションが存在するサーバ、ボリューム、およびディレクトリにドライブW:をマッピングします。Application Launcherは、アプリケーションを実行するときに、ドライブマッピングの設定時に定義された条件に基づいてドライブをマッピングします。
ドライブがマッピングされないと、ユーザがワードプロセッサで作成したファイルを保存する際に、ネットワーク上の場所へのアクセス権限を要求される可能性があります。ドライブをマッピングしておくと、アプリケーションが実行され次第、指定したマッピングが有効になります。
デフォルトでは、ユーザがアプリケーションを終了するときに、ドライブのマッピングとポートのキャプチャは解除されません。起動済みの複数のアプリケーションが同じドライブマッピングまたはポートキャプチャを使用する場合、そのドライブマッピングやポートキャプチャは、最後のアプリケーションが終了するまで解除されません。ドライブマッピングやポートキャプチャを解除したくない場合は、[ネットワークリソースのクリーンアップ]オプション([実行オプション]>[使用環境]ページ)を選択解除しておく必要があります。
[マップするドライブ]リストには、アプリケーションの起動前にマッピングされるドライブがすべて表示されます。
[追加]をクリックすると、[マップするドライブ]ダイアログボックスが表示されます。次の各フィールドに情報を入力します。
[オプション]: マッピングするドライブの種類を選択します。使用できる種類は次のとおりです。
[Path]: 選択したドライブにマッピングするパスを入力するか、参照して選択します。パスを入力する場合は、次の構文を使用します。
このフィールドではマクロも使用できます。マクロの詳細については、リファレンス:マクロを参照してください。
[ドライブマッピングが存在しないか、または既存のマッピングと同じ場合にマップ]: 既存のドライブマッピングがない場合、または既存のドライブマッピングと同じマッピングを使用する場合に、Application Launcherでドライブをマッピングするように指定するには、このオプションを選択します。
[既存のドライブマッピングを上書きする]: 要求されたドライブ文字を使用しているマッピングをApplication Launcherで置換するには、このオプションを選択します。たとえば、S:が\\server1\sys\publicにマッピングされている場合に、新しくSドライブを\\server1\apps\timecardにマッピングするように指定しても、ドライブS:は\\server1\apps\timecardにマッピングされます。
[マップするドライブ]リストでは、このオプションが選択されているかどうかを確認できるように、マッピング情報にFORCEという語が追加されます。
[既存のドライブがマップされていれば使用する]: 既存のドライブマッピングが要求されたパスと異なっている場合に、既存のマッピングを使用するには、このオプションを選択します。たとえば、S:が\\server1\sys\publicにマッピングされている場合に、新しくSドライブを\\server1\apps\timecardにマッピングするように指定しても、ドライブS:は\\server1\sys\publicにマッピングされたままになります。
[マップするドライブ]リストでは、このオプションが選択されているかどうかを確認できるように、マッピング情報にREUSEという語が追加されます。
[キャプチャするポート]リストには、アプリケーションの起動前にキャプチャされるポートがすべて表示されます。
[追加]をクリックすると、[キャプチャするポート]ダイアログボックスが表示されます。次の各フィールドに情報を入力します。
[プリンタまたはキュー]: 選択するプリンタまたはキューを参照します。
このフィールドではマクロも使用できます。マクロの詳細については、リファレンス:マクロを参照してください。
[キャプチャフラグ]: このオプションを使用すると、ユーザのワークステーションで定義されている通知、バナー、およびフォームフィードの設定を上書きすることができます。ユーザがアプリケーションから印刷する場合は、必ず管理者が定義した設定が使用されます。
[キャプチャフラグ]ボックスで、上書きするキャプチャ設定に対応する[上書きワークステーション設定]ボックスを選択します。このボックスを選択すると、対応するキャプチャ設定を選択できるようになります。設定を選択すると、その設定が有効になります。選択を解除すると、その設定は無効になります。
たとえば、[通知]の[上書きワークステーション設定]ボックスを選択し、[通知]の[設定のキャプチャ]ボックスも選択した場合、ユーザが文書を印刷すると、ユーザのワークステーションでのキャプチャ設定に関係なく、Novell Clientでは印刷ジョブの完了を示す[通知]警告パネルが表示されます。一方、[通知]の[上書きワークステーション設定]ボックスを選択しても、[通知]の[設定のキャプチャ]ボックスは選択しない場合、ユーザが文書を印刷すると、ユーザのワークステーションのキャプチャ設定に関係なく、Novell Clientでは印刷ジョブの完了を示す[通知]警告パネルは表示されません。
[ファイル権利]プロパティページは、シンプルなアプリケーション、AOT/AXTアプリケーション、およびMSIアプリケーション用に作成されたアプリケーションオブジェクトでのみ使用できます。Webアプリケーションおよびターミナルサーバアプリケーション用に作成されたアプリケーションオブジェクトでは使用できません。
次の図に示す[ファイル権利]プロパティページでは、アプリケーションを実行するためにユーザに必要な、ファイル、ディレクトリ、およびボリュームに関する権利を指定します。このページは、NetWareのファイルシステム権利に対してのみ適用されます。eDirectoryを介してMicrosoft Windowsのファイルシステム権利を割り当てることはできません。
ユーザのユーザオブジェクトがアプリケーションオブジェクに関連付けられているとき、または、ユーザがメンバーとなっているグループ、部門、組織、カントリのオブジェクトがアプリケーションオブジェクトに関連付けられているときに、これらのNetWare権利がそのユーザに与えられます。オブジェクトとアプリケーションオブジェクトの関連付けが解除されると、ユーザの権利は失われます。
設定するファイル権利は、ユーザが実際にそのアプリケーションを使用するかどうかには関係ありません。ユーザは、アプリケーションオブジェクトがユーザに関連付けられてから、その関連付けが解除されるまで、継続してファイル権利を保持します。
2つの異なるアプリケーションオブジェクトが同じファイル、ディレクトリ、またはボリュームにファイル権利を与えている場合、ユーザがいずれか一方のアプリケーションオブジェクトに関連付けられていないときは、もう一方のアプリケーションオブジェクトと関連付けられていても、ユーザは権利をすべて失います。
[レポート中]プロパティページは、すべてのアプリケーションタイプ(シンプル、AOT/AXT、MSI、Webおよびターミナルサーバ)用のアプリケーションオブジェクトで使用できます。
この節では、[レポート中]プロパティページのフィールドについて説明します。レポートの設定の詳細については、アプリケーションイベントのレポーティングを参照してください。
次の図に示す[レポート中]プロパティページでは、Application Launcherがアプリケーションに関するイベント情報をレポートするように設定することができます。Application Launcherによるレポートの対象となるイベントを定義することができます。イベントレポートの送信先を定義することもできます。
レポートには次の情報が含まれます。イベントタイプ、日時、ユーザ識別名、ワークステーション識別名、ワークステーションのアドレス、アプリケーション識別名、アプリケーションのGUID、アプリケーションのバージョン文字列、およびイベント文字列。
レポートするイベントおよびそのイベントレポートの送信先を選択します。必要に応じて、イベントレポートを複数の送信先に送信することができます。すべてのイベントと送信先について次に説明します。
| Destination | Description |
|---|---|
|
Application Launcherは、任意のODBC互換データベース(たとえばZENworksに付属のSybaseデータベース)にイベントを書き込むことができます。データベースを使用するには、アプリケーション管理のレポート機能に使用するZENworksデータベースオブジェクトも作成する必要があります。インベントリのレポートに使用するデータベースオブジェクトと同じものは使用できません。
|
|
Application Launcherは、任意のSNMP管理コンソールにSNMPトラップを送信できます。SNMPトラップを使用するには、SLPのプロパティパッケージのSNMPトラップターゲットポリシーを有効にする必要があります。最初にSLPのプロパティパッケージを作成する必要がある場合もあります。
|
|
Application Launcherは、テキストログファイルにイベントを書き込むことができます。[ログファイルの場所]フィールドを使用して、ログファイルの場所を指定します。 |
|
Application Launcherは、標準のHTTPプロトコルまたはHTTPSプロトコルを使用して、イベントをXMLデータとしてURLに送信することができます。Application Launcherでファイアウォール外部のユーザのためにイベントをレポートする場合は、XMLレポート機能を使用することをお勧めします。 XMLを使用するには、次の処理も実行する必要があります。
|
ログファイルをイベントレポートの送信先として選択した場合は、そのログファイルの場所と名前を入力するか、参照して選択します。ローカルドライブまたはネットワークドライブを指定できます。存在しない場所を入力した場合は、Application Launcherがその場所を作成します。パス内で拡張文字を使用しないでください。拡張文字はサポートされていません。
ネットワーク上の共通の場所にあるファイルにイベントを記録するようにApplication Launcherを設定する場合は、ネットワークディレクトリを作成し、そのディレクトリにあるファイルに対する読み取りと書き込みの権利をユーザに与える必要があります。ログファイル名はアプリケーションごとに設定されるため、各アプリケーション用に個別のログファイルを作成する(アプリケーションオブジェクトごとに異なるログファイル名を指定する)か、全アプリケーション用の共通のログファイルを作成する(すべてのアプリケーションオブジェクトに対して同じログファイル名を指定する)ことができます。
重要: NetWareやWindowsサーバへの書き込みを可能にするNovell ClientやMicrosoft Clientなどのネットワーククライアントがユーザにある場合、またはログファイルの場所としてローカルドライブを指定する場合は、ログファイルのレポーティングのみを使用します。
[イメージング]プロパティページは、シンプルなアプリケーション、AOT/AXTアプリケーション、およびMSIアプリケーション用に作成されたアプリケーションオブジェクトでのみ使用できます。Webアプリケーションおよびターミナルサーバアプリケーション用に作成されたアプリケーションオブジェクトでは使用できません。
次の図に示す[イメージング]プロパティページでは、アプリケーションオブジェクトのイメージファイルを作成することができます。イメージファイルは、ベースイメージファイルへのアドオンイメージとして使用できます。
アプリケーションに依存アプリケーションが含まれている場合(アプリケーションオブジェクト>[実行オプション]タブ>[アプリケーションの依存関係]ページ)、その依存アプリケーションがワークステーションにまだ配布されていないときは、依存アプリケーションもアドオンイメージに含む必要があります。
このフィールドには、アプリケーションオブジェクトのサイズが表示されます。このサイズには、([アプリケーションファイル]ページに一覧表示されている)すべてのアプリケーションオブジェクト情報およびアプリケーションソースファイルが含まれています。これは、圧縮オプションを使用しない場合のイメージファイルのサイズです。
MSIアプリケーションオブジェクトのイメージを作成するときに、ConsoleOneは、.msiファイルで参照されるファイルまたは.msiファイルに含まれているファイルを認識しません。このサイズには.msiファイルが含まれ、.msiファイルと同じまたは下位のレベルにあるすべてのファイルとフォルダも含まれます。関連ファイルがすべて.msiファイルと一緒に含まれていることになりますが、関連しないファイルが含まれている可能性もあります。関連しないファイルが含まれることを避けるには、.msiファイルの保存場所に.msiファイルおよびその関連ファイルとフォルダのみを置くようにする必要があります。
これらのフィールドでは、イメージの保存場所とファイル名を指定して、イメージの保存先ディスクに十分な空き容量があることを確認できます。
ファイルの場所を入力すると、これらのフィールドには、ディスク容量、ディスク上の使用できる空き容量、およびディスク上の使用済み容量が表示されます。アプリケーションオブジェクトをディスク上の空き容量に保存できるかどうかを確認してください。
イメージの保存場所に加え、ワークステーションのWindowsドライブ(通常はc:\nalcache)にあるNALキャッシュディレクトリが、アプリケーションのソースファイル(.filファイル)およびアプリケーションオブジェクトの設定(.aotファイルや.axtファイル)を保存するために一時的に使用されます。ソースファイルのサイズは一定ではありませんが、設定ファイルのサイズは通常は200KBを下回っています。ソースファイルを保存するのに十分なディスク容量がワークステーションのWindowsドライブにあることを確認してください。
アプリケーションオブジェクトの関連付けの特性を指定します。これらの特性は、イメージがワークステーションに適用されるときに強制的に適用されます。
アプリケーションを自動的に実行します。ユーザに関連付けられたアプリケーションの場合、Application Launcherの起動直後にアプリケーションが実行されます。ワークステーションに関連付けられたアプリケーションの場合、そのワークステーションの起動(最初の起動または再起動)直後にアプリケーションが実行されます。
[強制実行]オプションをその他の設定と組み合わせて使用すると、独自の動作を設定することができます。たとえば、[強制実行]を[アプリケーションを一度だけ実行]オプション([実行オプション]タブ>[アプリケーション]ページ)と併用すると、アプリケーションオブジェクトは、配布された時点で一度だけ実行され、その後でワークステーションから削除されます。または、アプリケーションオブジェクトを、あらかじめ指定した時間になったらすぐに1回だけ実行するとします。この場合は、[強制実行]を選択し、[アプリケーション]ページの[アプリケーションを一度だけ実行]オプション([実行オプション]タブ)を選択して、[スケジュール]ページ([可用性]タブ)を使用してスケジュールを定義します。
複数のアプリケーションを順序を指定して強制的に実行する場合は、各アプリケーションを[強制実行]に設定します。次に、[アイコン]ページ([識別]タブ)の[強制実行の順序を決定する]オプションを使用して、各アプリケーションオブジェクトの順序を指定します。
アプリケーションオブジェクトのアイコンをApplication Window、Application Explorerウィンドウ、およびApplication Browserウィンドウに追加します。
ワークステーションでApplication Explorerが実行されている場合は、このオプションを使用して、アプリケーションオブジェクトをWindowsの[スタート]メニューに追加できます。アプリケーションオブジェクトをフォルダに割り当てて、[スタート]メニューでそのフォルダ構造を使用する場合を除き、アプリケーションオブジェクトは[スタート]メニューの一番上に追加されます。アプリケーションオブジェクトの[フォルダ]ページ([識別]タブ)を参照してください。
ワークステーションでApplication Explorerが実行されている場合は、このオプションを使用して、アプリケーションオブジェクトのアイコンをWindowsのデスクトップに表示できます。
イメージの保存場所を定義してイメージの関連付けを選択したら、[イメージの作成]ボタンをクリックしてイメージを作成します。ダイアログボックスが表示され、次の圧縮オプションの中から選択するように要求されます。
[なし]: イメージファイルを作成しますが、圧縮しません。作成されるイメージのサイズは圧縮オプションの中で最大になります。
[圧縮時間を最適化する]: 最小レベルの圧縮を適用します。イメージファイルの圧縮に要する時間は最小で済みますが、[圧縮時間とイメージサイズのバランスを取る]オプションや[イメージサイズを最適化する]オプションを選択して圧縮した場合に比較して、圧縮後のファイルサイズは大きくなります。
[圧縮時間とイメージサイズのバランスを取る]: イメージファイルの圧縮に要する時間とファイルサイズのバランスを取るために、中レベルの圧縮を適用します。
[イメージサイズを最適化する]: 最大レベルの圧縮を適用します。イメージファイルのサイズは小さくなりますが、[圧縮時間を最適化する]オプションや[圧縮時間とイメージサイズのバランスを取る]オプションを選択した場合に比較して、ファイルの圧縮に要する時間は増大します。
[ソース]プロパティページは、シンプルなアプリケーション、AOT/AXTアプリケーション、およびMSIアプリケーション用に作成されたアプリケーションオブジェクトでのみ使用できます。Webアプリケーションおよびターミナルサーバアプリケーション用に作成されたアプリケーションオブジェクトでは使用できません。
次の図に示す[ソース]プロパティページでは、Application Launcherが配布するアプリケーションが含まれているインストールパッケージのネットワーク上の保存場所を指定します。アプリケーションオブジェクトを.aotファイルまたは.axtファイルから作成した場合は、インストールパッケージはsnAppShotパッケージ(.aot、.axt、および.filの各ファイル)でなければなりません。アプリケーションオブジェクトを.msiファイルから作成した場合、インストールパッケージはMicrosoft Windows Installerパッケージ(.msiファイル)でなければなりません。ソースリストは、オリジナルのソースの場所が使用できなくなった場合にのみ使用します。その場合、Application Launcherは、アクセスできるパッケージが見つかるまで、リストの先頭から下方向にパッケージを検索していきます。
追加のソースの場所を定義する前に、オリジナルのパッケージを新しいソースの場所にコピーしておく必要があります。snAppShotパッケージの場合は、.aot、.axt、.fil、および.txtの各ファイルをコピーします。Windows Installerパッケージの場合は、管理インストールフォルダとサブフォルダをコピーします。
.aotファイルや.axtファイルではなく、.msiファイルを使用するアプリケーションオブジェクトの場合は、このソースリストが重要になります。Windows Installerはオンデマンドインストール(ユーザが指定した機能やコンポーネントに合わせてファイルをインストールする)をサポートしているため、ソースリストによって、初回インストール後のインストール時にソースを復元することができます。オリジナルのソースの場所が使用できなくなった場合、ソースリストが作成されていないと、オンデマンドインストールは実行できません。しかし、追加のソースの場所を作成して、ソースリストでそれらの場所を定義しておくと、オンデマンドインストールが正常に機能する可能性が高くなります。
重要: アプリケーションオブジェクトのプロパティフィールドでSORCE_PATHマクロ([共通]>[マクロ]ページ)を使用する場合は、すべて大文字を使用し、小文字は使用しないようにしてください。オリジナルのソースの場所がSOURCE_PATHマクロで参照され、Application Launcherでその場所にアクセスできない場合、SOURCE_PATHマクロがすべて大文字で定義されていれば、このリストにあるパッケージソースのみが使用されます。
[パッケージソースリスト]には、アプリケーションに対して定義されている追加のパッケージソースの場所が表示されます。アプリケーションがワークステーションに配布されるときに、オリジナルのソースの場所が使用できない場合は、Application Launcherはリストに表示されている順序で追加のソースの場所を使用します。
Windows Installerを使用するアプリケーションを配布するときは、Application LauncherがWindows Installerにソースリストを渡します。Windows Installerはそのリストを使用して、アプリケーションファイルのインストール元を決定します。
[アンインストール]プロパティページは、すべてのアプリケーションタイプ(シンプル、AOT/AXT、MSI、Webおよびターミナルサーバ)用のアプリケーションオブジェクトで使用できます。
この節では、[アンインストール]プロパティページのフィールドについて説明します。アプリケーションのアンインストールの詳細については、アプリケーションのアンインストールを参照してください。
次の図に示す[アンインストール]プロパティページでは、アプリケーションをアンストールしたり、アプリケーションのアンインストールに関連する動作を定義したりします。
Application Launcherは、アプリケーションをワークステーションに配布するときに、アプリケーションを正常にアンインストールするために必要な情報を含むキャッシュディレクトリをワークステーション上に作成します。ただし、Application Launcherは、アプリケーションをターミナルサーバに配布する場合はキャッシュディレクトリを作成しません。つまり、Application Launcherは、アプリケーションをターミナルサーバからアンインストールするための情報を持ちません。したがって、この[アンインストール]ページのオプションは、アプリケーションがターミナルサーバにインストールされている場合は適用されません。ターミナルサーバ上でアプリケーションが不要になったときは、そのアプリケーションを手動でアンインストールする必要があります。
このオプションを選択した場合、アプリケーションをワークステーションから削除できるようになります。他のアンインストールオプションは、このオプションが有効になっていないと使用できません。
このオプションを選択した場合、ユーザは、使用しているワークステーションからアプリケーションを削除できるようになります。このオプションが有効になっていないと、システム管理者しかアプリケーションを削除することはできません。
このオプションを選択すると、ワークステーションからアプリケーションを削除する前に、ユーザに確認を求めるメッセージが表示されます。確認メッセージに対してユーザが「いいえ」と答えると、アプリケーションは削除されません。
このオプションを選択すると、Application Launcherは、アプリケーションファイルのアンインストールを開始する前にアプリケーションを終了します(アプリケーションが実行されている場合)。
このオプションを選択すると、指定された日数(デフォルトは30日)アプリケーションを実行していない場合に、そのアプリケーションを自動的に削除します。
[ファイル]をクリックして、ファイルを削除するかどうかを決めるために使用する属性を選択します。この属性は、[アプリケーションファイル]ページ([配布オプション]タブ)に一覧表示されている属性に対応しています。デフォルトのオプション([常にコピー]、[存在しない場合にコピー]、および[新しければコピー])では、アプリケーションのインストール時にインストールされたファイルだけが削除され、同じファイルを必要とする別のアプリケーションによって、そのアプリケーションのインストール時よりも前にすでにインストールされているファイルは削除されないように設定されます。
Application Launcherでは、ワイルドカードを使用してコピーされたファイルのアンインストールを実行できません。たとえば、\\server\vol\public\zenworks\sysapps\*.*をc:\winnt\system32にコピーするとします。アプリケーションをアンインストールしても、アプリケーションのファイルはc:\winnt\systemから削除されません。アプリケーションをアンインストールする際、Application Launcherは、インストールプロセスとは逆の手順を単純に実行します。つまり、この例のファイルをアンインストールする場合であれば、ワイルドカード削除(c:\winnt\system32\*.*を削除)によってアンインストールを実行することになります。このような操作は予期しない結果を招く恐れがあるため、Application Launcherは、ワイルドカードを使用してコピーされたファイルをアンインストールできないように設計されています。
[ショートカット]をクリックして、アプリケーションのショートカットを削除するかどうかを決めるために使用する属性を選択します。この属性は、[ショートカット/アイコン]ページ([配布オプション]タブ)に一覧表示されている属性に対応しています。
[INIファイル]をクリックして、INI設定を削除するかどうかを決めるために使用する属性を選択します。この属性は、[INI設定]ページ([配布オプション]タブ)に一覧表示されている属性に対応しています。デフォルトのオプション([常に作成]、[存在する場合に作成]、および[作成するか、既存のセクションに追加])では、アプリケーションのインストール時に作成された設定だけが削除され、同じ設定を必要とする別のアプリケーションによって、そのアプリケーションのインストール時よりも前にすでに作成されていた設定は削除されないように設定されます。
[レジストリ]をクリックして、レジストリ設定を削除するかどうかを決めるために使用する属性を選択します。この属性は、[レジストリ設定]ページ([配布オプション]タブ)に一覧表示されている属性に対応しています。デフォルトのオプション([常に作成]、[存在する場合に作成])では、対象アプリケーションのインストール時に作成された設定だけが削除され、同じ設定を必要とする別のアプリケーションによって、対象アプリケーションのインストール時よりも前にすでに作成されていた設定は削除されないように設定されます。
このオプションを使用すると、ワークステーションへのアプリケーションの配布中にApplication Launcherによって追加されたレジストリ設定を削除するときに、2つの特別なレジストリハイブ、HKEY_LOCAL_MACHINEおよびHKEY_CURRENT_USERを削除対象として含めるか除外するかを選択することができます。デフォルトの設定では、HKEY_CURRENT_USERハイブからは設定が削除されますが、HKEY_LOCAL_MACHINEハイブからは削除されません。
このオプションは、アンインストール中にWindowsのシステム設定が削除されないようにする場合に役立ちます。このことは、snAppShotを使用してアプリケーションのインストールをキャプチャした場合には特に重要です。snAppShotでアプリケーションのインストールをキャプチャする場合、インストール中に変更された設定がすべてキャプチャされます。インストール処理中にワークステーションを再起動する必要がある場合、これらの変更の対象には、アプリケーションに適用する設定だけでなく、Windowsシステムに適用する設定も含まれます。Windowsのシステム設定を削除すると、ワークステーションの起動時に問題が発生する可能性があります。これらのシステム設定は、削除してもワークステーションが正常に動作することが判明している場合にのみ削除することをお勧めします。
このオプションを使用する場合は、HKEY_LOCAL_MACHINEおよびHKEY_CURRENT_USERハイブから削除されるレジストリ設定を確認し、削除対象のアプリケーション以外に適用されるあらゆる設定を削除しておく必要があります。レジストリの設定は、[レジストリ設定]ページ([配布オプション]タブ)に表示されます。
[アンインストールスクリプト]プロパティページは、シンプルなアプリケーション、AOT/AXTアプリケーション、およびMSIアプリケーション用に作成されたアプリケーションオブジェクトでのみ使用できます。Webアプリケーションおよびターミナルサーバアプリケーション用に作成されたアプリケーションオブジェクトでは使用できません。
アンインストール処理の一部として、Application Launcherではスクリプトエンジンを起動して、「アンインストール前に実行」スクリプトと「アンインストール後に実行」スクリプトを実行することができます。次の図に示す[アンインストールスクリプト]プロパティページでは、Application Launcherが使用するスクリプトエンジン、および実行するスクリプトを定義します。
Windows 2000/XPでは、ユーザに関連付けられたアプリケーションとワークステーションに関連付けられたアプリケーションのいずれの場合も、アンインストールスクリプトは常にユーザスペースで実行されます。この動作は起動スクリプト([実行オプション]タブ>[スクリプトを実行する])の動作と同じですが、保護されたシステムスペースで実行される配布スクリプト([配布オプション]タブ>[配布スクリプト])の動作とは異なります。
このテキストウィンドウを使用して、アプリケーションのアンインストール前に実行するスクリプトコマンドを指定します。スクリプト内で拡張文字を使用しないでください。拡張文字はサポートされていません。スクリプトの例については、スクリプトの例を参照してください。
このテキストウィンドウを使用して、アプリケーションのアンインストール後に実行するスクリプトコマンドを入力します。スクリプト内で拡張文字を使用しないでください。拡張文字はサポートされていません。スクリプトの例については、スクリプトの例を参照してください。
スクリプトエンジンにより、使用する必要があるスクリプトコマンドとスクリプト言語が決まります。[スクリプトエンジンの場所]フィールドでスクリプトエンジンを定義しない場合、Application LauncherはNovell Clientをスクリプトエンジンとして使用します(ワークステーションにNovell Clientがインストールされている場合)。つまり、Novell Clientのほとんどのログインスクリプトコマンドを使用することができます(サポートされているNovell Clientログインスクリプトコマンドを参照)。
Novell Client以外のスクリプトエンジンを使用する場合は、その代替スクリプトエンジンを指定します。スクリプトエンジンは、ローカルドライブなど、ユーザが常に使用可能な場所に置く必要があります。スクリプトエンジンをネットワークサーバ上に置くことができるのは、たとえば、Novell ClientやClient for Microsoft Networksを通じて、ユーザがそのサーバにドライブをマッピングできる場合に限られます。Application Launcherがスクリプトエンジンを検出できない場合は、ユーザに対してエラーメッセージが表示され、アプリケーションのアンインストールは失敗します。
スクリプトエンジンとしてWindowsコマンドインタープリタを使用する場合は、次の例に示すように/cスイッチを含める必要があります。
%winsysdir%変数は、Windowsシステムディレクトリ(たとえばc:\winnt\system32)を指定します。/cスイッチは、コマンドインタープリタに対して、スクリプトを実行した後に停止するように指示します。/cスイッチを使用しない場合、スクリプトは完了しません。
スクリプトの例については、スクリプトの例を参照してください。
ファイル拡張子が必要になるのは、[スクリプトエンジンの場所]フィールドでスクリプトエンジンを指定した場合のみです。
アプリケーションをアンインストールするときに、Application Launcherは、[アンインストール前に実行する]スクリプトおよび[アンインストール後に実行する]スクリプトの一時スクリプトファイルを作成します。これらのファイルはスクリプトエンジンに渡され、スクリプトエンジンによってスクリプトが実行されます。ファイル拡張子を指定する必要があります。スクリプトエンジンでスクリプトファイルを処理するためにはファイル拡張子が必要です。
スクリプトの例については、スクリプトの例を参照してください。
次のスクリプトは、スクリプトエンジンとしてWindows 2000/XPのコマンドインタープリタを使用します。配布の実行前に、c:\ディレクトリのリスティングがテキストファイルに保存され、autoexec.batファイルがバックアップされます。
dir c:\ >c:\1.txt
copy autoexec.bat autoexec.bak /y
cmd.exe /c
.bat
スクリプトエンジンとしてNovell Clientを使用する場合、次のコマンドを除くすべてのスクリプトコマンドを使用できます。
CLS |
INCLUDE |
PCOMPATIBLE |
DISPLAY |
LASTLOGINTIME |
SCRIPT_SERVER |
EXIT |
NO_DEFAULT |
SET_TIME |
FDISPLAY |
NOSWAP |
SWAP |
IF MEMBER OF |
PAUSE |
WRITE |
Application Launcherは、画面に何も表示しません。スクリプトエラーも表示しません。
スクリプトのコマンド、構文、および例については、Novell Documentation WebサイトのNovell Client documentationを参照してください。