Dupremoveユーティリティを使用すると、インベントリデータベースから重複したワークステーションオブジェクトを削除できます。
重複したワークステーションオブジェクトとは、インベントリデータベースに複数のエントリを持つワークステーションです。インベントリデータベースにワークステーションオブジェクトの重複があると、データベース領域が無駄に使用されるだけでなく、Inventory ConsoleOneユーティリティ(照会、概要、インベントリレポート、データエクスポート)によるレポートに重複した情報が含まれる結果にもなります。
次の節では、Dupremoveユーティリティの使い方について説明します。
Inventory Serviceを停止します。詳細については、Inventory Serviceの開始と停止を参照してください。
データベースサーバが稼動していることを確認します。
Dupremoveユーティリティを実行します。
sys:\system\dupremove.ncfを編集して、必要なパラメータを設定します。パラメータの設定については、dupremove.ncfを参照してください。パラメータの詳細については、Dupremoveスイッチについてを参照してください。
Inventory_server_installation_directory\wminv\dupremove.batを編集して必要なパラメータを設定します。パラメータの設定については、dupremove.batを参照してください。パラメータの詳細については、Dupremoveスイッチについてを参照してください。
ファイルを編集したら、サーバコマンドプロンプトで「dupremove」と入力します。
重要: サーバプロンプトまたはdupremove.ncf/dupremove.batファイル内では、パラメータを二重引用符で囲む必要があります。また、二重引用符内に空白を含めてはいけません。たとえば、"-dbtype=1"のように指定します。
誤ったパラメータを指定したり、二重引用符内に空白を含めた場合、Dupremoveユーティリティは再試行を無限に繰り返します。
NetWareインベントリサーバでこのプロセスを停止するには、最初にサーバプロンプトで「java -show」と入力してDupremoveユーティリティのプロセスIDを取得してから、「java -killDupremove_process_ID」と入力します。
Windowsインベントリサーバでプロセスを停止するには、<Ctrl+C>を押します。
Inventory Serviceを起動します。詳細については、Inventory Serviceの開始と停止を参照してください。
影響を受けるすべてのワークステーションオブジェクトまたはインベントリデータをこのインベントリサーバに送信するすべてのワークステーションオブジェクトのフルスキャンを実行します。
ConsoleOneで、ワークステーションオブジェクトを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。
[ZENworksインベントリ]タブをクリックし、[ワークステーションのスキャン設定]サブオプションをクリックします。
[フルスキャンの開始]を選択します。
[適用]、[閉じる]の順にクリックします。
-dbtypeは、インベントリデータベースの種類です。次のいずれかの値を指定できます。
| インベントリデータベースが実行されているプラットフォーム | Dbtype値 |
|---|---|
Sybase |
0 |
Oracle |
1 |
MS SQL |
2 |
- sidは、インベントリデータベースを識別するサービスIDです。-sidは、JDBCに接続する必要があります。次のいずれかの値を指定できます。
| インベントリデータベースが実行されているプラットフォーム | サンプルのSID値 |
|---|---|
Sybase |
mgmtdb |
Oracle |
orcl |
MS SQL |
mgmtdb |
-portは、インベントリデータベースが動作しているポート番号です。次のいずれかの値を指定できます。
| インベントリデータベースが実行されているプラットフォーム | サンプルのPort値 |
|---|---|
Sybase |
2638 |
Oracle |
1521 |
MS SQL |
1433 |
次に示すDupremoveの関数は、dupremove.batまたはdupremove.ncfで一度に1つだけ使用する必要があります。