Novell Clientによる認証

デスクトップ管理エージェントがインストールされているワークステーションに、Novell ClientTMが以前にインストールされている場合、Novell Clientは引き続きログイン時に起動します。Clientをそのままにしておくことで、ワークステーションがファイアウォール内にあり、ZENworks Middle Tier Serverによる認証の必要がないことが前提となります。ただし、デスクトップ管理エージェントをインストールすると、ワークステーションが新しいZENworks 6.5デスクトップ管理機能にアップグレードされます。これには、更新された機能が含まれています。

ZENworksデスクトップ管理によるNovell Clientの使用方法については、『ZENworks 6.5 Desktop Management管理ガイド』を参照してください。

この節では、デスクトップ管理エージェントがインストールされているかどうかに関係なく、ユーザのワークステーションに従来のNovell Clientがインストールされている場合に、ZENworksユーザおよびワークステーションポリシーがeDirectoryの認証を受けるために必要なアカウント情報(つまりユーザIDとパスワード)について説明します。

この情報は、インストール時にこれらのアカウント情報を指定する理由を理解するのに役立ちます。この節では、次の内容について説明しています。


ユーザポリシーに必要なアカウント情報

次の表は、ZENworksデスクトップ管理ユーザポリシーで必要なアカウント情報を示します。このポリシーは、Novell Clientを使用してeDirectoryから認証を受けます。

ワークステーションプラットフォーム アクセスするサーバのファイルシステム 必要なアカウント情報 コメント

Windows 98 SE

NetWare

eDirectoryワークステーションIDとパスワード

 

Windows 98 SE

Windows 2000/2003

ドメインワークステーションIDとパスワード

Microsoft SMBクライアントは、Windowsファイルシステムへのアクセスに使用されます。

Windows 2000/XP

NetWare

eDirectoryユーザIDとパスワード

 

Windows 2000/XP

Windows 2000/2003

ドメインユーザIDとパスワード

Microsoft SMBクライアントは、Windowsファイルシステムへのアクセスに使用されます。


ワークステーションポリシーに必要なアカウント情報

次の表は、ZENworksデスクトップ管理ワークステーションポリシーで必要なアカウント情報を示します。このポリシーは、Novell Clientを使用してeDirectoryから認証を受けます。

ワークステーションプラットフォーム アクセスするサーバのファイルシステム 必要なアカウント情報 コメント

Windows 98 SE

NetWare

eDirectoryワークステーションIDとパスワード

 

Windows 98 SE

Windows 2000/2003

ドメインワークステーションIDとパスワード

Microsoft SMBクライアントは、Windowsファイルシステムへのアクセスに使用されます。

Windows 2000/XP

NetWare

eDirectoryワークステーションIDとパスワード

 

Windows 2000/XP

Windows 2000/2003

ドメインワークステーションIDとパスワード

Microsoft SMBクライアントは、Windowsファイルシステムへのアクセスに使用されます。