このサンプルWindowsネットワークで、ZENworksは次に示す項目を必要とします。
このサンプルWindows環境で、次のWindowsネットワーク設定を満たすことを前提としています。
注: Novell ZENworks 6.5 Companion 1 CDに含まれるDirXML 1.1.aは、eDirectory 8.7.3とのみ互換性があります。eDirectory 8.8でDirXML機能を使用するには、DirXML 1.1a環境をNovell Identity Manager 2.xにアップグレードする必要があります。
ZENworks Desktop Managementは、Novell Clientまたは次の2つの非クライアントモードを使用して、ユーザワークステーションで実行できます。
これは、Windowsネットワーク環境でNovell Clientを使用しないことを前提としています。したがって、ネットワークで必要な機能を決定し、非クライアントモードのいずれかでユーザ用のZENworks Desktop Managementを設定する必要があります。
このモードでは、ユーザがIISに接続し、ZENworks Desktop Managementで提供されるアプリケーションページ(myapps.html)を開いたときに、単一のApplication Browserビューが配布されます。ユーザがアプリケーションをローカルでインストールする権利を持っている場合は、Webビューがワークステーションに自動的にインストールされます。
Application Browserモードでアプリケーションをワークステーションに配布できるのは、ユーザが個別に設定されたアプリケーションWebページに接続した場合だけです。ダイナミックローカルユーザアカウントの作成、ハードウェアおよびソフトウェアインベントリ、自動イメージングサービス、およびリモート管理機能は、このモードには含まれていません。
デスクトップ管理エージェントフルモードでは、管理者によって、イメージの一部として、またはユーザによってDesktop Managementのすべてのコンポーネントがワークステーションにインストールされます。デスクトップ管理エージェントのインストールにDesktop Managementのすべてのコンポーネントを含めることによって、ZENworks Desktop Managementで提供する必要のあるすべての機能をユーザに提供できます。
ワークステーションでダイナミックローカルユーザアカウントを作成する場合、Windowsへのローカルログインの前に、eDirectoryにログインすることをユーザに求めるようにデスクトップ管理エージェントを設定します。エージェントをこのように設定すると、ユーザはeDirectoryのユーザ名とパスワード(2つのアカウントはDirXMLによって同期されるため、Active Directoryアカウントと同じものにする必要があります)の入力を求められます。ローカルアカウントが存在しない場合、ZENworks Desktop Managementはワークステーションにローカルアカウントを作成し、提供されたユーザ名とパスワードを使用してユーザをWindowsにログインさせます。
ダイナミックローカルユーザアカウントを作成する必要がない場合、ユーザがワークステーションにログインするときに、ZENworksはNovellユーザのアカウント情報をサイレントでWindowsに渡します(ユーザは、すでにワークステーションでアカウントを設定されている必要があります。ただし、ワークステーションがアクティブディレクトリドメインに属しており、ユーザがアクティブディレクトリにログインしている場合、ワークステーションでアカウントを設定されている必要はありません)。デスクトップ管理エージェントは、アプリケーションをユーザに配布するために、提供されたユーザ名とパスワードを使用してeDirectoryに接続します。
注: デスクトップ管理エージェントがワークステーションにインストールされていても、アプリケーションの配布を選択できるのはやはりブラウザビューからだけです。
DirXMLエンジンを使用すると、eDirectoryのデータを外部のデータサービスと同期させることができます。DirXMLエンジンは、データソース間で入出力をどのように送信するかを記述した複数のドライバを実行しています。
DirXML Driver for Active Directory (Novell ZENworks 6.5 Companion 2 CDのNovell DirXML Starter Packフォルダに格納されています)は、Novell eDirectoryとMicrosoft Active Directory間でデータを同期させるために特別に設計されたものです。同期は双方向です。2つのディレクトリ間で双方向に情報を流すか、一方向だけに情報を流すかを指定できます。
Windows 2000 Server用に数多くのDirXMLドライバが存在し、PeopleSoft、JDBC、LDAPディレクトリ、Lotus Notes、SAP HR、およびWebSphere MQなどの他のデータソースと同期させることができます。その他のドライバの詳細については、Novell DirXML Webサイトを参照してください。
DirXMLアーキテクチャでは、パブリッシャ/サブスクライバモデルを使用しています。このモデルでは、パブリッシャはeDirectoryに情報を配置する役割を果たし、サブスクライバはeDirectoryの変更内容を同期された外部のデータソースに適用します。パブリッシャとサブスクライバの動作および属性のマッピングは、DirXMLドライバに含まれる一連の規則によって決まります。DirXMLドライバをXML規則によってカスタマイズすると、必要なほとんどのデータ設定を配布できます。
DirXMLの設定方法の詳細については、DirXMLマニュアルのWebサイトを参照してください。
DirXMLインストールをカスタマイズするNovellソリューションの詳細については、Novell DirXML Webサイト.を参照してください。