次の必要なコンポーネントのインストールに関する高度な手順を使用して、1台のWindows 2000/2003サーバで、ZENworks Desktop Managementを実行します。
eDirectoryをインストールします。これには次の補完ソフトウェアが必要です。
重要: Windows 2000/2003サーバにNovell ClientTMをインストールして、同じコンピュータにMiddle Tier Serverをインストールした場合、このサーバからNovell Clientをアンインストールすると、Middle Tier Serverで障害が発生します。Novell Clientのアンインストールプログラムを実行すると、ZENworks Middle Tier Serverで必要とされる重要なファイルが削除されます。
この同じシナリオで、Novell Clientを4.9 SP2にアップグレードすると、異なるバージョンのnicm.sysがインストールされます。ZENworks 6.5 Middle Tier Serverに含まれるnicm.sysを使用しないと、Middle Tier Serverで障害が発生します。
この問題を回避するには、次の2つのオプションがあります。
アクティブディレクトリも、このサーバにインストールされている(すなわち、サーバがプライマリドメインコントローラである)場合、eDirectory LDAPがデフォルト以外のポートでリッスンするように設定されていることを確認します。(389:非保護、636:保護)。
LDAPサーバオブジェクトを変更できる権利を持つように、Novell Clientからは、Admin(またはそれと同等)としてeDirectoryにログインします。
ConsoleOneで、[LDAPサーバ]オブジェクトを右クリックし、[プロパティ]>[一般]の順に選択します。
[TCP Port(TCPポート)]フィールドで、TCPポートをデフォルト以外のポートに変更します(ポート388などが適しています)。
注: この操作は旧バージョンのeDirectoryでは若干異なります。場合によっては、LDAPサーバの[その他]のページを開き、[TCP Port(TCPポート)]プロパティを探して、値の変更が必要です。
[SSL Configuration(SSL設定)]タブをクリックして、[SSL Configuration(SSL設定)]ページを開きます。
[SSL Port(SSLポート)]フィールドで、ポート番号を636以外の数字に変更し、[適用]をクリックします。
ポート変更の適用後、エラーが表示される場合、それを無視してエラーダイアログボックスを閉じることができます。
[Refresh NLDAP Server Now(今すぐNLDAPサーバをリフレッシュ)]ボタンをクリックします。
NLDAPサーバのリフレッシュ後、エラーが表示される場合は、それを無視してエラーダイアログを閉じることができます。
Windowsのデスクトップで、[スタート]>[設定]>[コントロールパネル]の順にクリックして、[NDS Services(NDSサービス)]をダブルクリックします。
[NDS Services(NDSサービス)]ウィンドウで、nldap.dlmを選択して、[開始]をクリックしてTCPポートへの変更に同意します。
コマンドプロンプトで次のコマンドを入力することにより、LDAPサーバがリッスンしているポートを確認できます。
netstat -a -n
iMonitorもこのサーバにインストールされている場合、80以外のポートで実行するように設定します。次の手順を使用して設定します。
Windowsのデスクトップで、[スタート]>[プログラム]>[管理ツール]>[インターネット サービス マネージャ]の順にクリックします。
[インターネット インフォメーション サービス]ウィンドウでプラス記号(+)をクリックし、コンソールツリーのサーバノードを展開します。
[既定のWebサイト]アイコンで、(停止中の)説明について確認します。
Webサイトが実行中の場合、ステップ 3.dに進みます。
Webサイトが停止している場合、ステップ 3.eに進みます。
(条件付き)コマンドプロンプトに次のコマンドを入力することにより、IIS Webサーバを停止します。
iisreset /stop
デスクトップから、[スタート]>[設定]>[コントロールパネル]>[NDS Services(NDSサービス)]を順にクリックして、[NDS iMonitor]>を選択し、[停止]をクリックして、iMonitorサービスを停止します。
画面はリフレッシュされず、サービスが停止されていることを示さない場合があります。場合によっては、NDS(R)サービスを閉じて、もう一度それらを開き、サービスが停止していることを確認する必要があります。
コマンドプロンプトに次のコマンドを入力して、ポート80でリッスンしているサービスがないことを確認できます。
netstat -a -n
競合するポートの設定を変更します。ConsoleOneから、eDirectoryサーバと同じコンテナで、[Http Server-Servername(HTTPサーバ-サーバ名)]オブジェクトを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。
httpDefaultClearPortおよびhttpDefaultTLSPort属性を展開します。
各属性の値を選択し、変更をクリックして、割り当てされていないポートを入力してDHostコンソールとndsimon用に使用します。
たとえば、そのポート9000および443が他のアプリケーションによって使用されていないと仮定すると、httpDefaultClearPortのデフォルト値が80に設定されている場合、それを9000に変更することができ、httpDefaultTLSPortが43に設定されている場合、それを443に変更する必要があります。
新しいポート番号が有効になるように、eDirectoryをシャットダウンして再起動します。
iMonitorを起動します。デスクトップから、[スタート]>[設定]>[コントロール パネル]>[NDS Services(NDSサービス)]の順にクリックして、[NDS iMonitor]を選択し、[開始]をクリックします。
コマンドプロンプトで次のコマンドを入力することにより、iMonitorが、設定されたポートでリッスンしていることを確認します。
netstat -a -n
コマンドプロンプトから、次のコマンドを入力して、IISを起動します。
iisreset /start
Desktop Management Serverソフトウェアをインストールします。詳細については、ZENworks Desktop Management Serverのインストールを参照してください。
サーバにZENworks Middle Tier Serverソフトウェアをインストールします。詳細については、ZENworks Middle Tier Serverのインストールを参照してください。
サーバにアクティブディレクトリがあり、サーバがプライマリドメインコントローラである場合、IIS権利を認めてMiddle Tierレジストリエントリを変更します。
Windowsデスクトップで、[スタート]>[ファイル名を指定して実行]の順にクリックし、[regedt32]を入力します。
Windowsレジストリエディタで、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Novell\Xtierを開き、[セキュリティ]>[アクセス許可]の順にクリックします。
[Xtierのアクセス許可]ダイアログボックスで、[詳細]をクリックします。
[Xtierのアクセス制御の設定]ダイアログボックスで、[追加]をクリックします。
[ユーザーまたはグループの選択]ダイアログボックスの[名前]フィールドで、ドメインが、ZENworks Middle Tier Serverソフトウェアをインストールしたところに選択されていることを確認し、リストから[IUSR_server_name]ユーザオブジェクトを選択し、[OK]をクリックします。
[Xtierのアクセス許可のエントリ]ダイアログボックスで、次の許可のそれぞれに対して[許可]を選択します。
[OK]をクリックします。
[Xtierのアクセス制御の設定]ダイアログボックスで、[すべての子オブジェクトのアクセス許可を元に戻し、継承可能なアクセス許可を継承できるようにする]を選択して[適用]をクリックします。
[セキュリティ]警告ダイアログボックスで、[はい]をクリックします。
[Xtierのアクセス制御の設定]ダイアログボックスで、[OK]をクリックします。
[Xtierのアクセス許可]ダイアログボックスで、[OK]をクリックします。
Windowsレジストリエディタを閉じます。
ブラウザを開き、NSAdminユーティリィティのアドレス(http://server_IP_address/oneNet/nsadmin)を入力し、ZENworks Middle Tier Server用のLDAPポート設定を変更します。