SP1のインストールで実行される処理

• SP1のインストールプログラムは、6.5がインストールされたパスを使用して、ZENworks 6.5 Desktop Managementソフトウェアを検出しアップグレードします。
• サーバ上で実行されているサービス(インベントリサービスを除く)はSP1のインストールプログラムによって停止および再開されます。
• 常にSP1のファイルがコピーされ、新旧を問わずすべてのファイルがアップグレードファイルに置き換えられます。ZENworksディレクトリ以外の場所にコピーされたファイルは、それらが古いファイルの場合のみ置換されます。
• SP1インストールでは、インストール対象のワークステーションだけでなく、アップグレードウィザードによって検出されたのターゲットサーバ上のConsoleOneスナップインがすべてZENworks 6.5 SP1にアップグレードされます。［ConsoleOne］チェックボックスをオンにする場合は、過去にインストールされたスナップインがすべてバージョン6.5であることが必要です。

SP1インストールプログラムが実行しない項目

• 各機能に対応するチェックボックスを選択解除することはできません。これらのステータスは、アップグレード対象のサーバを選択したときにインストールプログラムによって判断されます。
• ZENworks 6.5 Desktop Managementより前のバージョンのZENworksをZENworks 6.5 Desktop Management SP1にアップグレードすることはできません。
• 既存のZENworksコンポーネント以外はインストールされません。
• インストールプログラムでは、ConsoleOneがインストールされていて6.5 Desktop Managementスナップインがインストールされていないワークステーションオブジェクトは選択できません。個々のワークステーションをDesktop Management SP1スナップインでアップデートするには、そのワークステーションから、元のZENworks 6.5 Desktop Management Serverに付属のインストールプログラムを実行する必要があります。
• eDirectoryオブジェクトはいっさいアップグレードされません。すでにインストールされているZENworks 6.5ソフトウェアのみアップデートされます。
• インベントリサーバをアップグレードする場合、インストールプログラムは自動的にインベントリサービスを開始しません。SP1のアップグレード後に手動でサービスを開始する必要があります。

ネットワークサーバの段階的アップグレード

ZENworks 6.5サーバをSP1にアップグレードするとき、すべてのサーバを1回のパスでアップグレードすることも、地理的な条件に基づいて段階的にアップグレードすることもできます。

SP1のインストールプログラムでは、複数のサーバが一度にアップデートされます。複数のサーバが存在する場合、1回のインストールセッションでこれらのサーバをアップグレードするのに要する時間を検討してください。アップグレードにかかる時間が長すぎる場合、対象になるサーバを複数のグループに分けて、一度に1つのグループをアップグレードできるようにします。