ZENworks Handheld Managementのソフトウェア配布機能を使用すると、ソフトウェア配布の一環として、ハンドヘルドアプリケーションオブジェクトをヘンドヘルドデバイスに配布することができます。ハンドヘルドアプリケーションオブジェクトには、ハンドヘルドデバイスにコピーするファイル群が含まれています。
通常、ハンドヘルドアプリケーションオブジェクトは、ハンドヘルドデバイスにインストールするアプリケーションで構成されています。たとえば、.prcファイル(Palm* OS*デバイスの場合)、.cabファイル(Windows* CEデバイスの場合)、.alx、.ali、および.dllファイル(BlackBerry*デバイスの場合)などです。
詳細情報については、以下を参照してください。
ハンドヘルドアプリケーションオブジェクトを作成するときは、オブジェクトのコンポーネントとして、ファイル、ディレクトリ(およびサブディレクトリ)、またはこれら両方を選択できます。ソースファイルの指定にワイルドカード文字を使用することもできます。
詳細情報については、以下を参照してください。
Palm OSデバイス用のハンドヘルドアプリケーションオブジェクトを作成するときは、標準のPalm OSファイルタイプのみを使用する必要があります。サポートされるファイルタイプは次のとおりです。
Windows CEデバイスは異なるプロセッサタイプをサポートするため、ZENworks Handheld Managementでは、Windows CEデバイスの同期時に、プロセッサと互換性があるCABファイルだけがWindows CEデバイスにコピーされるようにする必要があります。
CABファイルがハンドヘルドアプリケーションオブジェクトに含まれている場合、CABファイルは自動的に抽出されてインストールされます。
BlackBerryデバイス用のハンドヘルドアプリケーションオブジェクトを作成するときは、標準のRIM BlackBerryファイルタイプのみを使用する必要があります。サポートされるファイルタイプは次のとおりです。
ZENworks Handheld Managementでは、クレードルを使って同期が実行されるBlackBerryデバイスにソフトウェアを配布できます。無線同期を使ったBlackBerryデバイスへのソフトウェア配布はサポートされていません。
繰り返されるソフトウェア配布の場合(1回限りではなく、たとえば毎週実行するようにスケジュール設定されている配布の場合)、ZENworks Handheld Managementでは、指定された時間になると自動的にアプリケーションのソースファイルがスキャンされ、新しいファイルや変更されたファイルが自動的に取り込まれます。
これにより、管理者は新しいハンドヘルドアプリケーションオブジェクトを作成しなくても、ハンドヘルドデバイスへの配布用のソースディレクトリに新しいファイルや更新されたファイルをコピーすることができます。
たとえば、販売データを販売スタッフに毎週配布するとします。毎週月曜日、配布を実行する前に、ZENworks Handheld Managementはアプリケーションのソースディレクトリをスキャンします。前週に新しいファイルの追加や変更の追加があった場合は、それらの追加ファイルが月曜日のアプリケーション配布に含まれます。ハンドヘルドデバイスは、変更があったファイルだけを受け取ります。
前週にソースディレクトリに変更がなかった場合、(新しいハンドヘルドデバイスが受信者のリストに追加されていない限り、)アプリケーションは送信されません。