照会では、指定した条件に一致するハンドヘルドデバイスをすばやく見つけることができます。
照会を使用すると、同じ属性があるハンドヘルドデバイスでまとめたハンドヘルドグループを自動的に作成することにより、管理者は時間を節約できます。
たとえば、次の条件を満たすすべてのデバイスを照会して、グループを作成できます。
BlackBerry*、Palm* OS*、およびWindows* CEの各デバイスに対して別々の照会を定義することができますが、すべてのデバイスのタイプを返す単一の照会を作成することはできません。
照会の作成の詳細情報については、以下を参照してください。
照会は、ZENworks Handheld Managementインベントリビューアで作成します。
Novell ConsoleOne®で、ハンドヘルドデバイスオブジェクトを右クリックし、[Actions]>[Inventory]の順にクリックします。
[Queries]>[Add Query]の順にクリックし、[Add Query]ダイアログボックスを表示します。
![[Add Query]ダイアログボックス](../graphics/query_edit.gif)
照会の名前を入力します。
[Query Type]ドロップダウンリストで[Palm OS Handhelds]をクリックして、Palm OSデバイスに関する照会を作成します。
または
[Query Type]ドロップダウンリストで[Windows CE Devices]をクリックして、Windows CEデバイスに関する照会を作成します。
または
[Query Type]ドロップダウンリストで[BlackBerry Devices]をクリックして、BlackBerryデバイスに関する照会を作成します。
[Query]ダイアログボックスの上にある[Add Item]ボタン
をクリックします。
Windows CEデバイスに関する照会の場合は、次のダイアログボックスが表示されます。
![[Select Query Object]ダイアログボックス](../graphics/queryobjectselect.gif)
照会を構成する最初のオブジェクトを選択し、[OK]をクリックします。
![[Select Query Object]ダイアログボックス](../graphics/query_edit_rule.gif)
最初の列には、照会に使用できる属性が表示されます。2番目の列をクリックすると、下向き矢印が表示されます。この下向き矢印をクリックして、使用する演算子を選択します。3番目の列をクリックすると、参照ボタンが表示されます。この参照ボタンをクリックして、照会に使用する値を選択します。
ZENworks Handheld Managementでの照会の対象とするオブジェクトの属性、演算子、および値を選択し、[OK]をクリックします。
![[Edit Query]ダイアログボックス](../graphics/query_statements.gif)
照会に複数のオブジェクトを使用する場合は、[Add Item]ボタンを再度クリックして別のオブジェクトを追加します。
NOTE: 括弧を使用してステートメントをグループ化する場合は、該当するステートメントを選択して、括弧ボタン
をクリックします。
照会の対象に複数の属性を選択する場合は、選択した最初のオブジェクトによってフィルタ処理される点に注意する必要があります。
たとえば、属性として最初にOS Version = 3.5を選択し、その次にFree RAMを選択する場合、Free RAMの特定の値を選択するときにリストに表示されるのは、OSバージョン3.5を実行しているハンドヘルドデバイスだけです。
定義した照会の結果を確認する場合は、[Test]をクリックします。結果は[Test Query]ダイアログボックスに表示されます。
![[Test Query]ダイアログボックス](../graphics/zfh_testquery.gif)
[OK]をクリックして照会を保存します。
照会で論理演算子を使用すると、照会のスコープを絞ったり、拡張したりすることができます。ZENworks Handheld Managementで使用できる論理演算子は次のとおりです。
照会に複数のオブジェクトを挿入した場合、ZENworks Handheld Managementでは2つのオブジェクトステートメントの間にAND演算子が自動的に追加されます。
照会を評価するときには、次の順序で演算が実行されます。