SSLおよびHTTP設定の構成

ZENworks Handheld Managementは、Access PointとZENworks Handheld Management Server間の通信およびハンドヘルドデバイスとAccess Point間の通信にデフォルトでTCP/IPを使用します。

Access Pointが1つだけインストールされている場合(ZENworks Handheld Management Serverの一部としてインストール)、Access PointとZENworks Handheld Management Server間のトラフィックがネットワーク外部に伝送されることはないため、HTTPやSSLを有効にする必要はありません。ただし、ハンドヘルドデバイスとAccess Point間の通信に対してHTTPとSSLを有効にすることはできます。

クライアントとサーバでSSLを設定する場合、追加の暗号化と検証がデータとデータソースに対して実行されます。

ファイアウォールの外部にある他のコンピュータにAccess Pointをインストールした場合や、ファイアウォールの外部から接続するハンドヘルドデバイスが存在する場合には、HTTPまたはSSLを有効にすることでファイアウォールのポートを開く必要性を排除できます。こうした状況では、すべてのZENworks Handheld Managementの通信を暗号化する際にもHTTPまたはSSLを有効にすることができます。

ZENworks Handheld Management ServerまたはAccess PointでHTTPを有効にした場合、これらのサービスはTCP/IPプロトコルとHTTPプロトコルの両方をリッスンします。

SSLは、Palm OS 5.1以降を実行しているPalm OSデバイスでサポートされます。

この節では、次の内容について説明します。