インストール前タスクの実行

ZENworks Handheld Management Serverをインストールする前に、次のタスクを完了しておく必要があります。


ZENworks Handheld Management ServerのWindowsユーザアカウントの作成

サービスとしてログインしてZENworks Handheld Managementデータベースおよびアプリケーションデータにアクセスするのに、ZENworks Handheld Management ServerはローカルコンピュータのAdministratorsグループのメンバーである有効なWindowsユーザアカウントを必要とします。

Administratorsグループにサーバユーザアカウントを作成するには

  1. Windows NT/2000/XPコンピュータで、Administratorとしてログインするか、Administratorsグループのメンバーとしてログインします。

  2. [スタート]>[設定]>[コントロール パネル]の順にクリックします。

  3. [ユーザとパスワード]をダブルクリックします。

  4. [追加]をクリックします。

    [追加]ボタンが無効になっている場合は、[ユーザーがこのコンピュータを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要]チェックボックスを選択します。

  5. ユーザ名、フルネーム、および新しいアカウントの説明を入力し、[次へ]をクリックします。

  6. 新しいアカウントのパスワードを入力した後、パスワードを再入力して確認し、[次へ]をクリックします。

  7. [その他]ボタンを選択して、ドロップダウンリストから[Administrators]をクリックし、[完了]をクリックします。

新たに作成したユーザアカウントのパスワードを無期限に使用できるよう設定する必要があります。パスワードに期限を設定した場合、パスワードを再設定してからでないとサービスをロードできません。

パスワードを無期限に使用できるよう設定するには

  1. Windows NT/2000/XPコンピュータで、Administratorとしてログインするか、Administratorsグループのメンバーとしてログインします。

  2. [スタート]>[設定]>[コントロール パネル]の順にクリックします。

  3. [管理ツール]をダブルクリックします。

  4. [コンピュータの管理]をダブルクリックします。

  5. [システム ツール]の[ローカル ユーザーとグループ]を展開します。

  6. [ユーザー]をクリックします。

  7. 右のペインに表示されている、Step 4で作成したユーザアカウントを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

  8. [ユーザーは次回ログオン時にパスワードの変更が必要]チェックボックスの選択を解除します。

  9. [パスワードを無期限にする]を選択します。

  10. [OK]をクリックします。


サービスオブジェクトのユーザアカウントの作成

ZENworks Handheld Managementサービスオブジェクトは、LDAPを介してeDirectoryにアクセスするのに、有効なユーザアカウントを必要とします。このユーザはConsoleOneで作成します。

このアカウントに対して無期限のパスワードを設定していることを確認します。

このユーザアカウントにどのような権限を割り当てるかは、アプリケーションデータを取得するため、または取得ファイルを保存するためにNetWareボリュームにアクセスする必要があるかどうかによって異なります。

NetWareボリュームのオブジェクトにアクセスしたり、取得ファイルをNetWareボリュームにコピーしたりする場合、ユーザは少なくとも、NetWareサーバに関する読み取り、書き込み、作成の権限を保持している必要があります。

NetWareボリュームへのアクセスが不要である場合、このユーザアカウントには最低でも、ZENworks Handheld Managementオブジェクトおよびポリシーを含むすべてのツリー領域に関する読み取り、書き込み、作成、名前変更、比較、および削除権限を設定する必要があります。


MAPIプロファイルの作成(BlackBerryデバイスのみがサポート)

ZENworks Handheld Managementを使用してBlackBerryデバイスを管理する場合、ZENworks Handheld Management ServerがインストールされたコンピュータにMAPIプロファイルを作成して、電子メールシステムに接続する必要があります。

ZENworks Handheld Managementは、Novell GroupWise®、Microsoft Exchange、Lotus Notes*、POP3またはIMAPに準拠するすべての電子メールシステムなど、RIMがサポートしているのと同じグループウェア/電子メールシステムをサポートします。

MAPIプロファイルを作成する前に、サービスオブジェクトのユーザアカウントの作成で作成したユーザアカウントを使ってログインします。MAPIプロファイルの作成手順については、Windowsのヘルプまたはお使いの電子メールシステムのヘルプを参照してください。


スキーマの拡張と製品の使用許諾契約

ZENworks Handheld Management Serverをインストールする前に、ZENworks Handheld ManagementのeDirectoryスキーマを拡張して、ディレクトリの準備を実行する必要があります。

スキーマを拡張するには、ツリーにルートレベルのadmin権限を設定するほか、Novell ClientTMをインストールする必要があります。

スキーマ拡張ツールを実行する前に、拡張の対象になるツリーにログインしていることを確認します。

スキーマを拡張するには

  1. Novell Clientが実行しているコンピュータにZENworks Handheld Management CDを挿入します。

    インストールプログラムが自動的に実行されます。プログラムが自動的に実行されない場合は、CDのルートにあるwinsetup.exeを手動で実行します。

  2. [Handheld Management]をクリックします。

  3. [English]をクリックします。

  4. [Schema Extension and Product Licensing]をクリックします。


    ZENworks Handheld Management Serverインストールページ

  5. [Software License Agreement]で言語を選択し、[Accept]を選択して、[Next]をクリックします。

  6. edirectory Tree iconをクリックして、オブジェクトを作成するeDirectoryツリーを選択し、[Extend Schema]チェックボックスを選択します。

  7. [Next]をクリックします。

  8. ライセンスコードを入力します。

    ライセンスコードを入力しなかった場合、90日間だけ本ソフトウェアをご利用いただけます。

  9. インストール概要を確認します。変更を実行するには、[Back]をクリックします。[Finish]をクリックして、スキーマを拡張し、製品の使用許諾契約に同意します。